音楽、映画、エンタメ「ここだけの話」
絢香が初めて「音楽ってすごい!」と衝撃を受けた、偉大なアーティストは?

絢香が初めて「音楽ってすごい!」と衝撃を受けた、偉大なアーティストは?

絢香が亀田誠治とJ-WAVEで対談。絢香が人生に寄り添ってきた音楽を語った。

絢香が登場したのは、10月19日(日)放送のJ-WAVE『DEFENDER BLAZE A TRAIL』(ナビゲーター:亀田誠治)。毎回、音楽を愛するゲストを迎え、その人生に寄り添ってきた音楽の話を伺うプログラムだ。

音楽人生、始まりの1曲

絢香は、2006年に『I believe』で衝撃的なデビューを飾り、その後、『三日月』『にじいろ』『みんな空の下』など、圧倒的な歌唱力と表現力で心に届く曲を歌い続けている。

番組では、ゲストの人生に寄り添ってきた音楽を聴きながら、そこにどのようなエピソードがあるのか、話を訊いていく。まず、絢香は1曲目にマイケル・ジャクソンの『Black Or White』をセレクトした。

Michael Jackson - Black Or White (Official Video - Shortened Version)

絢香:この曲は、小学3、4年生のときに出会ったんですけど、初めて「音楽ってすごい!」って衝撃を受けた、音楽人生の始まりですね。母が洋楽が大好きで、なかでもマイケル・ジャクソンが大好きだったから、家にライブ映像があったんですよ。それで夏休みに母に「ひま〜」とか言ってたら「これ観てみたら?」って渡されて、観たらとりこになっちゃって。夏休みに毎日観て。

亀田:それはこの曲の映像だけ?

絢香:たぶん、アルバム『Dangerous』ツアーだったと思います。すべてに輝いていた時期ですよね。

「私のルーツは本当にマイケル・ジャクソン」と絢香は話す。

絢香:もちろん、音楽を表現するスタイルは結果的に違うんだけど、ピュアに音楽を愛しているところだったり、いろんなテーマやメッセージを発信するところだったり、ビートに対しての歌ののせ方だったり。いろんなところで影響を受けていると思います。

亀田:きっかけがマイケルだったんですね。

絢香:当時、その年の誕生日プレゼントは彼のミュージックビデオ集でした。そのライブ映像もずっと観てましたね。

「どんぴしゃで好きな声」

  絢香は2曲目にテディ・スウィムズの『Lose Control』を紹介した。

Teddy Swims - Lose Control (Live)

亀田:これは最近の曲ですよね。

絢香:これは、この2年でいちばん聴いた曲かもしれないくらい、久々に衝撃を受けた声でした。リリース当時、2023年に聴いてそこから大好きですね。

亀田:全米ナンバー1になっていて、テディかテイラー・スウィフトかって、そんな瞬間が2年くらい前にありましたよね。

絢香:やっぱり彼は低音がゴリっと効いたうえに、ハスキーでちょっと割れる成分もありながら、粗いんだけど繊細な切なさとかそういうものが感じられる声でかっこいいなって。

亀田:自分でも目指したくなったりするんですか?

絢香:もちろん旋律は違うし、アプローチも違うけど、たぶん自分が惹かれる声ってどちらかというと低音がしっかり効いてたりする声なんです。彼の声は、どんぴしゃで好きな声ですね。

ステージでも楽屋も周波数が同じで…

続いて、「不可能かもしれないと思ったことに挑み、それを乗り越えたときに背中を押してくれた1曲」として、絢香はジェイソン・ムラーズの『I Won't Give Up』をセレクトした。

Jason Mraz - I Won't Give Up (Official Video) [4K]

絢香:私、ジェイソン・ムラーズは大好き。どんなアルバムでも聴くアーティストってそんなにいないけど、彼の作品は必ず聴きますね。大好きな1曲です。

亀田:いつごろ出会ったんですか?

絢香:リリース当時、2012年から聴いてますね。なんていい曲なんだろうって。すごくシンプルなんだけどメロディーと歌詞と、ずっとこの世界にあったんじゃないかっていうくらい自然に存在していて。

亀田:わかる。

絢香:彼の場合、特に生まれる過程がすごくオーガニックだったんじゃないかなって。1回対談させてもらったことがあって、私のことを見てるんだけど、「どこ見てるの?」っていうくらい達観しすぎていて、やっぱりだいぶ感覚が浮いてる人なんだって。すごく感動しましたね。

亀田:感覚の周波数が広いというか高いというか。

絢香:そのときにすごく思ったのが、彼の中で音楽をやることが当たり前に存在しているというか。彼のコンサートを観に行ったときの対談だったんですけど、ステージで歌ってても、その楽屋で歌ってても周波数が同じなんですよ。そこはめちゃくちゃ刺激を受けて、そうでありたいなと思いました。そういう状態でステージに出られたらすごくいいなって。それは自分も聴いている人も。

亀田:そうだね。本当の意味でつながれるというか。

絢香:そうなんですよね。この曲はちょっと元気出したいなとか、いまの流れを変えたいなっていう、ちょっと沈んでいるときにこの曲がパッと流れると浄化されるし、「これでいいんだな」と思わせてくれる楽曲ですね。

アルバム制作でインスパイアされた1曲

最後に、絢香はローレンスの『23』を紹介した。

Lawrence - 23 (acoustic-ish)

絢香:これも最近のアーティストで、ここ数年好きなんですけど、本当に音楽は全力で楽しむものなんだってあらためて感じさせてくれたアーティストであり、9月にリリースしたアルバム『Wonder!』でもインスパイアを受けたアーティストですね。

亀田:どんなところにインスパイアを受けたんですか?

絢香:ローレンスは兄妹が中心になっているグループなんですけど、観ると本当に全力で音楽を楽しんでるんですよ。特にステージでは。

亀田:ミュージックビデオもいろんなバージョンがあってヤバいですよね。

絢香:セッションとかめちゃくちゃかっこいいんです。あの空気感が自分が思う音楽だから、その空気感を意識しながら、目指しながら作品を作りたいって思うほど、すごくインスパイアを受けましたね。それこそルールがなくていいというか、歌声はもちろん楽曲もおもしろいし、好きですね。

デビュー20周年、これからも成長を止めずに

「人生に寄り添ってきた音楽」を紹介してきた絢香は、9月に約2年ぶり通算8枚目となるオリジナルアルバム『Wonder!』をリリースした。番組では収録曲の『花束じゃなくキミといたい』をオンエアした。

花束じゃなくキミといたい

絢香:私、来年でデビュー20周年なんです。20年でいろんな愛のかたちの曲を歌ってきたんだけど、この曲は自分の中でもその集大成のような曲に感じていて。自分の身近なことで言うと、親友に赤ちゃんが生まれて、みんな命の誕生を楽しみに待っている空気を隣で見ていて、「こうやって愛で始まっていくんだな」っていうのを感じたと同時に、自分のおばあちゃんは94歳で、本人も自分が終わりに向かっているんだってわかってるんです。そんなおばあちゃんにみんなが会いに行く。いままで愛をたくさんもらったから。それを見ていると、愛で終わりを迎えていく人がいるんだって思うと、「すごく素敵なことだな」「そうでありたいな」って思って。そんな愛をシンプルにそぎ落として歌っています。

そして、デビュー20周年の話題に。

亀田:20年はあっという間?

絢香:すごく濃い20年だったんで。

亀田:濃かろうな(笑)。

絢香:濃い(笑)。だからあっという間でした、とは言い切れない感じもあって。本当にいろんなことがあったけど、やっぱり自分が音楽とか歌うことが大好きだから、20年もやれてることに本当に感謝。やっぱり聴いてくれている人がいて成り立つわけだから、本当にありがたいなと思います。20年もやれるなんて。これからも成長を止めずに頑張っていきたいなと思います。

ライブ情報

絢香は現在、全国25カ所を巡る全国ツアー「絢香 Wonder! Tour 2025」を開催中。

タイトル:絢香 Wonder! Tour 2025
開催日・会場:11/15(土) 東京国際フォーラム ホールA
開催時間:開場/開演 16:00/17:00
チケット:https://lit.link/sogoticket
HP:https://room-ayaka.jp/news/detail.php?id=1124128

ツアーの詳細やそのほかの最新情報は公式サイトまで。

『DEFENDER BLAZE A TRAIL』では、音楽を愛するゲストを迎え、人生に寄り添ってきた音楽、困難を乗り越えるときに出会った音楽について語り合う。オンエアは毎週日曜21時から。

この記事の続きを読むには、
以下から登録/ログインをしてください。

  • 新規登録簡単30
  • J-meアカウントでログイン
  • メールアドレスでログイン
radikoで聴く
2025年10月26日28時59分まで

PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

番組情報
DEFENDER BLAZE A TRAIL
毎週日曜
21:00-21:54