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川崎鷹也「栃木を出て東京で音楽をやるぞ!」 背中を押したのは…人生に寄り添う楽曲を、亀田誠治が聞く

川崎鷹也「栃木を出て東京で音楽をやるぞ!」 背中を押したのは…人生に寄り添う楽曲を、亀田誠治が聞く

シンガーソングライターの川崎鷹也が亀田誠治とJ-WAVEで対談。川崎が自身の人生に寄り添ってきた音楽を語った。

川崎が登場したのは、1月18日(日)放送のJ-WAVE『DEFENDER BLAZE A TRAIL』(ナビゲーター:亀田誠治)。毎回、音楽を愛するゲストを迎え、その人生に寄り添ってきた音楽の話を伺うプログラムだ。

「東京で音楽をやるぞ!」と決めたきっかけの曲

川崎は1995年生まれ。一度聴いたら忘れられないハスキーな歌声と美しいビブラート、癖になるメロディーラインが魅力のシンガーソングライター。2020年8月、SNSで『魔法の絨毯』が人気となり、同曲のストリーミング累計は現在4億回再生を突破中だ。

番組では、ゲストの人生に寄り添ってきた音楽を聴きながら、そこにどのようなエピソードがあるのか、話を訊いていく。まず、川崎は1曲目に高橋 優の『少年であれ』をセレクトした。

高橋 優『少年であれ』

川崎:この曲は高校生のとき、栃木県に住んでたんですけど、そこで将来どういう人生を歩みたいかのかわからなくなって。「夢は何なのか」とか「何になりたいのか」悩んでいたときに、ふと自分の部屋で優くんの『少年であれ』を聴いて、「やりたいことをやりたいようにやらなきゃいけないな」って稲妻が走りました。それで「栃木を出て東京で音楽をやるぞ!」って決めたきっかけの曲ですね。この曲を聴いてはじめにやったことが、お母さんに「音楽をやりたい」って言うっていう(笑)。

亀田:そうしたら、お母さんはどうでした?

川崎:当時、僕は「音楽が好き」とか「歌を歌うことが好き」ってことを家族に言ったことがなくて。ギターとか弾いてたんですけど、それもお父さんから教わった『Stand By Me』しか弾けなかったので。お母さんに「音楽をやりたい」って言ったら「えっ、鷹也の口から音楽って聞いたことがない」って。そんな男が「東京に行きたい」とか言ってるから、「もうちょい詳しく言って」みたいに戸惑ってましたね。

音楽に求めている夢は50年後も歌い続けること

川崎は2曲目に槇原敬之の『僕が一番欲しかったもの』を紹介した。

Boku Ga Ichiban Hoshikatta Mono

川崎:この曲も前からずっと聴いている曲です。この世界にいると「売れなきゃ」とか「SNSでバズらなきゃ」とか(思ってしまう瞬間がある)。それも大切ではあると思うんです。なんですけど、音楽をやる根本的な理由とか本来やるべきことはそこではない気がしていて。僕が音楽に求めている夢は30年後、40年後、50年後も歌い続けることだと思っているので、そうなったときにもちろん売れることは大事です。間違いなく。

亀田:たくさんの方に聴いてもらえるもんね。

川崎:売れた曲やみんなが知っている曲は大切ですけど、そのなかでも突き詰めていくと自分が歌いたい曲、歌いたいメロディー、伝えたいメッセージをしっかりと踏襲させた楽曲じゃないと、30年後に「この曲を歌うんだったら自分がやりたい曲をやろう」って思っちゃう気がしていて。そういった意味でも槇原敬之さんの『僕が一番欲しかったもの』って、本当に大切なもの、自分がほしかったものって何なのかって試行錯誤しながら考え続けていく楽曲だなと思っているので。こういう曲を忘れちゃいけないなと思うし、いまはまだ『僕が一番欲しかったもの』が伝えたいような人間にはなれてはいないかもしれないけど、いつかなりたいなって。自分の人生においての全体的なテーマというか、そういった意味が僕のなかにはこの曲にはあるので選曲しました。

ステージ前ってめっちゃ緊張する

続いて、川崎が「不可能かもしれない」と思ったことに挑み、そしてそれを乗り越えて実現したとき、そんな瞬間に背中を押してくれた1曲を訊くと、SUPER BEAVERの『切望』と答えた。

SUPER BEAVER「切望」MV

川崎:不可能かもしれない、それをどう実現するか、乗り越えていくかって自分に置き換えて考えたときに、僕はライブだなって思ったんですね。今後やっていく活動としていちばん大事にすべきものって、僕はライブだと思っていて。もちろん、音源でいろんな方が聴いてくださってると思うんですが、とはいえ現場で生の音楽を、目と目を合わせて何を届けられるかっていうのがプロのやるべきことだと僕は思っているんです。なんですが、ステージ前ってめっちゃ緊張するんですよ。

亀田:1回の不可能を乗り越えるというより、毎回やってくるライブ前の緊張感というか。

川崎:そうです。僕、ダメで(笑)。ステージがいちばん大事にすべきことだと思ってはいるけど、吐きそうになるくらい緊張するんです。スタッフに見せないようにトイレとかでひとりで「もう嫌だ!」「出たくない!」みたいになるくらい緊張で震えて。なんですけど、SUPER BEAVERさんの『切望』って、「歓ぶ顔がみたい」って強く言うんです。だから「そうだよな」って。「先輩! そうですよね」「いまから5分後にはみんなの歓ぶ顔が見れるんですよね」っていうのを思って、自分を鼓舞させて「乗り越えなきゃ、この緊張と不安を」って。それでこの曲をイヤホンで、爆音で聴いています。

こういう曲をきっと歌いたい、作りたい

川崎が最後に紹介したのは、山下達郎の『蒼氓』だった。

山下達郎 「蒼氓(そうぼう)」・「踊ろよ、フィッシュ」Music Video

川崎:音楽をやっていくうえで、「どういう音楽を僕はやりたいのか」「どういうことを言いたいのか」「どういうことを伝えたいのか」って悩むことがたくさんあって。いろんな音楽がこの世の中にはたくさんあって、「いま、バズってる曲」とか「みんなが聴いてる曲」とか、簡単に聴ける世の中になったと思うんです。そういうのをたくさん聴くと、「こういう曲も書きたいな」とか「こうしたらいいかも」とか吸収する部分はたくさんあるんですけど、根本的に大事にすべき「こういうことを歌いたい」っていうのは忘れてはいけないなって思うんです。

亀田:うんうん。

川崎:達郎さんの『蒼氓』って、人生そのものを歌っていたりとか、人々の日々を歌っていたりとか。すごく広くて大きいことで、歌詞もちょっと難しかったりもするんですが、たくさん聴き込んでいろいろ調べたりとか、達郎さんのインタビューを探してみたりとかしたんです。そのうえで、楽曲のアレンジのシンプルさだったりとか、普遍的なところであったりとか、そういう部分に対して「あ、僕はこういう曲がやりたいんだな」と思ったんですよね。なので、30年後、40年後まで歌い続けたいってビジョンはあれど、「じゃあ、どういう曲を歌うんだろう」って想像したとき、「こういう曲を歌っていたい、作っていたい」って思っているのでこの曲を選びました。

「頑張れ」という言葉がすごくプレッシャーだった

「人生に寄り添ってきた音楽」を紹介してきた川崎。番組では、川崎の『またね、ヒーロー』をオンエアした。

川崎鷹也-またね、ヒーロー【OFFICIAL MUSIC VIDEO】

川崎:僕は栃木の田舎から東京に出てきて。その当時、地元の友だちから「東京に行っても頑張ってこい」「スーパースターになってこい」とか、みんな寄せ書きとかしてくれるわけですよ。ただ当時の僕は、彼らの言う「頑張れ」っていう言葉がすごくプレッシャーに感じて、嫌な言葉だったんです。でも、東京に出てきて10年以上経ってみて、あのときの彼らの「頑張れ」って言葉がようやく理解できたというか。そのなかで、いまそういうふうに「頑張れ」って言葉が好きになれない人ってたくさんいると思うんです。なので、いまは受け止められない人もたくさんいるかもしれないですけど、いつの日かラジオでたまたま聴いた「頑張れ」っていうひと言が力になるときが来るかもしれないっていう想いで、今回はこの曲を選びました。

川崎は、ライブ「まだ夢の中 -大阪城ホール&日本武道館-」を、5月8日(金)に大阪・大阪城ホール、5月29日(金)に東京・日本武道館で開催する。

また、3月7日(土)、8日(日)に東京・両国国技館で開催するギター弾き語りフェス「J-WAVE TOKYO GUITAR JAMBOREE 2026 supported by 奥村組」に出演する(川崎の出演は3月8日)。

川崎:2025年にも出させていただきまして。

亀田:癖になるでしょ?

川崎:最高。僕、このイベント大好きで。両国国技館に初めて行かせてもらったんですけど、360度を見渡せるセンターの土俵ステージがあって、音もすごく気持ちよくて。どんな音になるんだろうって正直、不安な部分がたくさんあったんですけど、終始楽しくて。2025年に関してはスターダスト☆レビューの根本 要さんも出られていて。それこそ要さんとはカラオケ仲間で普段から仲良くさせていただいているんです。(イベントでは)僕のあとが要さんだったので、「これ、どうやって要さんにつなげばいいんだろう」ってすごく不安で悩むこともたくさんあったんですけど、「どんなステージをやっても、要さんは要さんの空気にするから好きなようにやろう」って要さんにつないで。要さんもめちゃめちゃ盛り上げて。「最高だな」って思って楽屋に帰ったら、要さんが「鷹也が盛り上げてくれたからやりやすかったわ」って言ってくださり。「最高なイベント!」「また出たい!」って思ってたら、2026年もオファーをいただきました。名だたる弾き語りの名人たちがやられるのですごく楽しみです。

川崎鷹也の最新情報は公式サイトまで。

『DEFENDER BLAZE A TRAIL』では、音楽を愛するゲストを迎え、人生に寄り添ってきた音楽、困難を乗り越えるときに出会った音楽について語り合う。オンエアは毎週日曜21時から。

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