米津玄師、Mrs. GREEN APPLEも！ RADWIMPSトリビュート曲が続々ランクイン【最新チャート】

最新音楽チャートを紹介するラジオ番組『SAISON CARD TOKIO HOT 100』（毎週日曜 13:00-16:54）を、J-WAVEでオンエア中。このチャートは、J-WAVE全番組のオンエア回数、Billboard JAPAN協力の各音楽ストリーミングサービス、ダウンロード、動画再生回数、CDセールス、SNSのデータのポイントから算出している。番組では世界の音楽シーンからJ-WAVEが厳選した100曲をカウントダウン。ここでは11月30日（日）付のチャートを紹介！

10位：BE:FIRST『I Want You Back』

先週の首位が9ポイントダウンで10位に。BE:FIRSTが歌うThe Jackson 5の名曲のカバーで、The Jackson 5やMichael Jacksonへのリスペクトが垣間見える1曲だが、Michaelといえば伝記映画『Michael／マイケル』が2026年6月に日本公開されることが決定。音楽キャリアのスタートから世界一のエンターテイナーへと駆け上がる、彼の人生の舞台裏を描いた作品だ。Michael役を演じるのは、Michaelの実の甥っ子であるJaafar Jackson。公開された予告ムービーは公開から24時間で1億1620万回再生され、音楽伝記映画の予告編として史上最多の記録を達成した。

9位：HUNTR/X · EJAE · AUDREY NUNA · REI AMI · KPop Demon Hunters Cast『Golden』

先週の2位から7ポイントダウンで9位に。11月27日はアメリカの感謝祭「Thanksgiving Day」。ニューヨークでは今年で99回目の開催となる「Macy's Thanksgiving Day Parade」が開催された。毎年、人気キャラクターを象った巨大バルーンと趣向を凝らしたパレードカーがニューヨークの街をパレードするのが感謝祭の風物詩だが、今年は『KPOP Demon Hunters』のパレードカーが登場。さらに、HUNTR/Xの3人が特設ステージで『Golden』を歌い、その模様が全米にテレビ中継された。

8位：米津玄師『トレモロ』

RADWIMPSのメジャーデビュー20周年を記念したトリビュートアルバム『Dear Jubilee -RADWIMPS TRIBUTE-』から、この日は8曲目のランクイン。藤井 風が最新アルバム『Prema』で樹立した、同じアルバムからの同時チャートイン楽曲数の記録に並んで歴代1位タイとなった。RADWIMPSと同じく日本の音楽シーンの最前線で活躍する米津だが、彼がRADWIMPSと出会ったのは高校生のころ。今回のトリビュートにあたり、米津は「当時、人生で初めて組んだバンドでラッドの『セツナレンサ』をコピーしてライブで演奏したのですが、緊張しすぎてBPMが50ぐらい上がってしまい、肉体の限界に挑戦するような演奏になってしまったのをよく覚えています」とコメントしている。

7位：Mrs. GREEN APPLE『狭心症』

続いて『Dear Jubilee -RADWIMPS TRIBUTE-』から9曲目のエントリーで、同じアルバムからの同時チャートイン楽曲数の記録で歴代1位に。メンバー全員がRADWIMPSの大ファンだというMrs. GREEN APPLE。トリビュートのオファーをもらった際には、好きすぎるあまり「参加しないのも愛情の返し方かも」と悩んだのだとか。しかし、せっかくカバーができるならばと「『狭心症』がやりたい」と逆オファー。実際にRADWIMPSがライブで取り入れているライブアレンジを織り交ぜるなど、リスペクトたっぷりの作品に仕上がっている。

6位：Circa Waves『Cherry Bomb』

先週11位で、今週は6位にポイントアップ。番組では、リスナーがアーティストや曲に関するクイズに答える「逆電バスター」を実施。2013年にイギリス・リバプールで結成されたCirca Wavesは、2014年に「SUMMER SONIC」で早くも初来日を果たしている。クイズは、インタビューで「日本のアーティストに興味はありますか？」と問いかけた際のギター・Joe Falconerの回答を当てるもので、答えは「Cornelius」。音楽情報メディア『Spincoaster』でのインタビューで答えたもので、ほかにも「（日本人によるバンドの）Bo Ningenはイギリスで熱いよ」とコメントしたという。

5位：Sudan Archives『MY TYPE』

先週3位から2ポイントダウンで5位に。アメリカ・オハイオ州出身のバイオリニストでシンガーソングライターのSudan Archives。小学校4年生のころに聴いたバイオリンの音に魅せられ、そこから彼女の音楽のキャリアがスタートした。そんなSudanは実際に演奏するだけではなく、バイオリンのように弓でこすって音を出す「擦弦楽器（さつげんがっき）」のコレクターでもある。SNSで自分が持っている世界各地のさまざまな擦弦楽器を紹介していて、そのなかには日本の胡弓（こきゅう）という楽器も含まれている。「FUJI ROCK FESTIVAL '23」で来日した際には、職人に自分専用の胡弓を作ってもらい、大のお気に入りだという。

4位：星野 源『いきどまり』

エントリー2週目、先週から19ポイントアップで4位に。先日、発表された年末恒例『紅白歌合戦』の出場アーティストのなかに、2015年の初登場以来10年連続で出場していた星野の名前はなし。これまで毎年、大みそかのステージを務めてきた彼だが、今年はひさしぶりにゆっくり年を越すことになりそうだ。

3位：Joshua Idehen『It Always Was』

先週8位から5ポイントアップでトップ3に。『It Always Was』は2026年3月リリース予定のデビューアルバム『I know you’re hurting, everyone is hurting, everyone is trying, you have got to try.』収録曲だ。ロンドン生まれのナイジェリア育ち、現在はスウェーデンを拠点に活動するスポークンワード・アーティストのJoshua Idehen。『It Always Was』で『TOKIO HOT 100』に初チャートインを果たし、順位を3位にまで上げてきた。この快挙をJoshua宛てにSNSで伝えてみると、「私自身が東京に行くよりも早く、私の言葉が先に届くなんてすごく不思議な気持ちだ。とても感謝しているよ」とコメントを寄せた。

2位：Thundercat『Upside Down（Candy Crush）』

先週5位からさらに3ポイントアップでトップ目前の2位に。原曲はDiana Rossの1980年の大ヒット曲。ChicのメンバーだったNile RodgersとBernard Edwardsの作詞・作曲・プロデュースで、当時、全米チャート4週連続ナンバーワンに輝いた。Dianaといえば当時、Michael Jacksonも非常に憧れていたモータウンの女王。1981年にロサンゼルスで行われたDianaのコンサートではMichaelが飛び入り参加し、『Upside Down』で夢の共演を果たしたというエピソードが残っている。ちなみにDianaは現在81歳で、いまもこの歌を歌い続けているという。

1位：Balming Tiger & Yaeji『wo ai ni』

エントリー5週目、先週4位から3ポイントアップで首位に。2025年3月に『Wash Away』で獲得して以来、2曲目のナンバーワンとなった。Balming Tigerは11月に大阪と東京で初の単独来日公演を開催。来日しているタイミングで1位ゲットを知らせたところ、音声で「『wo ai ni』は愛を伝えたい気持ちで作った曲なのに、むしろ私たちが愛をたくさんもらった気がして、本当に感謝しています」「いつもBalming Tigerを応援してくださって、本当にありがとうございます。もっといい音楽を届けられるようにがんばりますので、これからもよろしくお願いします」とコメントを寄せた。

■今週のTOP10
1位：Balming Tiger & Yaeji『wo ai ni』
2位：Thundercat『Upside Down（Candy Crush）』
3位：Joshua Idehen『It Always Was』
4位：星野 源『いきどまり』
5位：Sudan Archives『MY TYPE』
6位：Circa Waves『Cherry Bomb』
7位：Mrs. GREEN APPLE『狭心症』
8位：米津玄師『トレモロ』
9位：HUNTR/X · EJAE · AUDREY NUNA · REI AMI · KPop Demon Hunters Cast『Golden』
10位：BE:FIRST『I Want You Back』

『SAISON CARD TOKIO HOT 100』ではさまざまなデータをもとに、世界の音楽シーンからJ-WAVEが厳選した100曲をカウントダウン。放送は毎週日曜の13時から。