
ティモンディ・前田裕太と、かが屋・加賀 翔が「ギャップっていいの? 悪いの?」をテーマに語り合った。
この内容をお届けしたのは、6月9日(月)放送のJ-WAVE『GURU GURU!』(月曜ナビゲーター:かが屋・加賀 翔)。世間の常識や多数派の声、あたりまえの事実をあえて逆の視点と発想で考えていく“逆転ラジオ”。リスナーからさまざまな意見を募り、発想と柔軟性を育てる教養バラエティプログラムだ。
加賀:僕は、「足が速そう」「運動神経よさそう」って言ってもらえることがあるけど、すごく運動神経が悪いっていうギャップがあります。長距離も速そうだと思われていたんですけど、小学校のときのマラソン大会で、僕は最下位とデッドヒートって感じだったんですけど、ゴール直前で学年でいちばん太ってて足も痛がってる子に抜かれて最下位になったことがあるんですよ。でも、みんな、抜かれた僕のことなんて覚えてなくて、抜いた太っちょに大歓声。あれがあいつの走馬灯でもあり、僕の走馬灯でもありますね(笑)。
前田と加賀のもとに、リスナーから「ギャップ」についてのメッセージが多く寄せられ、それを紹介していった。
僕はギャップがあることはすごくいいと思います。そのきっかけを作ってくれたのは、『GURU GURU!』のコーナー「GRUUVE BUNCH」月曜担当の羊文学さんでした。最初は「クールで魅力的なバンドだな」って思っていたのですが、インタビューやライブMCでは、いい意味でふにゃっとしたラフな感じを出していて。そのキュートなギャップに魅了され、さらに釘付けになりました。なので、ギャップは人やものをもっと魅力的に輝かせる最高のスパイスだと思います。
前田:羊文学にギャップを感じるのはわかる。
加賀:ライブはギターをめちゃくちゃ歪ませて弾くとか、めちゃくちゃかっこいいからね。
前田:俺が思うのは、いいものを見ていて、別のいい面を見たら「たしかにいいな」と思うし、ヤンキーがいいことをすると必要以上にプラスになっちゃうのもわかる。
加賀:俺たち真面目が頑張ってても真面目なだけだから、もっと真面目を褒めろよって(笑)。
前田:ギャップじゃなくても褒めてほしい。こっちとしては一生懸命、仕事して頑張ってるだけでも(笑)。
リスナー:私は派手な髪をしていて、金髪か、たまに南国の鳥みたいな髪色にすることもあります。実年齢より若く見られることが多く、会社ではいつもふらふらしていて落ち着きがありません。でも実は……会社の社長です。
加賀:ええ!
リスナー:かれこれ10年くらい社長をしています。起業して。
加賀:いま、完全に小説みたいなトリックをくらった(笑)。
前田:伊坂幸太郎かよ(笑)。社長だから自由にできるってところもあるのか。
リスナー:そういう面もあります。
前田:社員が髪の色を派手にしても何も言わないんですか?
リスナー:言わないです。みんなも好きにしていいよって感じで。
続いてふたりは、老舗のひとり娘だというリスナーと電話をつないだ。
リスナー:私は江戸時代から続く商売屋のひとり娘です。学生時代はオール5の生徒会長で、いまは田舎の一軒家に暮らし、休日はパン作りを楽しむ一児の母です。でも実は……パンクロックとタバコが大好きです。
前田:いつから好きなんですか?
リスナー:パンクロックは中学生のときにハマってそこからで、タバコは年齢制限を超えてからです。
加賀:何がいいって、パンクロックとタバコがギャップだと思ってることですね(笑)。
前田:かわいい(笑)。どんなバンドが好きなんですか?
リスナー:NOFXとかRancidとかです。
前田:親に「いいのかそんなもん」とか言われないですか?
リスナー:あんまり言ってないです。タバコを吸ってることも言ってないです。
加賀:お子さんとかにもタバコは内緒なんですか?
リスナー:そうですね。子どもが寝てからのお楽しみです(笑)。
加賀:ええー! お子さんの前では吸ってないんだ。
前田:そのうち「ママ、これ何の匂い?」ってなるかも。
続いては、吹奏楽部への所属経験を持つリスナーと電話をつないだ。
リスナー:僕は小中高と9年間、吹奏楽部でチューバを演奏。県大会クラスまでは行けていた私ですが……実は楽譜がまったく読めません。
前田:どうやって演奏するんですか?
リスナー:ひとりで吹くことはなくて、隣に吹ける人がいるんですよ。それを耳コピしながら勘で。
加賀:チューバって耳コピできるんですか。
リスナー:9年間、誰か隣にいてくれたので演奏できました。
加賀:なるほど。これ絶妙なギャップですね。県大会クラスはみんなの力があってってことがよぎってしまう。
リスナー:痛いところ突きますね(笑)。
前田:吹いてるフリはしてないですよね。
リスナー:それをしていたらバレるので。
加賀:小中高の9年間、タバコを吸ってたとかではないですよね?
前田:それはギャップじゃないだろ(笑)。
私の義兄はギャップのある人です。義兄は身長が2メートル近くもあり、見た目もイカツく強面。性格もぶっきらぼうでかなり戸惑いました。そんな義兄と夫の実家で過ごしたある日、夕食を終えると「デザート入ってるから」と言われました。冷蔵庫を開けてみると、義兄の手作りのいちごプリンが入っていました。あまりのギャップに思わず笑ってしまいましたが、ぶっきらぼうだったのもかなりの人見知りだっただけ。人は見た目で判断するものじゃないなって感じました。
前田:わかる。よくない印象を最初に持ちやすい人っているよね。第一印象で損してるというか。
加賀:俺が知ってる2メートル近くある人は、ザ・ギースの尾関(高文)さん。背が高くて穏やかで声が低い人って、なんとなく優しいイメージがあったけど、尾関さんがクズ芸人だって知ったときはびっくりした(笑)。
前田:デカくてそんな人いるんだって。
加賀:勝手な偏見ではあるんですけど。
前田:大きいイコールゆっくり動いて穏やか、みたいなイメージを勝手にするってよくないんだろうな。
続いてふたりは、ギャップが結婚へとつながったリスナーからのメッセージを紹介した。
僕は、気が強くて仕事をバリバリしてそうな女性が、ふと見せるドジな一面のギャップにやられて結婚しました。
前田:その刺激で人を好きになって結婚みたいに進んじゃうとキツくない? そこから長いこと一緒にいるから。
加賀:だいぶ話を端折ってるとは思うけどね(笑)。俺はなんだろうな、好きな人のギャップって……ベタにツンデレとか好きだからな。無愛想な人の優しさとか弱いけど……俺、姿勢が悪いとかかも。
前田:なるほど。言動とかより姿勢で人は見れるからね。
加賀:人の目を気にしてない人とかが好きかもしれない。
前田:俺は、目が死んでる人が好きかも(笑)。自分もそうかもしれないから安心するかもって。
加賀:それ、ギャップでもなんでもない(笑)。
続いてのリスナーからのメッセージに、加賀は「僕もそうかも」と共感する。
ギャップは大好物です。たとえば、か弱そうな人がすり傷くらいのケガをしたとき、消毒をすると痛そうに見えてかわいそうだと思いますが、同じ状況で強そうな人に消毒をするときに、痛そうに見えるとウキウキして、もっと消毒をしてあげたくなります。
加賀:これ、めっちゃエッチだね。僕、基本そういう感覚が入ってるかもしれない。
前田:フェティシズムみたいな。本人も深刻じゃない範囲で意地悪してる感じっていうのかな。僕はわりと体が強めだと言われがちで。痛そうにしたくないけど、痛いときは「ウッ!」ってなるのよ。その姿を見て、うれしそうにされるとぶち飛ばしたくなる(笑)。でも、それをうれしく感じる人もいるんだな。
加賀:たくさんのメッセージをいただきましたけど、ギャップは関係値ができている状態だとすごくいいですよね。
前田:そうね。最初に感じたギャップを持ち続けても偏見ではあるからね。
加賀:前田なんてギャップだらけじゃないの? だから、過剰に愛されたりしそう。異常な愛情を一身に受けて。
前田:僕も、この人なら異常に愛情を注いでもいいみたいになるのかな。
加賀:ラブラブなYouTubeとか始めるかも(笑)。それこそギャップだね。
前田:そうだな(笑)。
J-WAVE『GURU GURU!』は、毎週月曜〜木曜の22時からオンエア
この内容をお届けしたのは、6月9日(月)放送のJ-WAVE『GURU GURU!』(月曜ナビゲーター:かが屋・加賀 翔)。世間の常識や多数派の声、あたりまえの事実をあえて逆の視点と発想で考えていく“逆転ラジオ”。リスナーからさまざまな意見を募り、発想と柔軟性を育てる教養バラエティプログラムだ。
ギャップは人を魅力的にする最高のスパイス
今回のテーマは「ギャップっていいの? 悪いの?」。あれ、この人ってこんな一面があるんだ。人生誰しも一度はそう感じたことがないだろうか。人のギャップっていいのか悪いのかを、『GURU GURU!』水曜ナビゲーターの前田裕太を迎え、加賀と一緒に考えていく。加賀:僕は、「足が速そう」「運動神経よさそう」って言ってもらえることがあるけど、すごく運動神経が悪いっていうギャップがあります。長距離も速そうだと思われていたんですけど、小学校のときのマラソン大会で、僕は最下位とデッドヒートって感じだったんですけど、ゴール直前で学年でいちばん太ってて足も痛がってる子に抜かれて最下位になったことがあるんですよ。でも、みんな、抜かれた僕のことなんて覚えてなくて、抜いた太っちょに大歓声。あれがあいつの走馬灯でもあり、僕の走馬灯でもありますね(笑)。
前田と加賀のもとに、リスナーから「ギャップ」についてのメッセージが多く寄せられ、それを紹介していった。
僕はギャップがあることはすごくいいと思います。そのきっかけを作ってくれたのは、『GURU GURU!』のコーナー「GRUUVE BUNCH」月曜担当の羊文学さんでした。最初は「クールで魅力的なバンドだな」って思っていたのですが、インタビューやライブMCでは、いい意味でふにゃっとしたラフな感じを出していて。そのキュートなギャップに魅了され、さらに釘付けになりました。なので、ギャップは人やものをもっと魅力的に輝かせる最高のスパイスだと思います。
前田:羊文学にギャップを感じるのはわかる。
加賀:ライブはギターをめちゃくちゃ歪ませて弾くとか、めちゃくちゃかっこいいからね。
前田:俺が思うのは、いいものを見ていて、別のいい面を見たら「たしかにいいな」と思うし、ヤンキーがいいことをすると必要以上にプラスになっちゃうのもわかる。
加賀:俺たち真面目が頑張ってても真面目なだけだから、もっと真面目を褒めろよって(笑)。
前田:ギャップじゃなくても褒めてほしい。こっちとしては一生懸命、仕事して頑張ってるだけでも(笑)。
9年間チューバを演奏、でも実は…
番組では、リスナーと電話をつないで、リスナーの意外すぎるギャップを訊く場面もあった。リスナー:私は派手な髪をしていて、金髪か、たまに南国の鳥みたいな髪色にすることもあります。実年齢より若く見られることが多く、会社ではいつもふらふらしていて落ち着きがありません。でも実は……会社の社長です。
加賀:ええ!
リスナー:かれこれ10年くらい社長をしています。起業して。
加賀:いま、完全に小説みたいなトリックをくらった(笑)。
前田:伊坂幸太郎かよ(笑)。社長だから自由にできるってところもあるのか。
リスナー:そういう面もあります。
前田:社員が髪の色を派手にしても何も言わないんですか?
リスナー:言わないです。みんなも好きにしていいよって感じで。
続いてふたりは、老舗のひとり娘だというリスナーと電話をつないだ。
リスナー:私は江戸時代から続く商売屋のひとり娘です。学生時代はオール5の生徒会長で、いまは田舎の一軒家に暮らし、休日はパン作りを楽しむ一児の母です。でも実は……パンクロックとタバコが大好きです。
前田:いつから好きなんですか?
リスナー:パンクロックは中学生のときにハマってそこからで、タバコは年齢制限を超えてからです。
加賀:何がいいって、パンクロックとタバコがギャップだと思ってることですね(笑)。
前田:かわいい(笑)。どんなバンドが好きなんですか?
リスナー:NOFXとかRancidとかです。
前田:親に「いいのかそんなもん」とか言われないですか?
リスナー:あんまり言ってないです。タバコを吸ってることも言ってないです。
加賀:お子さんとかにもタバコは内緒なんですか?
リスナー:そうですね。子どもが寝てからのお楽しみです(笑)。
加賀:ええー! お子さんの前では吸ってないんだ。
前田:そのうち「ママ、これ何の匂い?」ってなるかも。
続いては、吹奏楽部への所属経験を持つリスナーと電話をつないだ。
リスナー:僕は小中高と9年間、吹奏楽部でチューバを演奏。県大会クラスまでは行けていた私ですが……実は楽譜がまったく読めません。
前田:どうやって演奏するんですか?
リスナー:ひとりで吹くことはなくて、隣に吹ける人がいるんですよ。それを耳コピしながら勘で。
加賀:チューバって耳コピできるんですか。
リスナー:9年間、誰か隣にいてくれたので演奏できました。
加賀:なるほど。これ絶妙なギャップですね。県大会クラスはみんなの力があってってことがよぎってしまう。
リスナー:痛いところ突きますね(笑)。
前田:吹いてるフリはしてないですよね。
リスナー:それをしていたらバレるので。
加賀:小中高の9年間、タバコを吸ってたとかではないですよね?
前田:それはギャップじゃないだろ(笑)。
強そうな人が痛そうにするとウキウキする
番組後半にも、リスナーから届いた「ギャップ」にまつわるメッセージを紹介した。私の義兄はギャップのある人です。義兄は身長が2メートル近くもあり、見た目もイカツく強面。性格もぶっきらぼうでかなり戸惑いました。そんな義兄と夫の実家で過ごしたある日、夕食を終えると「デザート入ってるから」と言われました。冷蔵庫を開けてみると、義兄の手作りのいちごプリンが入っていました。あまりのギャップに思わず笑ってしまいましたが、ぶっきらぼうだったのもかなりの人見知りだっただけ。人は見た目で判断するものじゃないなって感じました。
前田:わかる。よくない印象を最初に持ちやすい人っているよね。第一印象で損してるというか。
加賀:俺が知ってる2メートル近くある人は、ザ・ギースの尾関(高文)さん。背が高くて穏やかで声が低い人って、なんとなく優しいイメージがあったけど、尾関さんがクズ芸人だって知ったときはびっくりした(笑)。
前田:デカくてそんな人いるんだって。
加賀:勝手な偏見ではあるんですけど。
前田:大きいイコールゆっくり動いて穏やか、みたいなイメージを勝手にするってよくないんだろうな。
続いてふたりは、ギャップが結婚へとつながったリスナーからのメッセージを紹介した。
僕は、気が強くて仕事をバリバリしてそうな女性が、ふと見せるドジな一面のギャップにやられて結婚しました。
前田:その刺激で人を好きになって結婚みたいに進んじゃうとキツくない? そこから長いこと一緒にいるから。
加賀:だいぶ話を端折ってるとは思うけどね(笑)。俺はなんだろうな、好きな人のギャップって……ベタにツンデレとか好きだからな。無愛想な人の優しさとか弱いけど……俺、姿勢が悪いとかかも。
前田:なるほど。言動とかより姿勢で人は見れるからね。
加賀:人の目を気にしてない人とかが好きかもしれない。
前田:俺は、目が死んでる人が好きかも(笑)。自分もそうかもしれないから安心するかもって。
加賀:それ、ギャップでもなんでもない(笑)。
続いてのリスナーからのメッセージに、加賀は「僕もそうかも」と共感する。
ギャップは大好物です。たとえば、か弱そうな人がすり傷くらいのケガをしたとき、消毒をすると痛そうに見えてかわいそうだと思いますが、同じ状況で強そうな人に消毒をするときに、痛そうに見えるとウキウキして、もっと消毒をしてあげたくなります。
加賀:これ、めっちゃエッチだね。僕、基本そういう感覚が入ってるかもしれない。
前田:フェティシズムみたいな。本人も深刻じゃない範囲で意地悪してる感じっていうのかな。僕はわりと体が強めだと言われがちで。痛そうにしたくないけど、痛いときは「ウッ!」ってなるのよ。その姿を見て、うれしそうにされるとぶち飛ばしたくなる(笑)。でも、それをうれしく感じる人もいるんだな。
加賀:たくさんのメッセージをいただきましたけど、ギャップは関係値ができている状態だとすごくいいですよね。
前田:そうね。最初に感じたギャップを持ち続けても偏見ではあるからね。
加賀:前田なんてギャップだらけじゃないの? だから、過剰に愛されたりしそう。異常な愛情を一身に受けて。
前田:僕も、この人なら異常に愛情を注いでもいいみたいになるのかな。
加賀:ラブラブなYouTubeとか始めるかも(笑)。それこそギャップだね。
前田:そうだな(笑)。
番組イベント開催! 加賀と前田が“シャッフルコント”に挑戦
『GURU GURU!』初の番組イベント「J-WAVE INSPIRE TOKYO 2025 supported by Expedia presents GURU GURU! POWER STAGE」を7月13(日)に東京・LINE CUBE SHIBUYAで開催する。かが屋・加賀 翔、ティモンディ・前田裕太、ダウ90000、福留光帆、エバース、鈴木ジェロニモが一堂に会して、さまざまなことにチャレンジする。詳細はイベント公式サイトまで。J-WAVE『GURU GURU!』は、毎週月曜〜木曜の22時からオンエア
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2025年6月16日28時59分まで
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番組情報
- GURU GURU!
-
月・火・水・木曜22:00-24:00
-
かが屋・加賀 翔