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亀田誠治が、音楽にかける魔法とは? “幸福感”と“緊張感”が共存する制作現場など、ミュージシャンが魅力を語る

亀田誠治が、音楽にかける魔法とは? “幸福感”と“緊張感”が共存する制作現場など、ミュージシャンが魅力を語る

今年で還暦を迎える音楽プロデューサーの亀田誠治を、J-WAVE『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:あっこゴリラ)で特集。オンエアの中から、秦 基博、JUJU、いきものがかり/HIROBAの水野良樹、東京スカパラダイスオーケストラの加藤隆志のコメントをテキストで紹介する。オンエアは、5月30日(木)。

【SONAR MUSICは番組公式LINEでも情報発信中】

再生は2024年6月6日28時頃まで

秦 基博「ピアノのイントロを聴いて本当に震えた」

6月3日(月)に還暦を迎える亀田誠治。6月8日(土)、9日(日)には実行委員長を務める「日比谷音楽祭 2024」が東京・日比谷公園で開催される。

今回はこれまで、さまざまなアーティストのプロデュースを手掛け、数多くのヒット曲を世に送り出してきた亀田のすごさについて、ゆかりのアーティストたちがコメントした。

まずは秦 基博がコメントで登場した。

秦:亀田さんとの出会いは僕のセカンドシングル『鱗(うろこ)』のときです。2007年リリースなので、すごく前の曲ですが、サウンドプロデュースしていただきました。



秦:そのときにアコギの弾き語りのようなものをお渡しして、亀田さんから「アレンジできたよ」ということで亀田さんのスタジオにおじゃましました。最初のピアノのイントロを聴いたときは本当に震えました。こんな風に自分の楽曲がよりキラキラ輝くことがあるんだと。アレンジ、サウンドのすごさというか音楽の魔法を感じた瞬間でした。それから楽曲もそうですけど、ライブでもご一緒する機会もありまして、その度に亀田さんとご一緒すると、亀田さんの明るさと全てを引っ張っていくエネルギーを感じます。

また、亀田と一緒にやれば絶対にいいものができる、という安心感もあると秦は言う。

秦:それは亀田さんが放つエネルギーだったりオーラだったり、僕に任せておけば大丈夫っていう。そういう言葉も実際に聞いたこともありますし。そのエネルギーに当てながら僕も前に進んで行けるような、そこにいる人たちがみんな笑顔になるような力強さがあって、それをいつもすごいなって思っています。もちろんサウンド的なことやプロデュースがすごいのは言わずもがなですが、現場を巻き込んでいくようなエネルギーに、いつも素晴らしいなと思っています。折に触れて一緒に音を出したり音楽を作れたりして幸せです。まだ亀田さんとご一緒できるように頑張っていきたいと思います。間もなく還暦ということで、おめでとうございます! これからもどんどん素敵な音楽を世の中のみなさんに届けていただけたらと思います。

秦は昨年末に東京・日本武道館で行われたライブ「Hata Motohiro “Philharmonic Night II”」の映像作品を6月12日(水)に発売する。

JUJUの思い出「あんなに変な汗をかいた日はない」

続いて、亀田とは20年近くの付き合いになるというJUJUがコメントを寄せた。

JUJU:本当にいろんな楽曲、オリジナル曲もカバー曲も含めて、素敵にプロデュースしていただいております。きっとみなさんの中で一番耳なじみがあるのは『やさしさで溢れるように』という曲じゃないかなと思いますが、これは私と亀田さんとの出会いの曲でもあるんです。亀田さんと素晴らしいミュージシャンのみなさんがこの曲のレコーディングの音入れをされているスタジオにおじゃまさせていただいたのが、初めて亀田さんとお目にかかったときだったんです。本当に私は歌うつもりもなく、ただ亀田さんたちにご挨拶を……と思ってスタジオに行ったところ、亀田さんのおちゃめな感じとすごく懐の広く深い感じで「来たんだったら一緒に歌おうよ」「大丈夫だよ。そんなに緊張しなくて」「僕らも今日初めてやるし大丈夫。福笑いみたいな感じだし、わっはっは」って言いながら。私は冷や汗をかきながらボーカルブースに入って、みなさんはそれぞれのブースに入られてレコーディングして。私の歌録りは別日だったんですけど、あんなに変な汗をかいた日はないなってくらい、今思い出しても、「はあ」ハアってなってしまいます。



JUJU:亀田さんがそのときから変わらないのは、いつお会いしても大らかで本当に大きくて、ダメなときも良いときも的確に大切な言葉を投げかけてくださるし、大切なことを教えてくださる(ところ)。本当に私にとって先生みたいなだなって。亀田さんに会うと「JUJUくん」って呼ばれるんですけど、「なんですか、先生」みたいな関係が好きだったりします。これからもいろんな楽曲でご一緒できたらと思っていますので、よろしくお願いします。っていうか亀田さんそろそろ還暦ですね。いつ会っても初めてお会いしたときと全く印象が変わらないんですよ。歳を取るのを全然忘れている感じがするのに、還暦って聞くと、「そうなんですか」って思います。若くいる秘訣も次にお会いしたときに教えていただけたらなと思います。とはいえ歳を重ねるごとにますます素敵になられる亀田さん、素敵な還暦をお迎えください。

JUJUはおよそ3年ぶりとなる全国アリーナツアー「JUJU 20th ANNIVERSARY ARENA TOUR 2024 『YOUR REQUEST』」が6月22日(土)からスタートする。

水野良樹が感じる、亀田誠治の魅力

番組後半には、いきものがかり/HIROBAの水野良樹がコメントで登場した。

水野:僕といきものがかりが最初に亀田さんとお会いしたのは、デビュー前の僕らがまだ学生だった頃です。これからデビューしますというところで曲を亀田さんにお願いするために、亀田さんの作業スタジオに伺ったときだったと思います。当然、学生時代から亀田さんが携わっている曲をたくさん聴いてきたので、まさにヒーローに会うような気持ちでその日を迎えたことをすごく覚えています。玄関先で亀田さんの「あっ、いきものがかりね!」っていう声を聞いたときの明るさというか、それがすごくまぶしかったことを覚えています。

これまで亀田は、デビュー時から数々のいきものがかりの曲をプロデュースしてきた。そんな亀田のプロデューサーとしての魅力を、水野はこう語る。

水野:あらためて現場をご一緒させていただいて思うのは、少年のような純粋さを保ちながらプロフェッショナルイズムを両立されているのがすごいところなのかなって。常に現場にはポジティブな空気が溢れているんですね。みなさんがイメージする亀田さん、あのままの感じで誰でもポジティブに(接する)。ネガティブなワードがほとんど出なくて、スタジにはすごく幸せな空気に包まれていて。だからといってそこに緊張感がないかというと決してそんなことはなくて、音楽に対しては非常に誠実な姿勢を持たれている方で、フレーズ一つひとつにしても判断を迷わない。必ず良いものは良い、ダメなものはダメって切り替えみたいなものをいつも亀田さんのプロデュースの現場で思っていて。僕はもちろん亀田さんのレコーディングは本当に楽しくて。本当に楽しいんですけど一番緊張感を持ってスタジオにいることが多いですね。亀田さんのピリッとした感じを僕はすごく尊敬しているし信頼しています。たくさん亀田さんに曲を手掛けていただけたことはグループにとって本当に幸福なことだったと思います。

還暦を迎える亀田に水野はメッセージを送る。

水野:間もなく還暦。信じられないですね。初めてお会いしたのがおそらく亀田さん40代前半くらいだったのかな。そのくらいの年齢に僕もなりかけていますけど、あの頃の亀田さんのイメージと全く変わらないですね。なので元気なままスーパーおじいちゃんになっていくのかなって(笑)。あのポジティブでちょっとヒリヒリっとする亀田さんをずっと永遠に保ってもらえたらうれしいです。

番組では亀田がプロデュースした、いきものがかりの『笑顔』をオンエアした。



いきものがかりは7月27日(土)から全国8カ所を巡る弾き語りフリーライブツアー「いきものがかり 路上ライブ~あなたの街でお会いしまSHOW!!~」を開催。また11月2日(土)にはデビュー後初となる弾き語りでの東京・日本武道館公演「いきものがかり 路上ライブ at 武道館」を開催する。

スカパラ・加藤「“ボーカル入れ”はまさに魔法」

最後に、東京スカパラダイスオーケストラの加藤隆志がコメントを寄せた。

加藤:スカパラと亀田さんは10年前くらいかな。10-FEETとMONGOL800、ASIAN KUNG-FU GENERATIONとバンドコラボをしたときに、亀田さんにプロデュースをしていただいたりとか、僕個人的にはフェスのイベントでJ-ROCK ANTHEMSというバンドを一緒にやって。当時、いろんなゲストボーカルを迎えてヒット曲を一緒に演奏したりとか、そんな関係もあります。実際に亀田さんとお仕事をさせていただいて、プロデュースのすごさを間近で見ることができて、時にすごかったのはボーカルのディレクション。ボーカル入れはまさに亀田さんの魔法というか、本当にボーカルのテイクの選び方、仕上がりは魔法がかかったようにポップになって、とにかく驚いたことを覚えています。今もその感じを思い出しながらスカパラのコラボレーションの歌入れとかを僕なりに頑張ってはいるんですけど、あのボーカルディレクションは亀田さんでしかできないと目の当たりにして驚いた記憶があります。またスカパラでプロデュースもしていただきたいですね。

東京スカパラダイスオーケストラは6月8日(土)、9日(日)に東京・日比谷公演で行われる「日比谷音楽祭 2024」に出演(東京スカパラダイスオーケストラの出演は9日のHibiya Dream Session 2)。

加藤:この日は亀田さんのベースとスカパラとのセッションもそこでできたらいいなと思っているので、ぜひ来られる方は楽しみにしていておいてください。亀田さん還暦、おめでとうございます! スカパラのメンバーも還暦を迎えるメンバーも増えてくると思うんですけど、これからも末永くスカパラとの付き合いよろしくお願いします。

東京スカパラダイスオーケストラは11月16日(土)に35周年アニバーサリーライブ「スカパラ甲子園」を兵庫・阪神甲子園球場にて開催する。

オンエアでは最後に、亀田がプロデュースした、東京スカパラダイスオーケストラの『流れゆく世界の中で feat.MONGOL800』をオンエアした。



このオンエアを聴いていた亀田は、喜びの気持ちを自身のXのアカウントで投稿をした。



また、亀田誠治は、J-WAVE『Mercedes-Benz THE EXPERIENCE』をナビゲート中。時代も国境も越えて、最高の音楽とともにゲストとの空想ドライブを楽しむ番組だ。放送時間は毎週日曜21:00 -21:54。

J-WAVE『SONAR MUSIC』は、月~木の22:00-24:00にオンエア。

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2024年6月6日28時59分まで

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番組情報
SONAR MUSIC
月・火・水・木曜
22:00-24:00