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「フジロック×ふるさと納税」が進化した! 今年のポイントを、湯沢町など関係者のトークで紐解く

「フジロック×ふるさと納税」が進化した! 今年のポイントを、湯沢町など関係者のトークで紐解く

昨年、「FUJI ROCK FESTIVAL」(以下、フジロック)のチケットなどが、ふるさと納税の返礼品に加わったというニュースが音楽ファンを驚かせた。

今年も、当日のチケット(1日券~3日通し券)や駐車券などがセットになったお礼の品が多数用意されている。昨年の反響は湯沢町やフジロックにどのような影響をもたらしたのだろうか? 関係者へのインタビューから、フジロック×ふるさと納税のさらなる魅力を紐解いていく。

話を聞いたのは、フジロックを主催する株式会社スマッシュ広報の海老沼利房美さん、湯沢町・企画産業観光部企画観光課企画係の広沢 葵さん、本田梓峰さん、ふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」を運営する株式会社トラストバンクの小林遼香さん。聞き手を務めたのは、J-WAVE『GRAND MARQUEE』のナビゲーターであり、シンガーソングライターのセレイナ・アン。

『GRAND MARQUEE』では毎週水曜日、ナビゲーターであるセレイナとタカノシンヤというフジロック準備中のふたりがお送りする、フジロックとのコラボ企画をオンエア中だ。

多数の反響。「待っていた」という声も

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<左から、株式会社スマッシュ広報の海老沼利房美さん、ふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」を運営する株式会社トラストバンクの小林遼香さん、セレイナ・アン。画面内は湯沢町・企画産業観光部企画観光課企画係の本田梓峰さん、広沢 葵さん>

セレイナ・アン(以下、セレイナ):まずは、ふるさとチョイスの小林さんにおうかがいします。昨年からふるさと納税でフジロックが楽しめるようになりましたね。具体的にはどのような返礼品がいただけるのでしょうか?

【ふるさとチョイス】小林(以下、小林):まずは、1日券や2日セット券、3日通し券といった入場券や、会場内で使えるお食事券「Thank you Ticket」が主な返礼品になっています。昨年は4月7日から受付を開始しましたが、今年は2月9日からと昨年より前倒しして寄付受付を開始していて、在庫切れにならなければ、まだまだ受付中となっております。

セレイナ:実際に昨年実施されて、反響はいかがでしたか?

小林:SNSでの反響が多くありましたし、フジロックを皮切りに他にも多くのフェスがふるさと納税制度をつかったチケットの寄付受付 をされるようになるなど、本当にフジロック様様です!

セレイナ:昨年、ふるさと納税×フジロックがスタートして、私もけっこう目から鱗だったというか。「こういう形で、湯沢町にもフジロックにも貢献できる形があるんだな」ということを知り、ありがたいなと思いました。本田さん、湯沢町の反響はいかがでしたか?

【湯沢町】本田梓峰(以下、本田):やはり、お問合せのご連絡を数多くいただきましたし、開催中も「Thank you Ticket」を利用されている方をよく見かけましたので、多くの方にご利用いただけたのかなと実感しております。

セレイナ:広沢さんには、湯沢町にとってフジロックがどういうものかをうかがってもよろしいですか?

【湯沢町】広沢 葵(以下、広沢):フジロックは日本だけでなく世界中からお客さんが集まるので、フジロック中は町が賑わって、お店の方も喜んでいます!
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<湯沢町からリモートで座談会に参加した、本田梓峰さん(左)と広沢 葵さん(右)。>

セレイナ:そして、海老沼さんにはフジロック側の反響をうかがいたいです。

【スマッシュ】海老沼利房美:好評でした。というのも、フジロックのお客さまの中には湯沢町を第二の故郷と思っていただいている方が大勢いらっしゃいます。その故郷に還元できるということですごく好評だったなというのは、SNS等を拝見していて実感するところではありました。「やっとやってくれた」という声もあり、みなさんがこのふるさと納税を待っていたということも、SNSから見受けられました。

セレイナ:なるほど。今年もこうやって続いているというのが、フジロック大好き、湯沢町大好きな私にとっても嬉しいことだなと思っております!
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<フジロックを楽しむセレイナ・アン。右は、ともに『GRAND MARQUEE』をナビゲートするタカノシンヤ。>

幅広く使える「Thank you Ticket」で、これが食べたい!

セレイナ:先ほどもお話に出た「Thank you Ticket」は、今年はさらに使える範囲が広くなったとうかがっています。何がプラスされたんですか?

小林:昨年は会場内でお食事券として使えるということだったんですが、今年はさらに、シャトルバスでも使えるようになりました! 具体的に言うと、JR越後湯沢駅発のシャトルバスでも使用できるということで、アクセスに迷われている方にも使っていただけるチケットになったのかなと思っております。
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セレイナ:なるほど、それはありがたいですね! 海老沼さんには「Thank you Ticket」の反響をうかがいたいです。

海老沼:チケットだけですと、納税額が高額の方が対象になってしまいます。ただ、先ほどもお話したように、フジロックのお客さまは湯沢町を何とかしたいという方がすごく大勢いらっしゃる。チケットだけに狭めてしまわないで、「Thank you Ticket」という1万円で手に入る返礼品を設けることで、気軽に湯沢町に還元できる。多くのフジロッカーの方に好評だったなと感じました。

セレイナ:1万円分のふるさと納税で、3000円分の「Thank you Ticket」が返ってくるというものですよね。そして、みなさんうかがいたいことがありまして! 「Thank you Ticket」の使い道として「これが食べたい!」というフェスご飯を教えていただきたいなと。まずは、湯沢町から広沢さんはいかがですか?

広沢:フェスで盛り上がって、汗をかいたあとには冷たいものが食べたくなるので、ソフトクリームや、私は「いちごけずり」が好きで、そういったものを去年も食べました。

セレイナ:おいしいですよね! 私もいちごけずりをいただきました!

広沢:リキュール入りが好きです!

セレイナ:大人ですね! 本田さんはいかがですか?

本田:フェスといえば、ビール! ビールといえばソーセージ! ということで、ビールとソーセージの組み合わせが最高ですね。

セレイナ:なんだか、お祭り気分になってきました(笑)。小林さんは何が食べたいですか?

小林:越後もち豚串がおいしいので、それを食べながら私もビールを浴びるように飲みたいなと思っております。

セレイナ:いいですね〜! ビール×音楽の相性って最高ですよね。

小林:最高ですね!
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セレイナ:口の中がフジロックになってきましたが、海老沼さんはいかがですか?

海老沼:実際にはできないですが、私ももち豚とビールの組み合わせで、浴びるようにビールを飲み、浴びるようにもち豚を食べてみたいですね。

セレイナ:ちなみに、海老沼さんのフジロック歴は何年くらいになるんですか?

海老沼:スマッシュに入社して22年くらいになりますから、それがそのままです。

セレイナ:先輩が言うことは間違いないですね!

海老沼:でも、実際にはやったことないんです。なかなかビールを浴びるように飲みながらというのは、スタッフとしてクビになるかなと……(笑)。

セレイナ:なるほど(笑)。私は、ピンポイントになるんですが、タナカクマキチが出している舞茸天丼が大好きで。去年は二晩連続で食べたんです。舞茸天丼フリークなんです!

海老沼:あれだけ、お店がたくさんあるのに二晩連続で!

セレイナ:そうなんですよ。今年は何にハマるのか、もち豚も去年いただきましたけど、楽しみですね。
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<大自然の中で開催されるフジロック。活動量も多くなるため、食べ物や飲み物に利用できる「Thank you Ticket」は嬉しい返礼品のひとつだ。>

チケットだけじゃない、バラエティに富んだ返礼品

セレイナ:そして、入場券や「Thank you Ticket」のほかにフジロックに役立つアイテムや思い出になるアイテムもあるんですか? 小林さん。

小林:ふるさとチョイスから湯沢町のページを見ていただければ、たくさん素敵な返礼品があります。私からの目線ですと、フェスといえば日焼けが気になるなと。そこで、湯沢町さんにはとても素敵なものを出していただいておりまして、上善如水というおいしいお酒のフェイスパックです。

セレイナ:え? フェイスパックですか?

小林:そうです! フェス後やフェス中も気になってしまうことだと思うので、ぜひみなさんに使っていただきたいなと思います。
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セレイナ:いいですね! フェスでたくさんの日を浴びたあと宿やテントに戻ったら、セルフケアをしていただいて。そんなときに湯沢町グッズが使えるんですね! 本田さん、このパックは人気なんですか?

本田:おすすめです! 日本酒はお米でできているので、その成分でお肌ももちもちになります。

セレイナ:海外からのお客さまにおすそわけしたら、めちゃくちゃ喜ばれそうですね。

小林:そうですね! 日本酒ですし、日本ならではのグッズですよね。

セレイナ:ほかにも、湯沢町の返礼品のオススメを教えていただけますか?

広沢:いちばんは、やはりお米とお酒ですね。お米はすごく甘味があり、ふっくらとしていて、とてもおいしいです。お米といえば魚沼産コシヒカリが有名ですが、湯沢産のコシヒカリもとてもおいしいので、ぜひ一度ご賞味いただければと思います!

セレイナ:これを機会にふるさと納税でお米も召し上がっていただけたら、WIN-WINですよね。本田さんのおすすめも教えてください。

本田:湯沢町は観光の町ですので、「ありがとう湯沢」応援感謝券がおすすめです。湯沢町のあらゆるスポットでご利用いただけます。

セレイナ:「ありがとう湯沢」応援感謝券はフジロック開催中も使用できるんですか?

本田:利用できます!

セレイナ:いいですね! フジロックだけでなく、湯沢町も散策していただいて、この券も使えたらいいですね。ちなみに、今年はいつまで申し込めるのでしょうか?

広沢:フジロック関係の返礼品につきましては、6月末までを期限にしています。まだまだ寄付できますので、ぜひご検討ください。

フジロックの新たな試みも返礼品に追加

セレイナ:湯沢町はフジロッカーにとって馴染みの深い町ですが、まだ観光では来たことがないという方もいらっしゃると思うんです。改めて、アピールポイントを教えていただけますか?

広沢:やはり、自然が豊かというところです。ご飯もおいしいですし、交通アクセスにも恵まれていますので、夏のフジロックだけでなく秋の紅葉、冬のスキー、春の桜などを見に来ていただけたらと思います。
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セレイナ:いいですね〜。海老沼さんには今年のフジロックの見どころをうかがいたいです。

海老沼:今年は、新エリアとして新たにキャンプビレッジというレンタルのキャンプエリアが誕生します。実は、キャンプビレッジの利用券もこれからふるさと納税の返礼品に追加されるんですよ。

セレイナ:え!? そうなんですか? 初耳ですよ!

海老沼:キャンプビレッジは、ギアをレンタルするものではなく、テントも建売でコットなども準備がされている状況です。そのまま借りてすぐ過ごせるので、初心者の方にもすごく便利だと思います。また、テントだけではなくフジロック初のキャンピングカーでのキャンププランもご用意しました。フジロックに初参戦する方の懸念点といえば、宿泊だと思うんですが、宿泊のハードルをできるだけ下げるような取り組みを多数展開しています。もっと気軽にいろんな方に参加していただけるように、今年も開催まで時間がありますので、その間でアップデートを進めていきたいなと思っております。
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セレイナ:キャンプビレッジの返礼品もあるということで、フジロックに初参戦される方にぜひチェックしていただきたいですね。

海老沼:そうですね。フジロックの自然の中で音楽とグランピングも楽しめるのではないかと思います。

小林:おいしいお酒と食事と……贅沢ですね!

海老沼:それと、新たにもう1つ、「FUJI ROCK go round」というチケットもキャンプビレッジの返礼品と同じタイミングで追加します。

セレイナ:すごいですね!

海老沼:「FUJI ROCK go round」というのは、フジロックを快適に楽しむためのサービスパスです。会場がとても広いので、お天気が悪かったり疲れてしまったりしたとき、またステージ間の距離があって急いでいる方たちのためにバスを場内で走らせまして、場内での移動をラクにしようという目的で誕生しました。
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セレイナ:私、「FUJI ROCK go round」を購入しようか迷っていたんですよ!

海老沼:バスだけではなく、専用のラウンジや休憩所もあって……。

セレイナ:さらには、帰り道のシャトルバスへの優先搭乗、お手洗いも休憩場専用のものがある! 休憩所ではドリンクサービスなんかもあったり。私、ガチで検討しているんですよ!

海老沼:詳しく説明していただけて、助かりました(笑)。まさにおっしゃっていただいた通りです! 

セレイナ:フジロックにすでに行かれる予定がある方は、サンキューチケットや「FUJI ROCK go round」をチェックしていただいて、まだチケット購入を迷われている方は、湯沢町の返礼品のリストを見ていただいて、その中でフジロックの参加をご検討いただきたいなと思います! 楽しみになってきましたね!

小林:待ち遠しいですね!

セレイナ:というわけで、今日はフジロック×ふるさと納税座談会ということで4名にお話いただきました! みなさんありがとうございました!

フジロックやふるさと納税、湯沢町の関する情報は以下のサイトまで。

・「FUJI ROCK FESTIVAL '24」公式サイト
https://www.fujirockfestival.com/

・「フジロック」関連の返礼品(「ふるさとチョイス」内)
https://www.furusato-tax.jp/feature/a/frf24

・新潟県湯沢町の公式サイト
https://www.town.yuzawa.lg.jp/index.html

(取材・文=笹谷淳介)

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