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女王蜂・アヴちゃんプロデュース・龍宮城は激ヤバな存在感 メンバーがデビュー後の心境を語る

女王蜂・アヴちゃんプロデュース・龍宮城は激ヤバな存在感 メンバーがデビュー後の心境を語る

今、続々とオーディション番組から誕生する新世代ボーイズグループの魅力を、『ナタリー』のライター、三橋あずみさんが解説。5月にデビューシングルをリリースした7人組グループ・龍宮城のメンバーも登場し、今を語った。

龍宮城のメンバーが登場したのはJ-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:あっこゴリラ)。オンエアは6月5日(月)。

【SONAR MUSICは番組公式LINEでも情報発信中】
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韓国のサバイバルオーディション番組の日本版が火付け役

今や日本中を席巻し、トレンドとなっているオーディション番組出身のボーイズグループ。まずは、その魅力をポップカルチャーニュースサイト『ナタリー』のライター、三橋あずみさんが解説した。

あっこゴリラ:今、本当にオーディション番組がブームですけど、その火付け役になったのはどの番組ですか?

三橋:日本での火付け役かなと思うのは、2019年に放送された『Produce 101 Japan』(TBS系)という番組なんですけど、これは韓国の人気サバイバルオーディション番組の日本版として放送されて、この番組からJO1というグループが誕生しました。今やJO1は国民的な人気を誇るグループになっていますし、2021年にこの番組のシーズン2が放送されて、そのシリーズではINIというグループが誕生しました。また同年にSKY-HIさんが出資したことですごく話題になったオーディション「THE FIRST」が朝の情報番組『スッキリ』(日本テレビ)で放送されて、お茶の間での認知度が高まったというか、オーディション番組の人気が加速したと感じています。

あっこゴリラ:JO1もBE:FIRSTも『NHK紅白歌合戦』にも出てますからね。

三橋:そういう動きっていうのも今までにないものだったと思いますし、そこからもシーンの盛り上がり度の高さがうかがえるのではないかなと思います。

三橋さんは今年に入ってのデビュー組が本当に多く、いろいろな事務所から新グループが誕生していると言う。

三橋:オーディション番組とは違うんですけど、『Produce 101 Japan』に参加していた方が所属しているDXTEENという、JO1とINIの後輩グループだったり、LDHが「史上最大のオーディション」と銘打ってやっていた『iCON Z 2022 ~Dreams For Children~』という企画で誕生したLIL LEAGUE。残念ながら日本人のメンバーは選ばれなかったんですが、ABEMAで放送されていた『BOYS PLANET』で誕生したZEROBASEONE(ZB1)というグループもありました。あとはX JAPANのYOSHIKIさんが関わられたオーディション「YOSHIKI SUPERSTAR PROJECT X」からはXYというグループが誕生したりと続々とデビューしている感じです。

今、注目の2グループは?

三橋さんは注目する2組のボーイズグループを紹介。その1つがMAZZELだ。

三橋:MAZZELはSKY-HIさんが主宰するレーベル・BMSGから生まれた8人組の新グループになります。BE:FIRSTの後輩に当たります。YouTubeでそのメンバー選考過程を『MISSION×2』という番組で公開していました。

あっこゴリラ:どんなグループなんですか。

三橋:もともとBMSGで練習生をされていた3名のメンバーと、一般公募から選出された5名が1つのメンバーになり、それぞれがすごく異なるスキルに特化した8つの個性が輝いているグループという印象があります。

あっこゴリラ:どんな異なるスキルなんでしょうか。

三橋:それこそ「THE FIRST」に参加していてお茶の間での認知度もあるメンバーがいたり、過去にダンサーとして優勝歴があるような実力者がいたり、一人ひとりのバックボーンが個性的だし、すごく潜在能力も高いんだろうなっていう、楽しみになるようなメンバーが揃っている感じです。スキルもバッチリなので、スキル重視でパフォーマンスを楽しみたいという人にも見応えがあるグループだと思います。

ここで三橋さんはMAZZELの『Vivid』を紹介。オンエアした。



続いて、三橋さんは注目のグループとして龍宮城をあげた。



あっこゴリラ:来たぜ来たぜ! 私も大好きなグループです。

三橋:龍宮城は1月から日本テレビで放送されていたサバイバルオーディション番組『0年0組 -アヴちゃんの教室-』から生まれた7人組のグループになります。『0年0組』の担任を務めたのが女王蜂のアヴちゃんで、龍宮城はアヴちゃんが手掛けています。ダンスボーカルグループというかたちではなく、「オルタナティブ歌謡舞踊集団」を自称する超個性的集団ですね。5月にファンのお披露目となる初ライブをされたばかりなんですけど、その中で女王蜂の『バイオレンス』を5回連続でパフォーマンスしたりという衝撃のパフォーマンスを披露して、結成早々に激ヤバな存在感を示しているグループだと思います。

あっこゴリラ:このお披露目ライブで龍宮城は1日で何度も『バイオレンス』をやられてるんですよね。

三橋:第1部で3回、第2部で4回、第3部で5回っていう風に増えていきましたね(笑)。私は第1部にお邪魔してパフォーマンスを観させてもらったんでうけど、すごい気迫で押される感じがあって、デビューしたてとは思えないくらいのパフォーマンスに圧倒される時間でしたね。

あっこゴリラ:龍宮城はどんな人におすすめですか。

三橋:アヴちゃんがプロデュースをしているので、アヴちゃんの美学とか想像する芸術的な世界観が好きな方はもちろん注目してほしいですし、これまでのボーイズグループシーンにはとどまらないほどの強烈なオリジナリティーを持っているので、逆にこのシーンに触れたことがない人にも刺さるんじゃないかなと思っています。

【関連記事】アヴちゃんが語る「『0年0組』は、熱量としてはドラマ」

龍宮城がラジオ初出演 デビューした心境は?

番組では龍宮城のメンバー、Ray、KENT、ITARU、冨田侑暉、Sが登場。ラジオ初出演となる彼らにあっこゴリラが話を訊いた。

龍宮城は5月に『Mr.FORTUNE』をデジタルリリースし、メジャーデビュー。デビュー前からメンバー全員で集まり、何度も練習を重ねてきたという。

あっこゴリラ:デビューして意識は変わりましたか?

ITARU:自覚はすごい出ましたね。今まではオーディション段階だったので、例えば自分たちの苦手意識がある部分とかにすごくネガティブな考えを持っていたこともあったりしたんですけど、今はプロのアーティストとして自分たちでやっていかないといけないので、それをどれだけ努力して改善できるかっていうのを日々の練習ですごく意識していますね。

あっこゴリラ:龍宮城がデビューすることになった『0年0組』のオーディション前はどんなモチベーションで参加したんですか?

Ray:僕は女王蜂さんのことを『THE FIRST TAKE』で観させていただいたときに「エグっ!」って思っていてすごく感動したのを覚えていたので、まずアヴちゃんに会えることがすごくうれしかったですね。あと僕は転校組だったので、いちばん最初に入って行くときにどうしようかなっていう不安だったりとか、どういう行動をしていけばみんなに認めてもらえるだろうかっていろんな不安があったんですけど、やっていくうちにオーディションで試されているというよりも成長させてもらっている、守られている感じがすごくして、こんな安心できるところだったんだなと、やっていて感じましたね。

他のオーディション番組との違いをKENTはこう語る。

KENT:全てが一発でやっていて、偽りなくやっているというか。僕とRayと冨田侑暉くんはもともとアイドルを目指して活動していたんですけど、最初は今までの自分と違うところに進んでいくところが不安でした。でもアヴちゃん先生とか『0年0組』の他のみんなと出会って本当の歌とかダンスの魅力に気付けたような気がしたので、さっきRayが言っていたようにオーディション番組で見られてるとかじゃなくて、一人ひとりが成長できる場所だったんだなっていうところが他のオーディション番組とはいちばん違うところなのかなって思います。

あっこゴリラ:まずアヴちゃん先生がめっちゃ踏み込むなって思ってて。相当な勇気と信じる気持ちがないとなかなか行けるところまで行けないなと思って、そこにみんなが素直に自分をさらけ出して行ってるから感動して。

メンバーは、アヴちゃんが一人ひとりに対して真剣に向き合ってくれるからこそ、絶対について行こうと思ったと振り返り、アヴちゃんに会う度に強くなっていったと語る。

あっこゴリラ:みなさんにとって『0年0組』ってどんなところでした?

冨田:新しい自分を生み出せた場所だなと思っています。さっきKENTも言った通り、僕、KENT、Rayはアイドルを目指していたので、初めはどういう風にオーディションが進んでいくのかもわからなかったし、自分がどう変化してどう力が付いていくのかというのも不安な中でやっていたので。最終試験までのいろんな試験を乗り越えていく中で、普通に過ごしたら出会えない自分と出会えたので、新しい冨田侑暉を見つけ出した場所かなと思いますね。

龍宮城は9月に大阪と東京で初となるワンマンライブ「龍宮城 FIRST LIVE TOUR - 2 MUCH -」を控えている。

ITARU:今、ダンスも歌も基礎をしっかり固めようってことで、そういう練習も多くなってきていて、根本的な実力が少しずつ上がってきているのかなと思うので、そういうところをうまく新しいものにつなげていくことができれば、すごいライブにできるんじゃないかなと思います。

あっこゴリラ:龍宮城がライブで表現したいことって何だと思います?

KENT:僕たちは唯一無二であるってことを証明したいので、終わりがないくらい成長していきたいし、観てくださっている方が予測できないくらい新しい挑戦をしていきたいなと思っています。ライブとかこれから出していくいろんなものでも、ここまでできるんだっていうのをしっかり見せられたら、僕たちらしさが出るんじゃないかなって思います。

龍宮城の最新情報は、公式サイトまで。

J-WAVE『SONAR MUSIC』は、月~木の22:00-24:00にオンエア。

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