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Penthouse、バンドを始めた直後に出会って影響を受けた「ツインボーカルが魅力なアーティスト」は?

Penthouse、バンドを始めた直後に出会って影響を受けた「ツインボーカルが魅力なアーティスト」は?

Penthouseの浪岡真太郎(Vo, Gt)が、自身の音楽のルーツや、新曲『蜘蛛ノ糸』に込めた想いを明かした。

浪岡が登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』内のコーナー「RECRUIT OPPORTUNITY FOR MUSIC」。オンエアは4月19日(水)、20日(木)。同コーナーでは、アーティストたちの自身の楽曲に込めた想いと、彼らのアーティスト人生に大きく影響を与えた楽曲との出会いの話を通じて、音楽との「まだ、ここにない、出会い。」をお届けする。

様々なツインボーカルらしさを表現

2019年6月に東京大学内の音楽サークルで出会った6人で結成されたツインリードボーカルバンドのPenthouse。“日常をちょっとオシャレに彩る音楽の探求”をコンセプトに、リリースされる楽曲が次々と「J-WAVE SONAR TRAX」に選出されている。

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Penthouseはこれまで配信シングルしかリリースしていなかったが、3月29日にフルアルバム『Balcony』をキャリア初の盤でリリースした。今回は収録曲『蜘蛛ノ糸』に込めた自分たちらしさについて、浪岡に語ってもらった。同曲はTBSで放送される連続ドラマ『私がヒモを飼うなんて』の主題歌に起用されている。

浪岡:『Balcony』というアルバムは、J-POPからファンク、ゴスペル、カントリーなど、いろんな要素が詰め込まれたアルバムになっています。10曲しか入っていないんですけど、10曲聴いていただければ、必ず1曲は好きな曲が見つかるんじゃないかと。それくらいバリエーションに富んだ作品となっているので、ぜひお気に入りの1曲を探すつもりで聴いていただけたらと思います。

『Balcony』の1曲目に収録されている『蜘蛛ノ糸』ですけど、人生に時折訪れる何もうまくいかないようなときに、何かを見出して、そんな希望に全てをかける瞬間を切り取った曲になっています。芥川龍之介の『蜘蛛の糸』という小説はみなさんご存知だと思うんですけど、それをモチーフにしています。

Penthouseらしさは、大きく2つあるかなと思っていて、ツインリードボーカルとピアノサウンドかなと。『蜘蛛ノ糸』では、オクターブ上を女性ボーカルの大島真帆(Vo)が歌うことで旋律をより印象付けていたり、一方でサビではハモりに移行したり、ラスサビでは交互に歌って、糸が絡まるような感じを演出していたり、様々なツインボーカルらしさを盛り込んでいます。そこにCateen(Piano)にしか出せないような音色が加わることで、Penthouseらしい楽曲になっているんじゃないかなと思います。

ほかにも2番のAメロで楽器隊が好き勝手にやっている感じとか、同じく2番のAメロは1番のAメロをモチーフにしながらもメロディに変化をつけていて、そんな部分もこだわりポイントなので、ぜひ耳をすましていただければ幸いです。SNSで曲の感想をつぶやいてもらえれば今後の励みになるので、ぜひお願いします。

Penthouse - 蜘蛛ノ糸 [Official Music Video]

作曲合宿で出会った、ツインボーカルのバンド

ツインリードボーカルバンドのPenthouse。そんな彼らのルーツとなる1曲は、LAWRENCE(ローレンス)の『Try』。Penthouseを始めた直後に出会ったそうだ。

浪岡:ローレンスは米・ニューヨーク発で兄妹を中心に結成されたバンドなんですけど、古きよきソウルミュージックと現代的なポップさを併せ持っていて、なんと言っても男女のツインボーカルというところもあって、Penthouseをやっていく上ではかなり影響を受けていると思います。

このバンドを知ったきっかけは、Penthouseが始まった直後、作曲合宿みたいなものをやったときに、メンバーの平井辰典(Dr)から教えてもらったのが出会いでした。「ツインボーカルでいいバンドあるかな?」と聞いたら、「こういうの浪岡さん好きそうだけど」と教えてもらって、まんまとハマった記憶があります。

2人のボーカルは兄と妹なんですけど、どっちのボーカルがメインをとってもめちゃくちゃいい感じだったりします。ポップとソウルがいい具合に混ざっていて、僕は特に男性ボーカル・クライドの声が好きだったり。ドストライクだったし、何よりPenthouseが目指すべきひとつの姿じゃないかなと感じています。好きになって以来、ローレンスの曲作りを参考にしながら、僕らの曲も作っているところはあると思います。

Penthouseを始めたての頃に出会ったローレンス。同じツインボーカルバンドの楽曲に魅了されたのは、必然だったのかもしれない。



アーティストの話を通じて音楽との「まだ、ここにない、出会い。」をお届けするコーナー「RECRUIT OPPORTUNITY FOR MUSIC」は、J-WAVE『SONAR MUSIC』内で月曜~木曜の22時41分ごろからオンエア。Podcastでも配信しており、過去のオンエアがアーカイブされている。

【Penthouse 浪岡真太郎 出演回のトークを聞く】

・Apple Podcastで聞く
前編後編

・Spotifyで聞く
前編後編

・公式ページ
https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/opportunity/

(構成=中山洋平)

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