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ワイヤレスイヤホンが「補聴器」の代替品になる? 研究結果によると…

ワイヤレスイヤホンが「補聴器」の代替品になる? 研究結果によると…

J-WAVEの番組『STEP ONE』には、気になる海外ニュースをお伝えする「CHINTAI GLOBAL BEATS」というコーナーがある。ここでは2022年11月にオンエアされた同コーナーから、イチオシトピックを紹介する。

【オンエア:2022年11月17日(木)/ナビゲート:サッシャ、ノイハウス萌菜<現在は産休中>】

ワイヤレスイヤホンと補聴器を比較すると…?

年齢を問わず、「聞こえ方」のサポートをしてくれる補聴器。そんな補聴器の代替品として、手軽に使えるワイヤレスイヤホンの存在が話題となっている。音声を聞くという根本的な使用については変わらないものの、安価なワイヤレスイヤホンが補聴器としても活用できるという研究結果を、今回のオンエアでは扱った。

【情報の出典】https://www.sciencedaily.com/releases/2022/11/221115113924.htm

ノイハウス:ある調査によると、アメリカでは75%の人が「補聴器を必要としているのにつけていない」という状況なのだそう。まずお医者さんに行って、自分が聞こえているかどうか気づくのが大事ですが……。

サッシャ:なかなか難しいところだよね。客観的にわかりにくいことだからね。

ノイハウス:そうですよね。気づいたあとも、補聴器を作ってもらって、それを調整してという手間もあります。もうひとつは、特に若い人は(補聴器を)つけていると「自分が年を取ったように見える」とか、着用へのバリアもあるみたいです。

そんな状況が、ワイヤレスイヤホンによって変わるかもしれない。今回のオンエアで扱った調査では、AppleのAirPodsに搭載されている機能「ライブリスニング」を用いている。バードウォッチングで使う集音器のように、音を集める役割を果たすものだ。

AirPods2、AirPods Proと、2種類の補聴器で聞こえ方を比較。プレミアム級の補聴器は1万ドル(約140万円)、ベーシックは1500ドル(約18~19万円)のものを使用。一方のAirPodsは130~250ドル(約1.7~3万円)ほどだが、結果はどうだったのだろうか。

ノイハウス:もちろん補聴器なので、(結果は)プレミアム級がベストです。ただ、静かな場所であればAirPods Proとベーシック級の補聴器が同じくらいの機能、最後にAirPods2となりました。

ワイヤレスイヤホンが補聴器への入り口となるか?

補聴器と同じような機能性を発揮したAirPods Pro。しかし、この結果は総合的なもので、具体的に見てみるとAirPods Proにも課題はあるという。

ノイハウス:たとえばAirPodsは音が正面からくると、補聴器の役割をあまり果たせず、横からピックアップするほうが得意なんですって。

サッシャ:そういうもんなんだ。

ノイハウス:もちろん補聴器として開発されていないので、そういう違いは出るかなとは思います。ただ、パーフェクトではないけど、医者に行って注文して調整する手間とか、資金面のハードル、初めてつけるにあたっての見た目的な違和感などが解消されるかもしれません。まず、こういうところからアクセスするだけでも、日常生活が楽になったり、周りの人がそれで楽になったりすることはありますよね。今後はさらにヘッドフォンの補聴器機能みたいなところが注目されるんじゃないかなと。

サッシャ:他のメーカーもやってるもんね。

ノイハウス:そういう機能を組み込んだ商品が、これからもっと出るとさらに便利ですよね。

J-WAVE『STEP ONE』のワンコーナー「CHINTAI GLOBAL BEATS」では、番組独自の視点で世界を見渡し、国内ではまだ知られていない話題やニュース、ニューミュージックをお届け。放送は月曜~木曜の12時5分ごろから。

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