4人組ガールズバンド・「ハク。」のあい(Vo、Gt)とカノ(Ba、Cho)が、自身の音楽のルーツや、楽曲『ナイーブ女の子』に込めた想いを明かした。
あいとカノが登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』内のコーナー「RECRUIT OPPORTUNITY FOR MUSIC」。オンエアは12月28日(水)、29日(木)。同コーナーでは、アーティストたちの自身の楽曲に込めた想いと、彼らのアーティスト人生に大きく影響を与えた楽曲との出会いの話を通じて、音楽との「まだ、ここにない、出会い。」をお届けする。
あい:『ナイーブ女の子』はとても個人的なことを書いていて、みんなに共感してもらえるかというと、そうでもないかもしれない……けど、魅力的な歌詞とメロディになっていると思います。
カノ:まず「ハク。」らしさって何だと思います?
あい:自然な感じというか、着飾りすぎないところ。それが音にも出ているとめちゃめちゃ思っていて。この『ナイーブ女の子』も、歌詞は着飾らずそのままを書いてみたり、そういうものがサウンドでもちらほら感じられるんじゃないかなって。
カノ:ちなみに好みな歌詞は?
あい:1番着飾ってないなと思うのは、サビの<I am a naive g airl.>って言っちゃってるところ。その後の<チャーミングなお顔を見せて/分け目なんて気にしないわ>っていうのも、本当に私が見た景色そのままなんです(笑)。カノに言うのも恥ずかしいけど、そういうのをあえて何も隠さず、サビに持って行ったところかな。つまり丸裸なんだと思います。
カノ:そうね。チャーミングって言い方もあいちゃんらしいし、そういうのがこの曲は本当に出てくるよね。
あい:そうそう。私の日常によく出てくる言葉を歌詞に反映させてますね。
カノ:注目して聴いてほしい点はある?
あい:コーラスですね。サビのハモりとかサビ前のハモりもとてもこだわって作りました。
カノ:そんな『ナイーブ女の子』は、「ハク。」らしい着飾らない感じが伝わると思うし、一方で新しい力強い感じも現れていると思うので、ぜひたくさん聴いてみてください。
カノ:あいちゃんが詩曲を作ってくれているので、あいちゃんのルーツを聞いてみたいなって。
あい:いっぱいルーツはあるんですけど、その中で「きたー!」って思ったのはサカナクションですね。
カノ:そやな。ずっと言ってるもんな。ちなみにいつから好きなん?
あい:どっぷりハマって聴き込んだのは高校生から。サカナクションを聴いてると、歌詞の言い回しとか、単語が並んでいるだけでも「意味があるな〜」と思ってすごく掘り返しちゃうんです。1番は歌詞に影響を受けましたね。その中でもドキッとした楽曲が『インナーワールド』っていう曲。1番の歌詞が全部<描いた>っていう単語で埋まっているんです。
カノ:すごっ!
あい:そう。それにすごい衝撃を受けて。説明的な歌詞じゃなくてもいいんだとか、リスナーに考えさせる面白さというか、なんでもありなんだっていうことを学んだ曲で。最近は、「ハク。」の中にもその自由さが出てきていると思います。
例えば、擬音を使ってみようとか、造語を使ってみようなど、そういうのが増えてきています。もともと、自分だけが使っている言葉をそのまま歌詞に入れたりも最近できるようになってきていて。それはサカナクションに自由さを感じたから。今の「ハク。」の自由さはそういう部分から繋がっていると思います。
多くの若手ミュージシャンに多大なる影響を与えているサカナクション。あいも、サカナクションの音楽性に衝撃を受けた1人のようだ。
アーティストの話を通じて音楽との「まだ、ここにない、出会い。」をお届けするコーナー「RECRUIT OPPORTUNITY FOR MUSIC」は、J-WAVE『SONAR MUSIC』内で月曜~木曜の22時41分ごろからオンエア。Podcastでも配信しており、過去のオンエアがアーカイブされている。
【「ハク。」あい&カノ 出演回のトークを聞く】
・Apple Podcastで聞く
前編/後編
・Spotifyで聞く
前編/後編
・公式ページ
https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/opportunity/
(構成=中山洋平)
あいとカノが登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』内のコーナー「RECRUIT OPPORTUNITY FOR MUSIC」。オンエアは12月28日(水)、29日(木)。同コーナーでは、アーティストたちの自身の楽曲に込めた想いと、彼らのアーティスト人生に大きく影響を与えた楽曲との出会いの話を通じて、音楽との「まだ、ここにない、出会い。」をお届けする。
「ハク。」らしさは着飾りすぎないところ
あい、カノ、そしてなずな(Gt)、まゆ(Dr)の4人で2019年に大阪で結成された「ハク。」。透明感のあるあいのボーカルと、ポップな中にUK/USインディーの影響を感じさせるサウンドが魅力のバンドだ。2022年1月にリリースされた1stミニアルバム『若者日記』に収録された『カランコエ』は「J-WAVE SONAR TRAX」にも選出されている。楽曲『ナイーブ女の子』ではどんな自分たちらしさが表現されているのか。あい、カノに聞いた。あい:『ナイーブ女の子』はとても個人的なことを書いていて、みんなに共感してもらえるかというと、そうでもないかもしれない……けど、魅力的な歌詞とメロディになっていると思います。
カノ:まず「ハク。」らしさって何だと思います?
あい:自然な感じというか、着飾りすぎないところ。それが音にも出ているとめちゃめちゃ思っていて。この『ナイーブ女の子』も、歌詞は着飾らずそのままを書いてみたり、そういうものがサウンドでもちらほら感じられるんじゃないかなって。
あい:1番着飾ってないなと思うのは、サビの<I am a naive g airl.>って言っちゃってるところ。その後の<チャーミングなお顔を見せて/分け目なんて気にしないわ>っていうのも、本当に私が見た景色そのままなんです(笑)。カノに言うのも恥ずかしいけど、そういうのをあえて何も隠さず、サビに持って行ったところかな。つまり丸裸なんだと思います。
カノ:そうね。チャーミングって言い方もあいちゃんらしいし、そういうのがこの曲は本当に出てくるよね。
あい:そうそう。私の日常によく出てくる言葉を歌詞に反映させてますね。
カノ:注目して聴いてほしい点はある?
あい:コーラスですね。サビのハモりとかサビ前のハモりもとてもこだわって作りました。
カノ:そんな『ナイーブ女の子』は、「ハク。」らしい着飾らない感じが伝わると思うし、一方で新しい力強い感じも現れていると思うので、ぜひたくさん聴いてみてください。
「自由さ」に影響を受けたサカナクション
ハク。のほとんどの作品の作詞・作曲を手がけるボーカルのあい。そんな彼女のルーツとなるのは、サカナクション。出会ったとき、「きたー!」と感じたそうだ。カノ:あいちゃんが詩曲を作ってくれているので、あいちゃんのルーツを聞いてみたいなって。
あい:いっぱいルーツはあるんですけど、その中で「きたー!」って思ったのはサカナクションですね。
カノ:そやな。ずっと言ってるもんな。ちなみにいつから好きなん?
あい:どっぷりハマって聴き込んだのは高校生から。サカナクションを聴いてると、歌詞の言い回しとか、単語が並んでいるだけでも「意味があるな〜」と思ってすごく掘り返しちゃうんです。1番は歌詞に影響を受けましたね。その中でもドキッとした楽曲が『インナーワールド』っていう曲。1番の歌詞が全部<描いた>っていう単語で埋まっているんです。
カノ:すごっ!
あい:そう。それにすごい衝撃を受けて。説明的な歌詞じゃなくてもいいんだとか、リスナーに考えさせる面白さというか、なんでもありなんだっていうことを学んだ曲で。最近は、「ハク。」の中にもその自由さが出てきていると思います。
例えば、擬音を使ってみようとか、造語を使ってみようなど、そういうのが増えてきています。もともと、自分だけが使っている言葉をそのまま歌詞に入れたりも最近できるようになってきていて。それはサカナクションに自由さを感じたから。今の「ハク。」の自由さはそういう部分から繋がっていると思います。
多くの若手ミュージシャンに多大なる影響を与えているサカナクション。あいも、サカナクションの音楽性に衝撃を受けた1人のようだ。
【「ハク。」あい&カノ 出演回のトークを聞く】
・Apple Podcastで聞く
前編/後編
・Spotifyで聞く
前編/後編
・公式ページ
https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/opportunity/
(構成=中山洋平)
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