料理研究家の土井善晴が、クリスマスを明るくするアイテム「シャンシャン茶こし」をスタジオで披露した。
土井が登場したのは、J-WAVEで12月15日(木)に放送された『GOOD NEIGHBORS』(ナビゲーター:クリス智子)のワンコーナー「TALK TO NEIGHBORS」だ。
土井:1年に1回聴きたい音とかね、見たいものとかあるじゃないですか。また来ましたよ。これがあるから私は来れた、これがなかったら来れなかったんです。ツイッターでアナウンスしましたが、今日は「シャンシャン茶こし」です。シャンシャン茶こしは聖なるもので、イマジネーションというのがすごく大事なんです。一瞬目をつぶって、遠くから音を聴いてください。「サンタさん今年も来るかな?」って。ちゃんとエエ子にしていたらちゃんと来るからね。
スタジオでは土井が奏でる、シャンシャン茶こしの鈴の音が鳴り響いた。
クリス:きたきた!
土井:今年もきた! 家の前で止まったよ。プレゼント持ってきたんじゃないかな。
クリス:音が大きくなってきた! うちにもサンタが。
土井:ほら、ホワイトクリスマスになったじゃないですか。今日は丸いドーナツとヒイラギの葉っぱを添えて、緑をあしらって、そこに雪が降った景色がテーブルの上にできました。
クリス:いい香り!
土井:いいでしょ? 私がやるより、クリスさんがにしてもらったら、本当にみんな幸せになれるんとちゃうかな? って思います。
クリス:そんなことないです(笑)。先生がやらないと。でも去年うちでもやりました。やっぱりこれはいい。
土井:これいいでしょ? みんなやりたくなるし楽しいから。こういうお料理を作る、食べるだけじゃなくて、「その場」って何かと考えてる。みんなが集まるとか、久しぶりじゃないかとか、子どもがいてる、おじいちゃんがいてる。そうしたら「縁起がええ」なみたいなことを思って「お料理はなにを作ろう」ということを考えるんです。レシピがあるからじゃなくて、その場になにがふさわしいかということで料理は生まれてくるんですね。
クリス:このシャンシャン茶こしも、今日はドーナツで。かわいい一口ドーナツです。
土井:これはクラシックな浮き輪みたいなドーナツでもいいですし、イチゴでもいいですよね。イチゴのお皿にシャンシャン茶こしをして雪が降り積もるのもいいです。ホットケーキもできるし、クレープをちょっと重ねたりして形作ったらきっとできると思います。なんでもできますよね。年を越したら黒豆に金粉を振るとかどうですか?
クリス:シャンシャンで(笑)。
土井:お正月なら、これは巫女さんの踊りじゃないですか。
クリス:めでたいです。
土井:みんな舞いだすよ(笑)。みんなが集まれるときには、シャンシャン茶こしを持って行くというのはどうですか? これは粉砂糖で、和三盆でもいけるとは思います。
番組にはリスナーから「シャンシャン茶こし、待ってました! クリスマスに友人家族とズコットを作って、シャンシャン茶こしを楽しもうと思っています。シャンシャン茶こしの2022ニューバージョンがあれば教えてください」というメッセージが届いた。
土井:持つところにクリスマスのケーキを包んでいたような、赤に金が入ったようなテープを巻くとかね。演出というのは大事ですから。
クリス:ちょっとリボンを巻いてね。そこを変えてもいいですし。「シャンシャン茶こしをお披露目するとみんな『これなに!』と言って笑ってくれて楽しくなるんですよね。今年も楽しみです」とのことです。
土井:きっとシャンシャン茶こしを持っていってやり始めたら、周りの人がみんな舞いだしますよ。ダンスがスタートするということでどうですか?
クリス:ありがとうございます。幸せ。これで『GOOD NEIGHBORS』リスナーのみなさまはシャンシャン茶こしを今年も聴けたということで。
土井:今年も1年エエ年やったと思いますので、あともうちょっと、大切になさってください。
「今日は大好きな土井先生がゲストということで、思わずメッセージしました。褒めてほしいことは『毎日味噌汁を作ってこれた1年』でした。土井先生が以前テレビ番組で『なんでも入れたらいいねんよ。形はこだわらんでもいいねん。ご飯と味噌汁があればごちそうや』と言われていて、その言葉に大変救われました」
土井:ホンマになんでもかんでも入れたら絶対おいしいですよ。案外私が言ってても、本当になんでもかんでも入れて味噌汁飲んだ人って少ないと思うんです。昨日もテレビの番組で、そこで具沢山の味噌汁を作ったんです。普通やったらなにを作っても「味見」って書いてあって味見をしてもらうんです。その味見というのが味噌汁やいうのでね、味見というのを台本に書いてないんです。だからそれは、味噌汁ってみんな「知ってるわ」と思っているんです。全然違うんですよ。具沢山になんでも入れたらメチャクチャおいしいから、なんでもかんでもの味噌汁を飲んでください。そうするとまた新しい世界が始まるんです。
クリス:これは深いですよね。どうしてもなじみのものとかを入れがちだから。いろいろ入れてみると。
土井:やったことないことを。度を超えて具を入れてみてください。「自分を超える」ということがわかります。
クリス:味噌汁でわかるんですもんね。
「料理を楽しいことにしましょう」を語る土井。リスナーからは「2年前からパートナーと同棲を始めたんですが。昔から料理に苦手意識が強い私はやっぱり料理が好きになれず、当然上達もしません。せめて料理への苦手意識をなくしたいんですが、何かいい方法はありますか?」という悩み相談が寄せられた。
土井:自分で「上手じゃない」と思っているんでしょ。料理に上手下手はないんです。そういう意味では「上手じゃない」と自覚している人は「おいしいものを作ろう」と思っているんです。おいしいというのは結果でしょ? 結果を求めたらあかんのですよ。その前にちゃんとお芋ならお芋とかのことを思ってやることです。そうしたら結果はあとからついてくるんです。大抵結果を思ったら失敗する。思わないで、正しく丁寧にやったら結果はついてくる。お料理はおいしいものを作ろうと思わなくていいんです。おいしさはご褒美です。あなたが一生懸命したというご褒美に、おいしさは必ずついてくるんです。
クリス:先生すばらしい! あとからご褒美としておいしさがついてくると。
土井:人間ってすばらしいですよね。料理をしたらご褒美があるんです。だから頑張らんとあかんのです。
『GOOD NEIGHBORS』で土井のことを知って以来、活動をチェックしているという視聴者からは「特に褒めてもらえることはないので、いま我が家がみんな健康なことを褒めてください」という声も寄せられた。
土井:それは一番ですよ。それはあなたのおかげ、みんなのおかげということでね。みんなが褒められることです。
クリス:当たり前じゃないですよね。
土井:年取ったら健康が一番ですよ。それは特別なことです。
土井:そんなとき私は味噌汁ということになります。白いご飯が好きなので、ご飯を炊いて味噌汁があって漬物があって。自分で作ったものはおいしいですよね。
クリス:結局卵ご飯とか、普通のなんでもないもので。
土井:大事なことは、普通のもので自分を傷つけるようなものがなにも入ってないと、やっぱり自分をいたわることになりますから。手料理というくらいで、手で触れるということは嫌なことがどんどん薄くなる、なくなっていく気がしますよね。慣れたことだったら自分で加減をあまり意識しなくてもできます。絵描きさんが雑談しながら絵が描けるように。それぐらいのいつも作っているものというのは、ほかのことを考えながらとか、写真集を見ながらだってシチューが煮込めたりね。いい時間を自分で作ることができるのが、もしかしたら料理かもしれないね。
クリス:落ち込んで悲しいときに好きなものを作るというのは、料理で自分が元気になることを分かっていてね。
土井:体は知ってるんです。それを意識的になさったんだと思います。
J-WAVE『GOOD NEIGHBORS』のワンコーナー「TALK TO NEIGHBORS」は毎週月曜から木曜の14時10分ころから。
土井が登場したのは、J-WAVEで12月15日(木)に放送された『GOOD NEIGHBORS』(ナビゲーター:クリス智子)のワンコーナー「TALK TO NEIGHBORS」だ。
スタジオにはシャンシャン茶こしの鈴の音
コーナーの冒頭では2022年を振り返った2人。土井はこの季節の恒例となりつつある、鈴をつけた茶こし「シャンシャン茶こし」をスタジオに持ってきた。土井:1年に1回聴きたい音とかね、見たいものとかあるじゃないですか。また来ましたよ。これがあるから私は来れた、これがなかったら来れなかったんです。ツイッターでアナウンスしましたが、今日は「シャンシャン茶こし」です。シャンシャン茶こしは聖なるもので、イマジネーションというのがすごく大事なんです。一瞬目をつぶって、遠くから音を聴いてください。「サンタさん今年も来るかな?」って。ちゃんとエエ子にしていたらちゃんと来るからね。
スタジオでは土井が奏でる、シャンシャン茶こしの鈴の音が鳴り響いた。
クリス:きたきた!
土井:今年もきた! 家の前で止まったよ。プレゼント持ってきたんじゃないかな。
クリス:音が大きくなってきた! うちにもサンタが。
土井:ほら、ホワイトクリスマスになったじゃないですか。今日は丸いドーナツとヒイラギの葉っぱを添えて、緑をあしらって、そこに雪が降った景色がテーブルの上にできました。
【TALK TO NEIGHBORS】
— J-WAVE GOOD NEIGHBORS (@GOOD_813) December 15, 2022
ゲスト・料理研究家 #土井善晴 さん生出演中!@doiyoshiharu
放送でもにぎやかに鈴の音が鳴っていますが…
話題の #しゃんしゃん茶こし がこちら!#jwave #good813 pic.twitter.com/2oloxeYb5S
クリス:いい香り!
土井:いいでしょ? 私がやるより、クリスさんがにしてもらったら、本当にみんな幸せになれるんとちゃうかな? って思います。
クリス:そんなことないです(笑)。先生がやらないと。でも去年うちでもやりました。やっぱりこれはいい。
土井:これいいでしょ? みんなやりたくなるし楽しいから。こういうお料理を作る、食べるだけじゃなくて、「その場」って何かと考えてる。みんなが集まるとか、久しぶりじゃないかとか、子どもがいてる、おじいちゃんがいてる。そうしたら「縁起がええ」なみたいなことを思って「お料理はなにを作ろう」ということを考えるんです。レシピがあるからじゃなくて、その場になにがふさわしいかということで料理は生まれてくるんですね。
クリス:このシャンシャン茶こしも、今日はドーナツで。かわいい一口ドーナツです。
土井:これはクラシックな浮き輪みたいなドーナツでもいいですし、イチゴでもいいですよね。イチゴのお皿にシャンシャン茶こしをして雪が降り積もるのもいいです。ホットケーキもできるし、クレープをちょっと重ねたりして形作ったらきっとできると思います。なんでもできますよね。年を越したら黒豆に金粉を振るとかどうですか?
クリス:シャンシャンで(笑)。
土井:お正月なら、これは巫女さんの踊りじゃないですか。
クリス:めでたいです。
土井:みんな舞いだすよ(笑)。みんなが集まれるときには、シャンシャン茶こしを持って行くというのはどうですか? これは粉砂糖で、和三盆でもいけるとは思います。
番組にはリスナーから「シャンシャン茶こし、待ってました! クリスマスに友人家族とズコットを作って、シャンシャン茶こしを楽しもうと思っています。シャンシャン茶こしの2022ニューバージョンがあれば教えてください」というメッセージが届いた。
土井:持つところにクリスマスのケーキを包んでいたような、赤に金が入ったようなテープを巻くとかね。演出というのは大事ですから。
クリス:ちょっとリボンを巻いてね。そこを変えてもいいですし。「シャンシャン茶こしをお披露目するとみんな『これなに!』と言って笑ってくれて楽しくなるんですよね。今年も楽しみです」とのことです。
土井:きっとシャンシャン茶こしを持っていってやり始めたら、周りの人がみんな舞いだしますよ。ダンスがスタートするということでどうですか?
クリス:ありがとうございます。幸せ。これで『GOOD NEIGHBORS』リスナーのみなさまはシャンシャン茶こしを今年も聴けたということで。
土井:今年も1年エエ年やったと思いますので、あともうちょっと、大切になさってください。
“なんでもかんでも”の味噌汁を飲んでください
この日は「2022年、今年褒めてほしいなということをどんどん送ってください」とメッセージを募集。さっそくリスナーから届いたメッセージを紹介した。「今日は大好きな土井先生がゲストということで、思わずメッセージしました。褒めてほしいことは『毎日味噌汁を作ってこれた1年』でした。土井先生が以前テレビ番組で『なんでも入れたらいいねんよ。形はこだわらんでもいいねん。ご飯と味噌汁があればごちそうや』と言われていて、その言葉に大変救われました」
土井:ホンマになんでもかんでも入れたら絶対おいしいですよ。案外私が言ってても、本当になんでもかんでも入れて味噌汁飲んだ人って少ないと思うんです。昨日もテレビの番組で、そこで具沢山の味噌汁を作ったんです。普通やったらなにを作っても「味見」って書いてあって味見をしてもらうんです。その味見というのが味噌汁やいうのでね、味見というのを台本に書いてないんです。だからそれは、味噌汁ってみんな「知ってるわ」と思っているんです。全然違うんですよ。具沢山になんでも入れたらメチャクチャおいしいから、なんでもかんでもの味噌汁を飲んでください。そうするとまた新しい世界が始まるんです。
クリス:これは深いですよね。どうしてもなじみのものとかを入れがちだから。いろいろ入れてみると。
土井:やったことないことを。度を超えて具を入れてみてください。「自分を超える」ということがわかります。
クリス:味噌汁でわかるんですもんね。
「料理を楽しいことにしましょう」を語る土井。リスナーからは「2年前からパートナーと同棲を始めたんですが。昔から料理に苦手意識が強い私はやっぱり料理が好きになれず、当然上達もしません。せめて料理への苦手意識をなくしたいんですが、何かいい方法はありますか?」という悩み相談が寄せられた。
土井:自分で「上手じゃない」と思っているんでしょ。料理に上手下手はないんです。そういう意味では「上手じゃない」と自覚している人は「おいしいものを作ろう」と思っているんです。おいしいというのは結果でしょ? 結果を求めたらあかんのですよ。その前にちゃんとお芋ならお芋とかのことを思ってやることです。そうしたら結果はあとからついてくるんです。大抵結果を思ったら失敗する。思わないで、正しく丁寧にやったら結果はついてくる。お料理はおいしいものを作ろうと思わなくていいんです。おいしさはご褒美です。あなたが一生懸命したというご褒美に、おいしさは必ずついてくるんです。
クリス:先生すばらしい! あとからご褒美としておいしさがついてくると。
土井:人間ってすばらしいですよね。料理をしたらご褒美があるんです。だから頑張らんとあかんのです。
『GOOD NEIGHBORS』で土井のことを知って以来、活動をチェックしているという視聴者からは「特に褒めてもらえることはないので、いま我が家がみんな健康なことを褒めてください」という声も寄せられた。
土井:それは一番ですよ。それはあなたのおかげ、みんなのおかげということでね。みんなが褒められることです。
クリス:当たり前じゃないですよね。
土井:年取ったら健康が一番ですよ。それは特別なことです。
料理で元気になれることを体は知っている
最近悲しいことがあり、心を温めるイメージをしながら食材を選び、クリームベースのミートボールを作ったという視聴者からは「とてもおいしかったのはもちろん、ほっとしてゆっくり自分を励まし、抱きしめる時間になりました。土井先生とクリスさんが自分を励ますときに作るものはありますか?」というメッセージが届いた。土井:そんなとき私は味噌汁ということになります。白いご飯が好きなので、ご飯を炊いて味噌汁があって漬物があって。自分で作ったものはおいしいですよね。
クリス:結局卵ご飯とか、普通のなんでもないもので。
土井:大事なことは、普通のもので自分を傷つけるようなものがなにも入ってないと、やっぱり自分をいたわることになりますから。手料理というくらいで、手で触れるということは嫌なことがどんどん薄くなる、なくなっていく気がしますよね。慣れたことだったら自分で加減をあまり意識しなくてもできます。絵描きさんが雑談しながら絵が描けるように。それぐらいのいつも作っているものというのは、ほかのことを考えながらとか、写真集を見ながらだってシチューが煮込めたりね。いい時間を自分で作ることができるのが、もしかしたら料理かもしれないね。
クリス:落ち込んで悲しいときに好きなものを作るというのは、料理で自分が元気になることを分かっていてね。
土井:体は知ってるんです。それを意識的になさったんだと思います。
J-WAVE『GOOD NEIGHBORS』のワンコーナー「TALK TO NEIGHBORS」は毎週月曜から木曜の14時10分ころから。
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