生活者一人ひとりのアクションで温室効果ガスの排出量を削減し、脱炭素社会実現を推進することを目的として、博報堂と三井物産が手掛ける共創型プラットフォーム「Earth hacks」。
サッシャとノイハウス萌菜がナビゲーターを務めるJ-WAVEの番組『STEP ONE』では毎週木曜日、この「Earth hacks」の理念に賛同した企業の担当者が電話出演し、エシカルな商品やサービスをPRする「CHEER UP WORKERS」というコーナーを展開している。ここでは、10月27日(木)のオンエアの模様を紹介していく。漆と木を用いたストローとは?
堤:漆は日本において、縄文時代から人々に使われている伝統的な塗料の一つです。しかし、現代では衰退がどんどん進んでいる現状があります。私たちは漆屋として漆の可能性を広めることを目的とし、様々なプロジェクトに着手しているのですが、漆を残そうと考えた場合、はじめに漆液を採取するための木々がなくなっている「木の問題」に直面しまして。そこから、林業の問題、地域の問題を経て、山が荒廃している実情を知るに至りました。こうした漆の現状や山の状況、そして環境のことを伝えられるプロダクトが作れないかと思い、京都産の木材を加工した漆と木のストロー「/suw」を作りました。
ノイハウス:この「/suw」を展開することによって、どれくらいのCO2を削減できるのでしょうか?
堤:従来のポリプロピレン製ストローを2年間毎日使った場合と比べ、この漆と木で作ったストローを2年間洗って使えば、CO2削減率を表す「デカボスコア」で表すと、73%OFFになります。
ノイハウス:そうなんですね。今その漆と木のストローがスタジオにあるんですけど、すごく軽いですね!
サッシャ:たしかに。それでいて、ぎゅっと力を入れても大丈夫なぐらい強度もあって。しかも、細いので吸いやすそうですね。
堤:ぜひ実際に吸い心地を確かめてみてください。
ノイハウス:あっ! なんか、オシャレな感じがする!
サッシャ:オシャレ?
ノイハウス:なんか、吸い口も軽いというか。あまり細いと力を込めて吸わなきゃいけないけど、すごくサラッと吸えますね。
堤淺吉漆店では、薄く削って筒状に巻いた木材に、漆を何度も吸わせることで強固な素地を作成。さらに、小口部分を和紙で補強し、その上に漆を塗り重ねることで、漆特有の口当たりの良いストローを完成させた。
ノイハウス:そもそも、漆って環境に優しい素材なんですか?
堤:そうですね。15年ほどかかるんですけど、植えて育てることを継続していけば、枯渇することのないプラスチックに代わる天然の樹脂となります。また、塗る際は溶剤を一切使用することなく、製造する時も有機溶剤を使う必要がないので、作る人、塗る人にとっても優しい素材であると言えます。
ノイハウス:そして、ストローを利用して飲む人にも優しいと。
堤:はい。耐久性・抗菌性も兼ね備えているので、長くお使いいただけると思います。
サッシャ:「/suw」には、ストローの筒の中を掃除するためのブラシも付属するそうですね。
堤:そうなんです。ずっと使ってもらいたいと思って。
ノイハウス:ストロー大好きなので、私のストローコレクションに追加させていただきます(笑)。
堤:ぜひ、使ってください。
ノイハウス:この「/suw」、すごく日本を感じられる製品で、お友達にもおすすめしたいんですけど、どちらから購入できるのでしょうか?
堤:私たち堤淺吉漆店のオンラインショップや、「Earth hacks」さんのサイトでも買えるようになっています。
サッシャ:なるほど。ちなみに堤さんって何代目なんですか?
堤:先ほどもお伝えしたように堤淺吉漆店は明治42年創業で、111年前から続いていて、僕で4代目になります。
サッシャ:すごい……! この伝統をぜひ、受け継いでいってくださいね!
堤:はい、ありがとうございます!
Earth hacksの詳細は、公式サイトやInstagramまで。
・Earth hacks公式サイト
https://earthhacks.jp/
・Earth hacks公式Instagram
https://www.instagram.com/earthhacks.jp
J-WAVEの番組『STEP ONE』のワンコーナー「CHEER UP WORKERS」は、月曜~木曜の11時45分~11時50分にオンエア。
(構成=小島浩平)
サッシャとノイハウス萌菜がナビゲーターを務めるJ-WAVEの番組『STEP ONE』では毎週木曜日、この「Earth hacks」の理念に賛同した企業の担当者が電話出演し、エシカルな商品やサービスをPRする「CHEER UP WORKERS」というコーナーを展開している。ここでは、10月27日(木)のオンエアの模様を紹介していく。漆と木を用いたストローとは?
縄文時代から使われる天然塗料「漆」の可能性に着目
今回話を聞いた堤卓也さんが専務取締役を務める株式会社堤淺吉漆店は、明治42年創業。採取された漆樹液(荒味漆)を仕入れ、生漆精製から塗漆精製、調合、調色を一貫して自社で行う、漆の老舗メーカーだ。受け継がれてきた伝統の工法に加え、独自の高分散精製工法を駆使して、文化財修復や伝統工芸などを担う顧客の需要に応える漆を提供している。またその一方で、オリジナルの環境に優しいストローを開発していると、堤さんは説明する。堤:漆は日本において、縄文時代から人々に使われている伝統的な塗料の一つです。しかし、現代では衰退がどんどん進んでいる現状があります。私たちは漆屋として漆の可能性を広めることを目的とし、様々なプロジェクトに着手しているのですが、漆を残そうと考えた場合、はじめに漆液を採取するための木々がなくなっている「木の問題」に直面しまして。そこから、林業の問題、地域の問題を経て、山が荒廃している実情を知るに至りました。こうした漆の現状や山の状況、そして環境のことを伝えられるプロダクトが作れないかと思い、京都産の木材を加工した漆と木のストロー「/suw」を作りました。
堤:従来のポリプロピレン製ストローを2年間毎日使った場合と比べ、この漆と木で作ったストローを2年間洗って使えば、CO2削減率を表す「デカボスコア」で表すと、73%OFFになります。
<「Earth hacks」では、CO2e(CO2 相当量に換算した値のこと)排出削減率を「デカボスコア」として算出。この画像は、デカボスコアが一目でわかるように提供されているもの。>
サッシャ:たしかに。それでいて、ぎゅっと力を入れても大丈夫なぐらい強度もあって。しかも、細いので吸いやすそうですね。
堤:ぜひ実際に吸い心地を確かめてみてください。
ノイハウス:あっ! なんか、オシャレな感じがする!
サッシャ:オシャレ?
ノイハウス:なんか、吸い口も軽いというか。あまり細いと力を込めて吸わなきゃいけないけど、すごくサラッと吸えますね。
口当たりがよく、耐久性・抗菌性も兼備
プラスチック使用削減を目指し、これまでも木製ストローを使用する動きはあったものの、耐久性に難があり、繰り返し使うにも限界があった。そこで、耐水効果のある漆の出番だ。堤淺吉漆店では、薄く削って筒状に巻いた木材に、漆を何度も吸わせることで強固な素地を作成。さらに、小口部分を和紙で補強し、その上に漆を塗り重ねることで、漆特有の口当たりの良いストローを完成させた。
ノイハウス:そもそも、漆って環境に優しい素材なんですか?
堤:そうですね。15年ほどかかるんですけど、植えて育てることを継続していけば、枯渇することのないプラスチックに代わる天然の樹脂となります。また、塗る際は溶剤を一切使用することなく、製造する時も有機溶剤を使う必要がないので、作る人、塗る人にとっても優しい素材であると言えます。
ノイハウス:そして、ストローを利用して飲む人にも優しいと。
堤:はい。耐久性・抗菌性も兼ね備えているので、長くお使いいただけると思います。
堤:そうなんです。ずっと使ってもらいたいと思って。
ノイハウス:ストロー大好きなので、私のストローコレクションに追加させていただきます(笑)。
堤:ぜひ、使ってください。
ノイハウス:この「/suw」、すごく日本を感じられる製品で、お友達にもおすすめしたいんですけど、どちらから購入できるのでしょうか?
堤:私たち堤淺吉漆店のオンラインショップや、「Earth hacks」さんのサイトでも買えるようになっています。
サッシャ:なるほど。ちなみに堤さんって何代目なんですか?
堤:先ほどもお伝えしたように堤淺吉漆店は明治42年創業で、111年前から続いていて、僕で4代目になります。
サッシャ:すごい……! この伝統をぜひ、受け継いでいってくださいね!
堤:はい、ありがとうございます!
Earth hacksの詳細は、公式サイトやInstagramまで。
・Earth hacks公式サイト
https://earthhacks.jp/
・Earth hacks公式Instagram
https://www.instagram.com/earthhacks.jp
J-WAVEの番組『STEP ONE』のワンコーナー「CHEER UP WORKERS」は、月曜~木曜の11時45分~11時50分にオンエア。
(構成=小島浩平)
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