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SKY-HI、進化するBE:FIRSTやNovel Coreに望むことは─自身のインスピレーションの源も聞いた

SKY-HI、進化するBE:FIRSTやNovel Coreに望むことは─自身のインスピレーションの源も聞いた

SKY-HIが自身のインスピレーションの源や、BE:FIRSTやNovel Coreに望むことを明かした。

SKY-HIが登場したのは、J-WAVEの特別番組『J-WAVE HOLIDAY SPECIAL Mercedes-EQ presents INSPIRE THE FUTURE』(ナビゲーター:クリス・ペプラー・長谷川ミラ)のゲストコーナー。オンエアは9月19日(月・祝)。

自分で発した言葉が原動力になる

これまでのインスピレーションの源流をたどりながら、次の時代を切り開いていくためのヒントを探求するスペシャルプログラム『J-WAVE HOLIDAY SPECIAL Mercedes-EQ presents INSPIRE THE FUTURE』。「INSPIRE THE FUTURE」をキーワードに、これからの新時代を創っていくさまざまな分野の人たちに注目する。

番組はJ-WAVEが9月17日から19日に国立代々木競技場でおこなった、音楽・食・マーケットが楽しめる都市型フェス「J-WAVE presents INSPIRE TOKYO ~Best Music & Market」と連動。9月19日に「INSPIRE TOKYO」に出演したSKY-HIをゲストに招いた。

【ライブ写真はこちら】SKY-HI、いとうせいこう is the poetに出演

長谷川:ゲストのみなさんからINSPIREの源を伺っています。SKY-HIさんは、誰かからINSPIREされる対象だと思うんです。SKY-HIさんご自身の行動力やアイディアの源はどこから来るんですか?

SKY-HI:楽しいなと思う瞬間に対して貪欲でいようとは思います。コロナ禍という状況で「楽しい気持ちになっちゃいけないんじゃないか」って思いは少なくない気がするんです。享楽的な楽しみと本質的な快楽って別なはずなんですけど、本当に心が楽しい、面白いと思うものに対して貪欲でいるっていうのはすごく大切なことだと思っているし、それに尽きるかなあ。それを一緒に共有できる友だちとか仲間に対して「俺は本当にこれが好きだ」「これを共有しているあなたが好きだ」なんかを(伝えたい)。思春期に好きな子ができると、「あの子のことが好きなんだよね」って言っていると、どんどん好きになっていったりするじゃないですか(笑)。それを大きな規模でやりたいなっていうか。どんどん言っていって、自分の言葉にどんどんINSPIREされてるところはありますね。

クリス:なるほどねえ。

東京の街では、渋谷が大きな影響を受けた場所だという。

SKY-HI:みんなのインタビューとか歌詞に出てくる、高校生の途中くらいまでは文字だけで知っていた場所に直接行ってみたくって。今はなきシスコ(レコードショップ)があったシスコ坂とか。靴下のなかに5,000円を入れて。カツアゲされたら怖いから(笑)。

長谷川:ああ!

SKY-HI:それは中学生くらいのときだけど、それぐらいから行ってました。実際にクラブに行って今までCDだけで聴いていたような人とライブのあとに喋ったりして、「自分はここで生きていくんだろうな」って渋谷で思わされた気持ちは、いまだにずっと生きていますね。

目標にしている大型イベントは?

SKY-HI主催のレーベルであるBMSGは、富士急ハイランドで9月17日と18日の2日間にわたり、野外フェス「BMSG FES’22」を開催。SKY-HIは、イベントがアメリカンフットボールのイベント・スーパーボウルのハーフタイムショーに影響を受けていることを明かした。

クリス:SKY-HIがINSPIREされた楽曲をお届けしたいと思うのですが、どの曲にしましょうか?

SKY-HI:曲というか、スーパーボウルみたいなことをずっとしたかったんですね。「BMSG FES’22」で自分のところのアーティストを全員でイベントをやってきたんですけど、スーパーボウルがINSPIRE元には間違いなくなっていると思います。スーパーボウル(のハーフタイムショー2022)からDr. Dre Featuring Snoop Doggの『The Next Episode』を持ってきました。

BE:FIRSTとNovel Coreに望むのは「増える責任を背負える人に」

BMSG所属のアーティストであるBE:FIRSTとNovel Coreは、8月にそれぞれアルバムをリリース。躍進が止まらない2組だが、SKY-HIは今後どのような展望を描いているのだろう?

長谷川:今度さらなる進化が期待されていると思うんですけども、この2組はどういう進化を遂げていくと思われますか?

SKY-HI:BE:FIRSTがファーストアルバムで、Novel Coreはインディーズ時代を含めたら2枚3枚と出しているアーティストになります。世代は2組ともほぼ同じだし、先週はBE:FIRSTのアルバム『BE:1』は世界で売上1位だったんですね。

クリス:すごい。

SKY-HI:すごく状況はいいんですけど、BE:FIRSTとNovel Coreは今後新人ではないフェーズに入っていくんですね。Novel Coreは自分のバンドを組んで、生音でツアーをまわるのが始まります。ソロアーティストとボーイズグループって出自も違うし目指すべき場所も違うと思うから、どんな進化って一括りにするとすごく難しいですね。でも、増える責任を背負える人にはどっちもなってほしいというより、なると思います。

人気があるという結果ではなく、そうなれた原因に注視してほしいとSKY-HIは語る。

SKY-HI:たとえ結果がうまくいかないときがあっても原因のほう、初期衝動とかクリエイティブとかが汚されていない限りは絶対大丈夫だと思うんで。100パーセントフルで、愛情を持ってやっていきたいなと思います。

「圧倒的な音像」を作ることに苦心…その成果は

SKY-HIは2022年9月1日に東京・国際フォーラムAで開催された「SKY-HI HALL TOUR 2022 -超・八面六臂-」のファイナル公演で、XR技術を駆使したライブを実施した。

SKY-HI:ステージと客席の“剥離”みたいなのをなくしたくて、圧倒的な音像を作ることに数年苦心していたんですね。この音とパフォーマンスだったら大丈夫と思えるものを作ったときに、ステージで照明含めて完結しているのがたぶん違うんじゃないかと思って、臨界点を客席のほうに持っていきました。

ライブでは観ている側の没入感を増やすため、照明があたる位置を客席まで含めて構成し、3D映像を駆使することで歌詞の世界観を感じやすい構成したという。

SKY-HI:たとえば手から炎を出す映像があれば、「俺は炎を出すぜ」って言われたときに、それを信じられる没入感を作ることをすごく大事にしました。それが成功したのが今回のツアーでしたね。

長谷川:XR(クロスリアリティ)、現実世界と仮想世界を融合することで現実にはないものを知覚的に感じられる技術ですね。

SKY-HI:そうそう。手から炎を出すわ、羽生えるわ、いろいろやりました(笑)。

長谷川:今回のツアーのインスピレーションはどこから来ていたんですか?

SKY-HI:冒頭で喋った、自分の言葉にINSPIREされたってのが近い気がします。ステージ上で自分が言っている強い言葉とかに鼓舞されているのは実は自分だったりして、承認欲求とか向上心とかも含めて、自分が思っていることをもっと伝えたいって気持ちに歯止めを利かせなくしていったらそうなったっていう感じです。

クリス:なるほどね。自分でやっている以上、責任が出てきますもんね。自分で立証しないといけない。

SKY-HI:そうそう。今は社長で、お金を出しているのも責任を持っているのも自分だから。多少責任も増えたけど、できることを今後やれる可能性もどんどん増えていってる気はしています。

SKY-HIは12月11(日)、12日(月)にライブイベント「Round A Ground Special 2022」を開催予定。場所は豊洲PIT。詳細は公式ホームページをチェック。

SKY-HIの最新情報は、公式サイトまたは、オフィシャルTwitterまで。

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番組情報
J-WAVE HOLIDAY SPECIAL Mercedes-EQ presents INSPIRE THE FUTURE
2022年9月19日(月・祝)
9:00-17:55