ROTH BART BARONの三船雅也(Vo/Gt)が、初めて担当する映画音楽への想いについて語った。
三船が登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『PIA SONAR MUSIC FRIDAY』(ナビゲーター:櫻井海音)。オンエアは8月5日(金)。
ROTH BART BARONは9月18日(日)、都市フェス「J-WAVE presents INSPIRE TOKYO ~Best Music & Market」に出演する。
・「INSPIRE TOKYO」公式サイト
https://www.j-wave.co.jp/special/inspire2022/
櫻井:今週と来週はそんなROTH BART BARONの三船さんにいろいろとお話を伺っていきます。三船さんは2022年5月に公開された川和田恵真監督の映画『マイスモールランド』で初めて映画音楽を手がけられました。この『マイスモールランド』は、在日クルド人の少女が在留資格を失ったことをきっかけに、理不尽な社会と向き合いながら居場所を探して成長する姿を描いた作品です。こちらはどんなきっかけで音楽を担当することになったんでしょうか。
【関連記事】映画『マイスモールランド』監督と吉岡里帆が対談。是枝裕和監督から得た学びとは?
三船:『マイスモールランド』は、ちょうど2021年にリリースしたアルバム『無限のHAKU』のレコーディング中にメールをいただきました。台本とか概要を教えていただいたんですが「実際にお会いして話をしてみたいです」と僕がわがままで返事をして。そうしたら忙しいのに時間をとってくださって。そこでお会いしたときに、すごく誠実な方だし、自分が音楽で手伝えることがあったらぜひやりたいなと。監督とスタッフさんの人柄に惚れてしまってというか、「ぜひ一緒にやりたいです!」と言ったのがきっかけで、そうやって作っていきました。
櫻井:相思相愛の関係で決まった縁だったんですね。
三船:もとから映画の音楽を作りたいなと、勝手に架空の映画で作ったりしていたので「ようやく本当のサウンドトラックになった」というのが正直な気持ちです。もともとずっと映画監督になりたくて、学校もずっと映画の勉強をしていました。学生時代、友だちが作った映画に音を僕が作ったりすると、映画を作るより音楽を作るほうがみんな喜んでくれるなって(笑)。それがいまのミュージシャンになったきっかけでもあったので、ずっと映像とともに音楽を始めたというのが、自分の原体験だと思います。音をポーンと1音鳴らしたときに景色が浮かんだものが自分にとって大事な曲になることが多いですね、無意識に。だから、なんか親しいんでしょうね。「画が浮かぶ音」というか、画から音になるのかどちらが先なのかわからないですけど。卵か鶏かみたいな。ただ、切っても切れない、ゆるくつながっている関係性はあると思います。
櫻井:監督という形ではないけれども、音楽で映画に携われているのは、昔からの夢が叶った瞬間でもあったんでしょうね。
三船:ルーツミュージックというか、本当に何百年も昔から歌い継がれている民謡みたいな意味合いもあります。フォークスって自分が住んでいる集落のみんなとか、顔見知りのみんなのことを歌うというか。「自分の気持ちはこうなんです!」じゃなくて、いま僕たちの周りで起きていることをみんなで囲んで歌うというのがフォークミュージック。そういう古い音楽とか、アイリッシュの古いものだったり、アメリカの古いフォークソングとかすごく好きだったので。そういった意味で、それをいまの気持ちで、いまの2022年に生きる僕の目線でどうやったら歌えるのかみたいな想いを込めています。いま全然誰もフォークって使わないし、ダサいおじさんの音楽って思われているかもしれないけど、全然モダンな、新しい解釈でできるんじゃないかなって思いながらフォークという言葉をいまだに使っています。
ROTH BART BARONの最新情報は、公式サイトまたは、Twitterまで。
“いま聴くべき音楽” に特化した SONAR MUSIC 完全連動プログラム『PIA SONAR MUSIC FRIDAY』の放送は毎週金曜日の22時30分から。
三船が登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『PIA SONAR MUSIC FRIDAY』(ナビゲーター:櫻井海音)。オンエアは8月5日(金)。
ROTH BART BARONは9月18日(日)、都市フェス「J-WAVE presents INSPIRE TOKYO ~Best Music & Market」に出演する。
・「INSPIRE TOKYO」公式サイト
https://www.j-wave.co.jp/special/inspire2022/
初の映画音楽を担当
ROTH BART BARONは2008年に結成され、現在は三船のソロプロジェクトとして活動しているフォークロックバンド。独創的な活動と圧倒的なライブパフォーマンス、さらにフォーク、ロックをルーツとした壮大かつメッセージ性の高い音楽で、多くの音楽ファンを魅了してる。櫻井:今週と来週はそんなROTH BART BARONの三船さんにいろいろとお話を伺っていきます。三船さんは2022年5月に公開された川和田恵真監督の映画『マイスモールランド』で初めて映画音楽を手がけられました。この『マイスモールランド』は、在日クルド人の少女が在留資格を失ったことをきっかけに、理不尽な社会と向き合いながら居場所を探して成長する姿を描いた作品です。こちらはどんなきっかけで音楽を担当することになったんでしょうか。
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映画『マイスモールランド』予告編
櫻井:相思相愛の関係で決まった縁だったんですね。
映像と音楽は「ゆるくつながっている関係」
三船は、初の映画音楽のオファーがきたときの心境について語った。そこにはかねてより持っていた、映画への憧れがあったという。三船:もとから映画の音楽を作りたいなと、勝手に架空の映画で作ったりしていたので「ようやく本当のサウンドトラックになった」というのが正直な気持ちです。もともとずっと映画監督になりたくて、学校もずっと映画の勉強をしていました。学生時代、友だちが作った映画に音を僕が作ったりすると、映画を作るより音楽を作るほうがみんな喜んでくれるなって(笑)。それがいまのミュージシャンになったきっかけでもあったので、ずっと映像とともに音楽を始めたというのが、自分の原体験だと思います。音をポーンと1音鳴らしたときに景色が浮かんだものが自分にとって大事な曲になることが多いですね、無意識に。だから、なんか親しいんでしょうね。「画が浮かぶ音」というか、画から音になるのかどちらが先なのかわからないですけど。卵か鶏かみたいな。ただ、切っても切れない、ゆるくつながっている関係性はあると思います。
櫻井:監督という形ではないけれども、音楽で映画に携われているのは、昔からの夢が叶った瞬間でもあったんでしょうね。
フォークソングの新しい解釈
映画『マイスモールランド』の書き下ろし主題歌でもある『New Morning』はROTH BART BARONらしい浮遊感と三船の温かみのあるボーカルが非常に魅力的に響く楽曲となっている。三船はROTH BART BARONの音楽を構成する要素のひとつでもあるフォークミュージックが、自身にとってどのような音楽なのかを語った。ROTH BART BARON - N e w M o r n i n g (Official Video)
ROTH BART BARONの最新情報は、公式サイトまたは、Twitterまで。
“いま聴くべき音楽” に特化した SONAR MUSIC 完全連動プログラム『PIA SONAR MUSIC FRIDAY』の放送は毎週金曜日の22時30分から。
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2022年8月12日28時59分まで
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番組情報
- PIA SONAR MUSIC FRIDAY
-
毎週金曜22:30-23:00
-
櫻井海音
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