次世代を担う新人アーティストを、豪華クリエイター・プロデューサー陣が発掘し、メンターとなって育成するJ-WAVEの音楽プロジェクト「J-WAVE MUSIC ACCELERATOR PROGRAM」通称「MAP」。メンターの一人である音楽コンシェルジュ・ふくりゅうが聞き手を務める、審査を勝ち抜いた8組のアーティストへのインタビュー連載をお届けする。
今回は、シンガーソングライターのRianへのインタビューを紹介。インド人の父と日本人の母を持ち、愛媛県で育った彼女は、2021年より音楽活動を開始。現在は大学で音楽を多角的に学びながら、作詞・作曲・アニメーションMVなど多彩な創作活動を展開する。
そんなRianの音楽活動の原点は何なのか、マルチな活動の原動力は何なのか、そして、どんな思いで愛媛から東京へやってきたのか。現役女子大生アーティストの素顔にふくりゅうが迫る。
Rian:「cc東京シンガー」という、大学生を中心としたイベントで行われていたシンガー募集にエントリーしたことがきっかけです。このときにオリジナル曲を作る企画に挑戦したことで、自分の中の表現に花が咲きました(笑)。
ふくりゅう:いいですね(笑)。では、それまでは、まったく楽器に触れてこなかったのでしょうか?
Rian:いえ。大学に入る前は吹奏楽部で、ドラムや和太鼓など打楽器全般を演奏していました。またバンドを結成し、エレキギターを担当していた時期もあります。今演奏で使用しているアコースティックギターを使うようになったのは、大学に入ってからです。
ふくりゅう:では、好きなアーティストはどなたですか?
Rian:小さい頃はアデルさんやシーアさんが好きで。高校生ぐらいからはアリアナ・グランデさんに夢中になって、彼女の楽曲をめちゃめちゃリピートして聴いていました。
ふくりゅう:音楽づくりにおいて大切にしていることを聞かせてください。
Rian:生活のBGMになるような曲や、誰かの人生を支えるような曲を作りたいと考えているので、電子音だけではなく、アコースティックの良さ、声の良さを伝えられるように心掛けています。
ふくりゅう:たしかに、声の良さはRianさんがご自身のYouTubeチャンネルに投稿されている楽曲『MISSED』を聴いているとすごく伝わってきます。『MISSED』のミュージックビデオには、アニメーションが挿入されていたりと大変なこだわりを感じるのですが、あれは自分で製作されたのでしょうか?
Rian:はい。私自身、もともとアニメーションを作ることに興味があったんです。だから『MISSED』のMV製作にあたって手探りで技術を学びながら、スマホとiPadを駆使して、自分でアニメーションを描いたり、編集したりして作りました。
ふくりゅう:すごい!
Rian:ありがとうございます。現状、自分なりにしっかりと仕上げたMVは『MISSED』だけなので、今後どんどん作っていきたいです。
ふくりゅう:話は変わりますが、Rianさんは日本とインドにルーツをお持ちのようですね。ルーツの一つであるインドを通じて得たことなどありますか?
Rian:小さい頃から、お父さんが聴くインドの楽器や装飾のある鈴の音などを耳にしてきました。なので無意識のうちに、そういったインド音楽のニュアンスみたいなものが自分の中に息づいている気がします。
ふくりゅう:ちなみにRianさんは、日本語、英語、ヒンディー語などある中で、どんな言語を普段使われるのでしょうか?
Rian:ずっと日本で育ってきましたから、基本は日本語です。英語に関しては、海外留学に3回ほど行かせてもらったこともあって、自分なりに勉強しているといった感じですね。あと、お父さんがインド人なのに、伊予弁がすごく達者で(笑)。ヒンディー語はインドへ行ったときに、いとこに教えてもらったり、お父さんとたまに話したりするんですけど、まだまだなレベルなので、もっと話せるようになりたいです。
ふくりゅう:今は、YouTubeやストリーミングサービス、SNSなどをうまく活用すれば、海外に進出していける時代です。Rianさんもいずれは世界へ……という思いもあるのでしょうか?
Rian:まだ想像もつきませんが、そういった思いはあります。私の中では日本語に縛られたり、英語に縛られたりと言語の壁に囚われず、自分から生まれた言葉を音楽に乗せてみんなと共有したいと考えていて。その願望を叶える意味でも、SNSなどを活用してアジアやヨーロッパなど、世界へ飛び立っていきたいです。
ふくりゅう:Rianさんは最近アーティスト活動をされたばかりとのことですが、活動開始前後でどんな悩みや課題がありましたか?
Rian:大学に入学するまでずっと愛媛にいて、「自分がどこまでいけるのか試したい」という意気込みで東京へ来ました。でも、私が地元でくすぶっている間に、SNSを活用してメジャーデビューした同じ愛媛出身の友だちもいて。その子の姿を見て、自分の中で勝手に願望にストップをかけて言い訳していたんだと気付いたんです。だからこそ、そんな過去を打破して、やりたいことを自分から否定するのはもうやめようと決めました。
ふくりゅう:お話を聞く限り、アーティストとして持つべきファーストステップの要素をRianさんは既に持たれている気がします。
Rian:そうですか、うれしいです!
ふくりゅう:「MAP」プロジェクトでは、NFTの活用が一つの重要なテーマとなっています。RianさんはNFTを活用してどんなことをやってみたいですか?
Rian:先ほどもお伝えしたようにアニメーションを作ることが好きなので、LINEスタンプのようなイメージで、一つの動きのあるキャラクターをNFT化したりしてみたいです。あとは、ありがたいことに褒めていただく機会の多い“声”を活かして、口にした台詞とかをNFT化してみても面白そうだなと思っています。
ふくりゅう:ここまでお話を聞いてわかったのですが、Rianさんは、音楽や言語、アニメーションなど様々なことを、好奇心を持って学ばれているのですね。
Rian:そうですね。高校のときは海外が好きだから「英語力を上げよう」と思い、国際学科へ入ったりしました。大学では洋楽が好きなので「音楽を極めよう」と考えて音楽関係の学科へ進学しましたし。今は大学で、DTMから発声方法、果てはライブハウスのチケットノルマの制度まで色んなことを学べて、毎日楽しいです。
ふくりゅう:自分を磨き上げられる環境にいて、そこで自分を成長させることがお好きなんですね。そしたら、今回「MAP」も楽しみなのではないですか?
Rian:はい、夢見心地という感じですね!
MAPの今後は、公式サイトまで。
・「J-WAVE MUSIC ACCELERATOR PROGRAM」公式サイト
https://www.j-wave.co.jp/map/
(構成=小島浩平)
今回は、シンガーソングライターのRianへのインタビューを紹介。インド人の父と日本人の母を持ち、愛媛県で育った彼女は、2021年より音楽活動を開始。現在は大学で音楽を多角的に学びながら、作詞・作曲・アニメーションMVなど多彩な創作活動を展開する。
そんなRianの音楽活動の原点は何なのか、マルチな活動の原動力は何なのか、そして、どんな思いで愛媛から東京へやってきたのか。現役女子大生アーティストの素顔にふくりゅうが迫る。
参加したオーディションで「自分の中の表現に花が咲いた」
ふくりゅう:はじめに、音楽活動を始めたきっかけから教えてください。Rian:「cc東京シンガー」という、大学生を中心としたイベントで行われていたシンガー募集にエントリーしたことがきっかけです。このときにオリジナル曲を作る企画に挑戦したことで、自分の中の表現に花が咲きました(笑)。
ふくりゅう:いいですね(笑)。では、それまでは、まったく楽器に触れてこなかったのでしょうか?
Rian:いえ。大学に入る前は吹奏楽部で、ドラムや和太鼓など打楽器全般を演奏していました。またバンドを結成し、エレキギターを担当していた時期もあります。今演奏で使用しているアコースティックギターを使うようになったのは、大学に入ってからです。
ふくりゅう:では、好きなアーティストはどなたですか?
Rian:小さい頃はアデルさんやシーアさんが好きで。高校生ぐらいからはアリアナ・グランデさんに夢中になって、彼女の楽曲をめちゃめちゃリピートして聴いていました。
ふくりゅう:音楽づくりにおいて大切にしていることを聞かせてください。
Rian:生活のBGMになるような曲や、誰かの人生を支えるような曲を作りたいと考えているので、電子音だけではなく、アコースティックの良さ、声の良さを伝えられるように心掛けています。
ふくりゅう:たしかに、声の良さはRianさんがご自身のYouTubeチャンネルに投稿されている楽曲『MISSED』を聴いているとすごく伝わってきます。『MISSED』のミュージックビデオには、アニメーションが挿入されていたりと大変なこだわりを感じるのですが、あれは自分で製作されたのでしょうか?
Rian:はい。私自身、もともとアニメーションを作ることに興味があったんです。だから『MISSED』のMV製作にあたって手探りで技術を学びながら、スマホとiPadを駆使して、自分でアニメーションを描いたり、編集したりして作りました。
ふくりゅう:すごい!
Rian:ありがとうございます。現状、自分なりにしっかりと仕上げたMVは『MISSED』だけなので、今後どんどん作っていきたいです。
「私がくすぶっている間に…」同郷の友人の活躍に奮起した過去
Rian:小さい頃から、お父さんが聴くインドの楽器や装飾のある鈴の音などを耳にしてきました。なので無意識のうちに、そういったインド音楽のニュアンスみたいなものが自分の中に息づいている気がします。
ふくりゅう:ちなみにRianさんは、日本語、英語、ヒンディー語などある中で、どんな言語を普段使われるのでしょうか?
Rian:ずっと日本で育ってきましたから、基本は日本語です。英語に関しては、海外留学に3回ほど行かせてもらったこともあって、自分なりに勉強しているといった感じですね。あと、お父さんがインド人なのに、伊予弁がすごく達者で(笑)。ヒンディー語はインドへ行ったときに、いとこに教えてもらったり、お父さんとたまに話したりするんですけど、まだまだなレベルなので、もっと話せるようになりたいです。
ふくりゅう:今は、YouTubeやストリーミングサービス、SNSなどをうまく活用すれば、海外に進出していける時代です。Rianさんもいずれは世界へ……という思いもあるのでしょうか?
Rian:まだ想像もつきませんが、そういった思いはあります。私の中では日本語に縛られたり、英語に縛られたりと言語の壁に囚われず、自分から生まれた言葉を音楽に乗せてみんなと共有したいと考えていて。その願望を叶える意味でも、SNSなどを活用してアジアやヨーロッパなど、世界へ飛び立っていきたいです。
ふくりゅう:Rianさんは最近アーティスト活動をされたばかりとのことですが、活動開始前後でどんな悩みや課題がありましたか?
Rian:大学に入学するまでずっと愛媛にいて、「自分がどこまでいけるのか試したい」という意気込みで東京へ来ました。でも、私が地元でくすぶっている間に、SNSを活用してメジャーデビューした同じ愛媛出身の友だちもいて。その子の姿を見て、自分の中で勝手に願望にストップをかけて言い訳していたんだと気付いたんです。だからこそ、そんな過去を打破して、やりたいことを自分から否定するのはもうやめようと決めました。
Rian:そうですか、うれしいです!
ふくりゅう:「MAP」プロジェクトでは、NFTの活用が一つの重要なテーマとなっています。RianさんはNFTを活用してどんなことをやってみたいですか?
Rian:先ほどもお伝えしたようにアニメーションを作ることが好きなので、LINEスタンプのようなイメージで、一つの動きのあるキャラクターをNFT化したりしてみたいです。あとは、ありがたいことに褒めていただく機会の多い“声”を活かして、口にした台詞とかをNFT化してみても面白そうだなと思っています。
ふくりゅう:ここまでお話を聞いてわかったのですが、Rianさんは、音楽や言語、アニメーションなど様々なことを、好奇心を持って学ばれているのですね。
Rian:そうですね。高校のときは海外が好きだから「英語力を上げよう」と思い、国際学科へ入ったりしました。大学では洋楽が好きなので「音楽を極めよう」と考えて音楽関係の学科へ進学しましたし。今は大学で、DTMから発声方法、果てはライブハウスのチケットノルマの制度まで色んなことを学べて、毎日楽しいです。
ふくりゅう:自分を磨き上げられる環境にいて、そこで自分を成長させることがお好きなんですね。そしたら、今回「MAP」も楽しみなのではないですか?
Rian:はい、夢見心地という感じですね!
MAPの今後は、公式サイトまで。
・「J-WAVE MUSIC ACCELERATOR PROGRAM」公式サイト
https://www.j-wave.co.jp/map/
(構成=小島浩平)
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