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長濱ねる、台本ナシで映画を語ってきた“自然体になれる場所”に感謝

長濱ねる、台本ナシで映画を語ってきた“自然体になれる場所”に感謝

ハリー杉山と長濱ねるが、気になる映画ニュースや映画『シング・ストリート 未来へのうた』の魅力を語り合った。

トークが繰り広げられたのは、J-WAVEで放送中の番組『POP OF THE WORLD』。同番組をふたりがナビゲートするのは、2022年3月26日(土)が最後となった。ワンコーナー「DOGA FOR YA!」のトークをテキストで紹介する。

ユアン・マクレガー、日常生活で使っている「フォース」とは?

長濱ねるのラスト出演となった「DOGA FOR YA!」。まずは長濱が気になるニュースをピックアップした。

『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』から17年ぶりにオビ=ワン・ケノービを演じるユアン・マクレガー。作品から17年離れているあいだも、『スター・ウォーズ』シリーズのジェダイとしてトレーニングを欠かさなかったことを明かした。そのトレーニングとは、スーパーの自動ドアの前でジェダイの動きをこっそりやるというもの。ユアン・マクレガーがフォースを使ってスーパーに入店していたとは……。

長濱:17年間やっていたんですね(笑)。

ハリー:最高だね、マネたくなっちゃうよね。可愛いなぁ。

長濱:ちなみに、ドラマ『オビ=ワン・ケノービ』が、5月25日(水)からDisney+にて日米同時配信をスタートするということです。楽しみに待ちましょうね。

オビ=ワン・ケノービ | 予告編 | Disney+(ディズニープラス)

一家に1台、マブリー!

マーベル映画『エターナルズ』で、マブリーの愛称で知られるマ・ドンソクが演じたギルガメッシュ。そのフィギュアが発売されることが決定した。驚くのは、フィギュアとしての出来のよさ。どこからどう見てもマブリーでしかない緻密な作りで、全高約30センチ、30カ所以上が可動する6分の1スケールのフィギュアとなっている。皮膚の質感やしわ、髪型などを再現すべく、ひとつひとつハンドペイントで塗装が施されていて、コスチュームもブロンズとメタリックグリーンのスーツ、幾何学模様が入ったアーマーなど、ディテールや素材にこだわりぬき、質感に至るまで精巧な仕上がりになっている。ちなみに値段は定価3万9000円だ。


長濱:この写真、見ましたか?

ハリー:超リアルだよね。

長濱:絶対ほしいんですけど! これで4万円かぁ……。

ハリー:でもマブリー家に置きたいでしょ。俺、すごいマブリー好きな友だちがいるんだけど、マブリーの脇に挟まりたいって言ってて(笑)。大胸筋と二頭筋が分厚いんですよ、それに挟まれたいって。

長濱:私はマブリーの胸の筋肉に頭突きして跳ね飛ばされたい(笑)。9月発売予定とのことです。

仕事や人生に対して、いろいろと感じた作品

最後に、映画『シング・ストリート 未来へのうた』を紹介。ジョン・カーニー監督ファンである長濱は、本コーナーではこれまで映画『はじまりのうた』とドラマ『モダン・ラブ~今日もNYの街角で~』を紹介した。

『シング・ストリート 未来へのうた』予告編

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『シング・ストリート 未来へのうた』の舞台は80年代アイルランド・ダブリン。主人公は14歳の少年コナー。父親の失業のせいで公立学校に転校させられ、家での問題をはじめ日々のうっ憤をどうしたらよいか悩んでいた。そんなコナーの唯一の楽しみは、ロック好きの兄とともにロンドンのミュージックビデオを見ることだった。ある日、コナーはラフィナという謎のモデルの少女に出会い、「自分のバンドのミュージックビデオに出演しないか?」と見栄を張ってホラを吹いたことで、慌ててバンドを結成していく。

リスナーから「彼女、友だち、家族、いろんな要素が詰まっていたんですが、私的にはお兄さんとの関係が特にグッときました。最後に船出を見送って、お兄さんが自分のことのように喜んで叫んでいるシーンが泣けました」とメッセージが届き、長濱も共感。そして、この映画との出会いについて語る。

長濱:この映画は18歳のときに映画館にひとりで見に行きました。見に行ったきっかけはそのときたまたまお仕事でご一緒していた映画監督の方で、(当時所属していた)グループで仕事をしていたんですけど、その方が休憩時間に「ねるちゃん、この映画知ってる? 今公開中で、すごくねるちゃんに観てほしいんだよね」ってピンポイントに声をかけてくださって。そのときあんまりコミュニケーションも取っていなくて、大勢のなかのひとりでしかなかったのに見抜いてくださったという出会い方がすごく印象的で、すぐひとりで見に行きました。ラストシーンに何かがすごく突き動かされて、18歳ながらにお仕事や人生に対して、いろんなものを感じましたね。

他にも、リスナーからは「1時間10分10秒あたりの歌詞が印象的でした」などのメッセージが寄せられた。長濱も印象に残ったシーンについて語る。

長濱:34分32秒のところで、モデルの女の子がスポーツカーに乗ってイケイケの彼氏と一緒にコナーのところに来るんですよ。それに対してコナーが「かわいいと思っていた子にはボーイフレンドがいる。それもこんなに自分よりイケてるんだ」と劣等感を抱いていたところに、彼女のボーイフレンドも「バンドやってんだ」みたいに茶化すんですよね。そのあとUターンをしてかっこつけて帰ろうとするんですけどうまくいかなくて、そのボーイフレンドも全然かっこつかないっていうシーンがあって、そこがすごく好きです(笑)。ジョン・カーニー監督のお茶目さが出ているなと思います。

自然体で映画について語った1年間

長濱が『POP OF THE WORLD』に出演するのは、この日が最後。長濱はこの1年を振り返り、次のように話した。


長濱:1年間、本当にいろんな映画を紹介させていただけて、毎週映画を観る習慣もついたし、ラジオを通して、リスナーのみなさんとお友だちのように話す時間が本当に好きでした。映画を自分に置き換えたり、ハリーさんやメガネちゃん(番組構成作家)とお話して普段の生活に置き換えたりして考えるのもすごく好きでしたね。

ハリー:ねるちゃんはコラムをお持ちじゃないですか。今後、コラムでもいいし、ぜひ映画番組をやってほしいですよね。このコーナー、ねるちゃんが全部自分の言葉で話していたんですよ。ねるちゃんの感想パートには台本がなくて、ねるちゃんが感じたことをナチュラルに語る。長濱ねるの最大の魅力は自然体ということで、自分の気持ちに制限をあまりかけず、思うままに話してくれるから、聞いていてリアルな言葉だな、じゃあ自分も頑張ってみようかなってリスナーの方も思える。この自然体っていう武器は、これから先もねるちゃんに持っていていただきたいです。

長濱:自然体が魅力って言ってくださって、すごく嬉しい。でもこれはみなさんのおかげで、ラジオが自分にとっていちばん自然体になれる場所だったので、本当に救いでしたし、素の自分を知ってもらえる時間は貴重でしたね。

「DOGA FOR YA!」について、リスナーからは「大好きでした。ねるちゃんに何回かメッセージを読んでもらったことがあって嬉しかったです。映画愛は変わらないよ」「普段あまり観ないジャンルの作品とともに出会えて楽しかったです。素敵な作品に出会うたびに、感謝だなと思っていました」などのメッセージが寄せられた。

長濱:世の中には死ぬまでに見切れないくらいたくさんの映画があふれているので、これからもどんどん前のめりに出会っていってほしいし、私も出会いたいですし、こうやってまた話せたらなって思います。

ハリー:映画って人生のターニングポイントになってくれると思うし、なかなか人と話せない感情とかを開花させてくれるような魔法の道具的な要素もあるので、今後もねるちゃんがどんな映画を紐解いていくのか注目させてください。

長濱:みなさん一緒に映画ライフを楽しみましょう! そして1年間「DOGA FOR YA!」本当にありがとうございました!

長濱は4月から、毎週土曜15時からオンエアの『NTT Group BIBLIOTHECA ~THE WEEKEND LIBRARY~』のナビゲーターに就任。著作家・パブリックスピーカーの山口周とともに、哲学からテクノロジー、SDGs、エンタテインメント分野まで、よりよい生き方や社会を照らすヒントとなる多様な本をピックアップし、さまざまな課題や問題を抱える現代社会を紐解きながら、リスナーに解りやすく解説する。

『POP OF THE WORLD』は4月から、シンガーのジェニーが番組に参加。ハリー杉山とともに、日曜の朝を盛り上げる。

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毎週土曜
6:00-8:00