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マハラージャン、THE FIRST TAKE出演の裏話を明かす「時が止まったようだった」

マハラージャン、THE FIRST TAKE出演の裏話を明かす「時が止まったようだった」

シンガーソングライターのマハラージャンが、音楽遍歴やミュージシャンになったきっかけを語った。

マハラージャンが登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『SAPPORO BEER OTOAJITO』(ナビゲーター:クリス・ペプラー)。ビールを飲みながら、クリスとゲストが音楽談義を繰り広げる番組だ。ここでは3月18日(金)のオンエアをテキストで紹介する。

この番組ではゲストが、ビールに合う“おみや”を紹介する。マハラージャンは成城石井の鯛のスモークを持参し、ビールとともに楽しんだ。

ハワイで聴いた『もののけ姫』のサントラ

広告代理店に勤務後、2021年3月にメジャーデビューを果たしたマハラージャン。幼少期はなんでも器用にこなす子どもだったと振り返る。

マハラージャン:親がよく「ポストに入る広告の紙の裏が白いしもったいないから、そこに絵を描きなさい」と言っていてよく絵を描いていたので、ちょっと絵は上手かったですね。
クリス:じゃあ広告代理店では絵を描いていたんですか?
マハラージャン:そうですね。そこから作品になったことはないんですけど、デザインのディレクションとかもちょっとやってました。

そんなマハラージャンが最初に買ってもらったCDは映画『もののけ姫』のサントラだった。

マハラージャン:正確に言うとそのCDは母が買ってくれました。当時、親に連れられてハワイ旅行に行ったときに、このサントラを聴いてました。
クリス:ハワイで『もののけ姫』は合いますか?
マハラージャン:そのときはCDを聴くことがマストだったんです。
クリス:内容よりCDを聴く自分に酔っちゃうというか。
マハラージャン:そうですね。よく考えると全然ハワイと合ってなかった気がします。サントラに『タタラ踏む女達 エボシ タタラうた』っていう日本古来の太鼓みたいな音が鳴っている楽曲があって。そういうのが僕の中で勝手にハワイの印象になってますね。

トランペットとギターを平行してやるメリット

その後、マハラージャンは中学時代にL’Arc-en-Cielにハマり、自分で初めて買ったCDは『snow drop』だったという。

クリス:当時はビジュアル系にハマってたんですか?
マハラージャン:ラルク(L’Arc-en-Ciel)にどっぷりって感じでしたね。ラルクを聴いてから音楽が好きになりました。洋楽が好きな友だちに「ビートルズ聴いてみろ」とか「ボン・ジョヴィ聴いてみろ」とか言われて、それからすぐに洋楽を聴くようになりましたね。
クリス:聴くと中学時代を思い出す曲ってありますか。
マハラージャン:ボン・ジョヴィの『イッツ・マイ・ライフ』ですね。最近はネタとかでよく使われるけど、やっぱり名曲だなって思います。

Bon Jovi - It's My Life (Official Music Video)

クリス:ボン・ジョヴィはベタだけど狙いが鋭いですからね。ヒット感満載というか。ソングライティングも長けてますよね。
マハラージャン:昔の作品もエモーショナルで大好きですね。

中学時代のマハラージャンは吹奏楽部でトランペットを吹きつつ、それと平行して友人と集まりバンド形式でL’Arc-en-Cielのコピーをしていたそうで、マハラージャンはギターを担当していた。

クリス:トランペットとギターをやってプラスになりましたか?
マハラージャン:めちゃくちゃなりましたね。トランペットをやっていて音感がついたってこともあるんですけど、ギターをやり始めたときに、音楽が鳴っているところでアドリブをするのにハマっていくんです。短音を出すことがトランペットの感覚に近いのかなって思います。コードがなっているところにギターを適当に弾いて「この音、合うな」って感じを楽しむことを中学生からやり始めて、いまもその感覚が生きてると思います。

どうしても音楽をやりたい気持ちがあった

番組後半では、マハラージャンが広告代理店を辞めて音楽の道を歩もうと思ったきっかけを語った。

マハラージャン:どうしても音楽をやりたいという気持ちがずっとあったけど、自信のある曲ができなかった状態でした。でも働いているときにインディーズで『いいことがしたい』って曲ができたんです。

マハラージャン - いいことがしたい【Official Music Video】

マハラージャン:そのときに「これだったら自分は他にないものができて勝負できるかもしれない」と思って、関連する作品を作っていまに至ります。
クリス:この曲は打ち込みですか? それとも自分でギターを弾いたり?
マハラージャン:ギターとかベースを弾いて、打ち込みでドラムとかピアノを入れたんですけど、子どもの頃からずっと楽器をやっているので、機械的な音より楽器で出した人間のニュアンスがちゃんと出ているもののほうがいいってずっと思っています。
クリス:楽器はなんとなく弾いているとできちゃう系ですか?
マハラージャン:どちらかと言うとそうですね。譜面を読んだり難しいことを考えたりするのは苦手で、感覚で体得していくほうが得意ですね。

マハラージャンは3月24日(木)に2022年1月から行っている3カ月連続デジタルシングル配信企画の第3弾『持たざる者』をリリースする。

マハラージャン:『持たざる者』はダンスミュージックです。この3カ月連続配信企画は「心の傷シリーズ」と題していて、社会人の頃に受けた心の傷をテーマにしました。『持たざる者』をテーマに、とにかくダンスミュージックを作りたいと思って、傷をいかにダンスにできるかって思いで作りました。

7月22日(金)に東京・LINE CUBE SHIBUYA、8月5日(金)に大阪・心斎橋BIGCATで初ワンマンLIVE「レッツ・ターバン!」を開催する。

「THE FIRST TAKE」は、とにかく緊張する

最後にマハラージャンが、一発撮りのパフォーマンスを披露するYouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」に出演したときの裏話を明かした。

マハラージャン - eden / THE FIRST TAKE

クリス:これでマハラージャンさんがバンと知れ渡った感じですよね。これはどういうオファーだったんですか?
マハラージャン:急に「〇〇日、空いてる?」って1週間くらい前に連絡がきて「空いてますけど……」って答えたら、「『THE FIRST TAKE』なんだけど」って言われて。「えっ!」と、時が止まった感じになりました。なんの準備もしてないけど本当かなって。それでやりました(笑)。
クリス:どんな感じですか?
マハラージャン:とにかく緊張しますね。
クリス:本当に一発撮りなの?
マハラージャン:そうです。
クリス:そこでボロボロになっちゃったら「すいません(もう一回)」ってことには?
マハラージャン:ないですね。
クリス:生な自分が出るから、他のテレビ出演とは違うんですかね。そぎ落とす感じが「THE FIRST TAKE」の売りだから。
マハラージャン:僕の場合はもともと宅録でずっとやっていたので、それだと音数をすごく増やしちゃうんですよね。でも「THE FIRST TAKE」の場合はひとつの音が芳醇になるんです。宅録だと構成することに頭がいきがちだけど、それよりも本当の音楽をぶつける肉体的な感じが「THE FIRST TAKE」にはあって。音楽をやってる感覚があって贅沢でした。

マハラージャンの最新情報は、公式サイトまたは、Twitterまで。

マハラージャンは、3月25日(金)の同番組にも引き続き出演した。以下のリンクより、4月1日(金)までradikoで聴くことができる。

【radikoで聞く】https://radiko.jp/share/?sid=FMJ&t=20220318230001

また、番組の公式サイトに過去ゲストのトーク内容をアーカイブ。オンエアで扱った音楽の情報も掲載している。

・過去ゲストのアーカイブページ
https://www.j-wave.co.jp/original/otoajito/archives.html

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2022年3月25日28時59分まで

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番組情報
SAPPORO BEER OTOAJITO
毎週金曜
23:00-23:30