モデルでタレントのアン ミカがモデルになったきっかけや、人生で大切にしていることを語った。
アンが登場したのは、2月23日(水・祝)にJ-WAVEで放送した特別番組『J-WAVE HOLIDAY SPECIAL TDK presents THE FANG』(ナビゲーター:稲葉 友、藤原麻里菜)。
この番組は、TDKのブランドキャンペーン「尖った大胆さ、くれよ。」と連動。9時間にわたり、尖った感性の個性あふれる人々を応援する内容でお届けした。
アン ミカ:うちには、ワクワクを行動に移す、経験しなかった後悔をやめるという教育方針があったんです。それがすごく大きかったですね。
稲葉:アン ミカさんがファッションモデルを目指そうと思ったきっかけは何だったのでしょうか?
アン ミカ:モデルさんになるきっかけって、「気がついたら姉が応募してた」とか「小さいときから背が高くてスカウトされた」とかが多いと思うんですけど、私は真逆。3月末生まれで小さかったので「食べて大きくなれ」と育てられたこともあり、ぽっちゃりしていて。コンプレックスだらけ、人の目を見て笑えない子どもだったんです。
稲葉:アン ミカさんが?
アン ミカ:お母さんがマナーの先生をやっていたこともあり、そんな私を見かねて、「姿勢と笑顔、目線と会話術で人って自信をつけることができる。大人になったら『この人と一緒にいるとなぜか気持ちがいい』と思われる人が美人で、目鼻立ちがきれいな人だけが美人じゃないんだ」と伝えてくれました。
アン ミカは母から教わった“4つの魔法”を紹介する。
アン ミカ:「姿勢をよくする」「相手の目を見られなかったら、相手の胸と自分の道の動線に目を落とす」「口角さえ上げていれば笑顔は相手に移し、その笑顔を見て自分も笑顔になれる」「しゃべるだけが会話じゃなく、うなずき・共感・質問を上手にできる人が会話上手だ」と教わりました。今、私はおしゃべりですけどプライベートでは聞き役なんです。
稲葉:メディアに出られているときはたくさん話されるイメージがありますけど、普段は相談を受ける側なんですね。
アン ミカ:はい。でも「この4つを実践していたら心地いい美人になれるんだ」と自信をつけられたときに母が病気で亡くなりました。母は私が自信をつけていく過程で「よく見たら手足が長いから背が高くなったらミカちゃんはモデルになれるかもしれない」とずっと言ってくれていて、ちょうど15歳で身長が11センチ伸びたんです。だから亡くなる直前に母に「何か叶えた」と報告したくて、急いでモデル事務所を受けたのがきっかけでした。
藤原:すごい!
アン ミカ:みんな理不尽な思いをしたら「なんで私だけ」と被害者意識を持つんですけど、起こった出来事を信頼することが大事です。実は1年で実家が2回火事になったことがあって。
稲葉:ええ!
アン ミカ:「それ不注意じゃん」って言われたらそうなんですけど、古いコンセントにホコリがつくと火事になるって知らないとき自然発火してしまって。火事が起こって私が教会に預けられたとき、神父さまが3つのことを教えてくれました。1つ目は自分がやったことがブーメランになってくるということ。これは自分の言動のせいっていうとき。2つ目は「もっと大変なことが将来起こったときに、大変な目にあった友だちの気持ちに寄り添ってあげられる。共感がいちばんの人間力だ。自分の器を広げたり、もっと大変な目にあったときにどんな受け止め方をするかという工夫と知恵を授けるために神様がくれた試練なんだ」と捉えること。3つ目はその試練を無視して学ぼうとしない人がいたら、何度でもその人の幸せのために見せること。
アンはその経験から起こる出来事を信頼して「私ばっかり」という被害者意識を一度手放し、「これは私が幸せになるための試練だから、どう受け止めて乗り越えよう」と捉えるレッスンをするようになったと当時を振り返る。
アン ミカ:母親が亡くなり、父親は出稼ぎに行ったけど、5人きょうだいの学費も払えなかったとき、私は中学、高校と6年間新聞配達をしていたんです。周りからはかわいそうって言われるけど、私は「何言ってるの」と。朝早く新聞配達をしたら、むちゃくちゃ時間が余って勉強にあてられるから塾に行かなくても成績上がるし、陸上部だったけどここで朝練したら足も早くなった。ご飯を作ると家族に気を配れる。いいことしかないって捉えると考え方が変わって。だからこのパワフルな私は幼少期に出会ったいい大人の言葉を信じる素直な気持ちで作られたと思います。本当に神様と言うより、“おかげさま”がいちばんの感謝の源ですね。
アン ミカ:昏睡状態で亡くなりかけて、戻ってきて。そのとき母に「今まであなたたちにお金を貯めろと言ってきたけど、経験に使いなさい。走馬燈みたいなものって本当にあるし、経験しか死ぬときに見えないから」って言われたんです。
稲葉:なるほど。
アン ミカ:お父さんも同じことを話したんです。そこから、経験にワクワクしながら、人にもシェアするようになりました。独り占めするとひとりぼっちだけど、シェアしたらみんなハッピーになる。それで巡っていく。運って「運ぶ」って書くけど、人のために努力してあげることで人もお返ししてあげたいと巡ります。
ひとりぼっちにせず、人にもシェアして、自分もワクワクしながら経験すると、雪だるま式に人生が前に巡っていくとアンは続ける。
アン ミカ:だから私も目の前のワクワクを行動に移して、みんなも自分もハッピーだと思うものをシェアしてるんです。それがあって通販とかトークで活躍させていただいていると思いますし、すごく幸せです。
藤原:1つの軸があって、いろんなことに挑戦されているんですね。
アン ミカ:人生は一度きりと思ったら不安だし、不安があるって生きている証ですよね。だけど未来は結局今の連続なので、1分先の自分をハッピーにしたかったら今の自分にご褒美をあげないと変わらないと思うんです。そう考えると、みんな今をもっと楽しんだ方がいいと思います。
藤原:そういうアン ミカさんの考えが大好きです。
アン ミカ:過去を憂いて未来が心配で今動けないのは、とてももったいないから。
アン ミカの最新情報は、公式サイトまたは、オフィシャルInstagramまで。
アンが登場したのは、2月23日(水・祝)にJ-WAVEで放送した特別番組『J-WAVE HOLIDAY SPECIAL TDK presents THE FANG』(ナビゲーター:稲葉 友、藤原麻里菜)。
この番組は、TDKのブランドキャンペーン「尖った大胆さ、くれよ。」と連動。9時間にわたり、尖った感性の個性あふれる人々を応援する内容でお届けした。
母から教わった“4つの魔法”
アン ミカは高校生時代にモデル活動をスタート。卒業後は単身フランスへ渡り、20歳でパリコレデビューを果たすなど、その尖った行動力と積極性で夢を勝ち取った。当時の行動力とバイタリティーはどこから来たのだろうか。アン ミカ:うちには、ワクワクを行動に移す、経験しなかった後悔をやめるという教育方針があったんです。それがすごく大きかったですね。
稲葉:アン ミカさんがファッションモデルを目指そうと思ったきっかけは何だったのでしょうか?
アン ミカ:モデルさんになるきっかけって、「気がついたら姉が応募してた」とか「小さいときから背が高くてスカウトされた」とかが多いと思うんですけど、私は真逆。3月末生まれで小さかったので「食べて大きくなれ」と育てられたこともあり、ぽっちゃりしていて。コンプレックスだらけ、人の目を見て笑えない子どもだったんです。
稲葉:アン ミカさんが?
アン ミカ:お母さんがマナーの先生をやっていたこともあり、そんな私を見かねて、「姿勢と笑顔、目線と会話術で人って自信をつけることができる。大人になったら『この人と一緒にいるとなぜか気持ちがいい』と思われる人が美人で、目鼻立ちがきれいな人だけが美人じゃないんだ」と伝えてくれました。
アン ミカは母から教わった“4つの魔法”を紹介する。
アン ミカ:「姿勢をよくする」「相手の目を見られなかったら、相手の胸と自分の道の動線に目を落とす」「口角さえ上げていれば笑顔は相手に移し、その笑顔を見て自分も笑顔になれる」「しゃべるだけが会話じゃなく、うなずき・共感・質問を上手にできる人が会話上手だ」と教わりました。今、私はおしゃべりですけどプライベートでは聞き役なんです。
稲葉:メディアに出られているときはたくさん話されるイメージがありますけど、普段は相談を受ける側なんですね。
アン ミカ:はい。でも「この4つを実践していたら心地いい美人になれるんだ」と自信をつけられたときに母が病気で亡くなりました。母は私が自信をつけていく過程で「よく見たら手足が長いから背が高くなったらミカちゃんはモデルになれるかもしれない」とずっと言ってくれていて、ちょうど15歳で身長が11センチ伸びたんです。だから亡くなる直前に母に「何か叶えた」と報告したくて、急いでモデル事務所を受けたのがきっかけでした。
藤原:すごい!
困難に見舞われたら、被害者意識を一度手放す
小学生のときに実家が火事になるなど大変な経験を経たアンは、「物事が大変になるときの要因は3つしかない」と話す。アン ミカ:みんな理不尽な思いをしたら「なんで私だけ」と被害者意識を持つんですけど、起こった出来事を信頼することが大事です。実は1年で実家が2回火事になったことがあって。
稲葉:ええ!
アン ミカ:「それ不注意じゃん」って言われたらそうなんですけど、古いコンセントにホコリがつくと火事になるって知らないとき自然発火してしまって。火事が起こって私が教会に預けられたとき、神父さまが3つのことを教えてくれました。1つ目は自分がやったことがブーメランになってくるということ。これは自分の言動のせいっていうとき。2つ目は「もっと大変なことが将来起こったときに、大変な目にあった友だちの気持ちに寄り添ってあげられる。共感がいちばんの人間力だ。自分の器を広げたり、もっと大変な目にあったときにどんな受け止め方をするかという工夫と知恵を授けるために神様がくれた試練なんだ」と捉えること。3つ目はその試練を無視して学ぼうとしない人がいたら、何度でもその人の幸せのために見せること。
アンはその経験から起こる出来事を信頼して「私ばっかり」という被害者意識を一度手放し、「これは私が幸せになるための試練だから、どう受け止めて乗り越えよう」と捉えるレッスンをするようになったと当時を振り返る。
アン ミカ:母親が亡くなり、父親は出稼ぎに行ったけど、5人きょうだいの学費も払えなかったとき、私は中学、高校と6年間新聞配達をしていたんです。周りからはかわいそうって言われるけど、私は「何言ってるの」と。朝早く新聞配達をしたら、むちゃくちゃ時間が余って勉強にあてられるから塾に行かなくても成績上がるし、陸上部だったけどここで朝練したら足も早くなった。ご飯を作ると家族に気を配れる。いいことしかないって捉えると考え方が変わって。だからこのパワフルな私は幼少期に出会ったいい大人の言葉を信じる素直な気持ちで作られたと思います。本当に神様と言うより、“おかげさま”がいちばんの感謝の源ですね。
不安があることは生きている証
10代前半で母を、20代で父を亡くしたアン。「母も父も三途の川を体験している人」と不思議なエピソードを明かし、そこから得た考え方を伝える。アン ミカ:昏睡状態で亡くなりかけて、戻ってきて。そのとき母に「今まであなたたちにお金を貯めろと言ってきたけど、経験に使いなさい。走馬燈みたいなものって本当にあるし、経験しか死ぬときに見えないから」って言われたんです。
稲葉:なるほど。
アン ミカ:お父さんも同じことを話したんです。そこから、経験にワクワクしながら、人にもシェアするようになりました。独り占めするとひとりぼっちだけど、シェアしたらみんなハッピーになる。それで巡っていく。運って「運ぶ」って書くけど、人のために努力してあげることで人もお返ししてあげたいと巡ります。
ひとりぼっちにせず、人にもシェアして、自分もワクワクしながら経験すると、雪だるま式に人生が前に巡っていくとアンは続ける。
アン ミカ:だから私も目の前のワクワクを行動に移して、みんなも自分もハッピーだと思うものをシェアしてるんです。それがあって通販とかトークで活躍させていただいていると思いますし、すごく幸せです。
藤原:1つの軸があって、いろんなことに挑戦されているんですね。
アン ミカ:人生は一度きりと思ったら不安だし、不安があるって生きている証ですよね。だけど未来は結局今の連続なので、1分先の自分をハッピーにしたかったら今の自分にご褒美をあげないと変わらないと思うんです。そう考えると、みんな今をもっと楽しんだ方がいいと思います。
藤原:そういうアン ミカさんの考えが大好きです。
アン ミカ:過去を憂いて未来が心配で今動けないのは、とてももったいないから。
アン ミカの最新情報は、公式サイトまたは、オフィシャルInstagramまで。
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2022年2月23日(水・祝)9:00-17:55
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稲葉 友、藤原麻里菜