CHEMISTRY『PIECES OF A DREAM』がリメイク、聴きどころは?

CHEMISTRYの堂珍嘉邦と川畑 要が、デビュー20周年記念アルバムの制作エピソードを語った。

2人が登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『STEP ONE』のワンコーナー「MUSIC+1」(ナビゲーター:サッシャ・ノイハウス萌菜)。2月8日(火)のオンエア内容をテキストで紹介する。

デビュー20周年記念したベストアルバムをリリース!

2021年3月にデビュー20周年を迎えたCHEMISTRYは、2月16日(水)に活動20周年記念アルバム『The Best & More 2001~2022』をリリースする。

サッシャ:20年間かあ。時が経つのは早い。
ノイハウス:アルバムのトラックリストを見て、どんなお気持ちですか?
堂珍:ベストアルバムを出すのは3回目になるので、「これまでとは違うものにしないといけない」と思ったんですね。去年からやってきた楽曲のリメイクシリーズや、コンセプトを持った曲選び、あとは新譜として収録したものがちゃんと入っているっていうのが今までのベストアルバムとは違うかなと感じますね。

『The Best & More 2001~2022』は2枚組で構成されたアルバムになっており、1枚目にはorigami PRODUCTIONSがフィーチャーしたCHEMISTRYの代表曲のリメイク5曲とオリジナルバージョン5曲が収録されている。

川畑:DISC 1を上から順に聴いていくと、昔の自分たちに戻っていくような感じになっているので面白いですよ。
サッシャ:聴き返していると「今と歌い方が違うな」って感じるところってありますか?
堂珍:やっぱり、当時の“青い部分”って今は出せないですよ(笑)。一方で、当時の自分は今の声を出せないんですよね。
サッシャ:それぞれのよさがあるということですね。みなさんにもぜひ聴きくらべていただきたいです。

番組ではアルバム収録曲の『PIECES OF A DREAM feat.mabanua』をオンエア。2人は楽曲の聴きどころについて語った。
川畑:転調後の決めの部分というか、あそこのアプローチが大好きなので聴いてもらえると嬉しいですね。
堂珍:技術的なところで言うと、声をあえて揺らしていないところがあります。突き抜けてキャッチーでポップにするために揺らしませんでした。

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『RAINBOW』はファーストテイクで作られた楽曲だった!?

『The Best & More 2001~2022』のDISC 2では、堂珍と川畑それぞれが思い入れのある楽曲を選曲。ボーナストラックとして、「THE FIRST TAKE」オーディション出身アーティスト・麗奈とのコラボ楽曲『終わらない詩 feat.麗奈』が収録されている。2人はDISC 2に収録された楽曲にまつわるエピソードを語った。

堂珍:実は、20年間の音楽活動のなかで一発録りだったものが、1曲だけ(アルバムに)入っているんですよ。
サッシャ:ええ!?
堂珍:ファーストテイクがそのまま楽曲になった唯一の楽曲は、『RAINBOW』です。ケイコ・リーさんとのデュエット曲ですね。

当初、『RAINBOW』は2人で半分ずつ歌う予定だったそうだが、ケイコ・リーは堂珍のファーストテイクを聴いて気が変わったそうだ。

堂珍:「あんた、これいいね。私はウーアー(コーラス)だけでいいよ」みたいなことを言ってくれたんですよ。
サッシャ:じゃあ、2テイク目は録らなかったんですか? 1テイク目を採用したってことではない?
堂珍:1テイクで終わりました。
サッシャ:2テイク目を歌いたいって気持ちにはならなかったんですか?
堂珍:「これ以上の歌は無理だ」って思いました(笑)。
サッシャ:すごい。そういう瞬間ってあるんだねえ。
堂珍:これまでで1回だけですけどね。
サッシャ:『RAINBOW』は『the CHEMISTRY joint album』に収録されている楽曲ですね。川畑さんも選曲した曲のなかから1つ取り上げていただけますか?
川畑:僕も『the CHEMISTRY joint album』から選ばせてもらいます。布袋寅泰さんと歌った『SUPERSTAR』です。『the CHEMISTRY joint album』って、僕にとってけっこう思い出深いアルバムなんですよ。僕は自分のことをシンガーだと思っているんですけども、このアルバムでは制作にもすごく携わったんですね。『SUPERSTAR』は僕が作っていた曲なんですが、元々はバラードだったんですけどBPMを上げてスピード感を出しました。
サッシャ:へええ!

20周年イヤーラストを飾る武道館ライブ

CHEMISTRYの20周年イヤーラストを飾る最終章ライブが、2月23日(水・祝)に日本武道館で開催される。

ノイハウス:どんなライブになりますか?
川畑:一夜限りかつ13年ぶりの日本武道館なんで、感慨深いライブになるんじゃないかなと思います。20周年を盛り上げてきて、このライブが最終章になるんで、歌い切る気持ちです。
サッシャ:いいですね。みなさんもCHEMISTRYの成長と進化を、ぜひ日本武道館で感じましょう!

CHEMISTRY 20th anniversary LIVE 最終章「PIECES OF A DREAM」の詳細は公式サイトをチェック。

CHEMiSTRYの最新情報は、公式サイトまたは、オフィシャルTwitterまで。

J-WAVE『STEP ONE』のワンコーナー「MUSIC+1」では、ゲストとして毎回話題のミュージシャンが登場する。放送は月曜~木曜の12時30分頃から。
radikoで聴く
2022年2月15日28時59分まで

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番組情報
STEP ONE
月・火・水・木曜
9:00-13:00

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