作家/音楽ライターのさやわかさんが国内外の注目インディーズレーベルを紹介した。
さわやかさんが登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:あっこゴリラ)。番組では、毎回ゲストを迎え、様々なテーマを掘り下げていく。ここでは、「今こそ集まれ!インディーズだよ!全員集合!」をテーマにお届けした、7月19日(月)のオンエア内容をテキストで紹介する。
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あっこゴリラ:まずは、「インディーズ」とはどういうものなのか教えてもらえますか?
さやわか:海外には、メジャーレーベル「ユニバーサル」「ソニー」「ワーナー」の三社があるんですが、実はその三大レーベル以外のものは全部インディーズということになります。昔は、インディーズというと大手が出してないものだからこそ実験性が高いものを出してるというニュアンスがありましたが、最近は売り上げも上がってきて注目される音楽は、インディーズから出てくるといっても過言ではないぐらいになっていると思います。
あっこゴリラ:昔、日本ではプロとアマチュアって呼ばれてたと思うんですが、インディ―ズという概念自体はいつごろから出てきたんでしょうか?
さやわか:日本の場合は、特にレコード協会に所属しているレコード会社がメジャーということになるんですけど、それ以外の人たちはアマチュア扱いなところがあったんです。海外の場合は、少し事情が複雑で、人種差別とかがあった時代だったので、R&Bとかロックンロールとか黒人がやっている音楽をメジャーは忌避して出さなかったんですよね。
あっこゴリラ:なるほど~。
さやわか:そういうものをインディーズが出して大ヒット飛ばすことがあったり、イギリスだとパンクロックのシーンとか盛り上がったときに、過激であったり表現としては洗練されてないという理由で、インディーズから出すこともありました。エルヴィス・コステロのいた「スティッフ・レコード」やスミスが出した「ラフトレード」、ピクシーズの「4AD」など、今となっては老舗とか大手といわれるようなインディーズレーベルがイギリスでは生まれました。
あっこゴリラ:大体70年代ぐらいってことですか?
さやわか:70年代~80年代ですね。アメリカだと、「アトランティック・レコード」や「モータウンレコード」は大昔からあります。
あっこゴリラ:そうやってインディーズのレーベルはどんどん大きくなっていったってことですね。
さやわか:そうですね。大きくなった結果、メジャーのレコード会社がインディーズレーベルを買収しちゃうこともあるんですけど、要はレーベル自体がブランド化されるということなんです。大手が買って、もうちょっと大きなビジネスができるようになることも増えてます。
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あっこゴリラ:日本でインディーズという文化は、どのように確立されたんでしょうか?
さやわか:日本の場合は海外の場合と全く違い、80年代にバンドブームがあり、そこでいわゆるインディーズバンドみたいな人たちが次々と出てきたんです。
あっこゴリラ:イカ天とかですか?
さやわか:まさにその辺の世代です。一番わかりやすいのは、X JAPANのYOSHIKIさんが改名前のX時代、80年代半ばに「エクスタシーレコード」というレーベルを作って、そこでGLAY、LUNA SEA、LADIES ROOM、ZI:KILLなど、そうそうたるヴィジュアル系のアーティストを次々と出すわけです。それで注目されて、彼らがメジャーのレコード会社と契約してどんどん大ヒットを出すようになりました。結果的に90年代になるまでのV系のブームっていうのは「エクスタシーレコード」のおかげというか、インディーズブームのおかげみたいなところがあるんです。
あっこゴリラ::いわゆるV系からインディーズシーンっていうのがどんどん広がってきた?
さやわか:そうですね。ただ注目されるようになる一方で、バンドブームの余波があって、90年代後半のメロディアスパンクでは、例えば、MONGOL800やELLEGARDENなど、ほとんどインディーズから出てきています。代表的なのは、Hi-STANDARDの横山剣さんが作った「PIZZA OF DEATH」というレーベル。そこからミクスチャーとかパンクとか人気を博するようになりましたね。
あっこゴリラ:。なるほど~。
さやわか:ハイスタなんかは、『MAKING THE ROAD』っていうアルバムが100万枚以上売れて、オリコン3位になったりとかして。“インディーズで売れるんだ! ”ということが注目されるようになってきました。
あっこゴリラ:インディペンデントであることの価値みたいなものは、私は「PIZZA OF DEATH」あたりから知ってた感覚はありますね。モンパチも紅白とか出てますけどずっとインディーズですし、ここ最近はインターネットの普及もあって、インディーズのバンドが紅白に出たり、オリコンで1位取るっていうのも当たり前になってきてますよね。
それまでは音楽事務所や芸能事務所がレーベルを兼業することも多かったという。
さやわか:しかし、インターネット時代になるともっとパーソナルな単位で、アーティスト個人がレーベルを立ち上げて、下手したらCDも出さないで「Bandcanp」とか「SoundCloud」みたいなところでダウンロードしてもらう、そういうラフな、小回りの利く活動をするケースがすごく増えてます。
あっこゴリラ:私が特に知ってほしいなって思ってるのが、サブスクで聴いたものはアーティストに還元されるということ!
さやわか:以前は、CDを売るインディーズレーベルっていうのが普通だったんですけど、今はダウンロード販売、サブスクが多いですからね。
あっこゴリラ:今はあまりないと思うんですけど、例えば事務所の決まりがすごく厳しくて、こういうこといっちゃいけないとかあるんですか?
さやわか:特に海外の例ですけど、最近だと環境問題とかブラック・ライブズ・マターとか、ああいう政治的メッセージを持ったものを音楽の形で手軽にリリースできるっていうので、インディーズのレーベルが使われることが多くなってますね。
あっこゴリラ:いま海外で有名なインディーズレーベルっていうと、どういったところがあるんでしょうか?
さやわか:有名プロデューサーのフライング・ロータスがやっている「ブレインフィーダー」というレーベルです。実はレーベルとしてはすごく長くて、2007年からやってるんですけど、最近は、カマシ・ワシントンとかサンダー・キャットみたいな有名なアーティストが次々とリリースしているので、注目が集まっているのかなと思います。
あっこゴリラ:他には?
さやわか:ヒップホップだとケンドリック・ラマーの「TDE」とか、フランク・オーシャンの「ODD FUTURE」など。その辺のヒップホップ系だと実験性の高いものから、がっつりエンタメに振ってるものまで、幅広くあるんじゃないでしょうか。
あっこゴリラ:この辺の人たちって、自分でブランドやったりとか面白いやり方でリリースしてみたりとか、ひとつのロールモデルになってますよね。
さやわか:そうですね。レーベルの中心人物が自ら音楽をやってる人で、そのセンスの音楽をリリースしてみたり、あるいはそういう人をピックアップしてデビューさせたり。さらにアパレルでもおしゃれなロゴを作って、ロゴの入ったパーカーやTシャツを作ってみたり、特に海外では盛んに行われるようになってますよね。
あっこゴリラ:そこが共通している特徴って感じでしょうか。
さやわか:そういうトレンドを作っていくっていうのが、インディーレーベルみたいなところはあると思いますね。
あっこゴリラ:日本のレーベル事情はどうですか?
さやわか:日本の場合は、音楽事務所がレーベルを兼ねている例の方が多く見られます。代表的なところだと、「カクバリズム」では、ceroやキセルなどのアーティストを次々に揃えていて、レーベルのカラーみたいなものをすごく感じます。やっぱり日本のやり方で多いなって感じるのは、彼らをメジャーな存在にして、最終的にはメジャーと契約するみたいな。そういうロケットスタートする場所として機能してるんじゃないかと思います。
続いて、さやわかさんにいま注目の海外インディーズレーベルを紹介してもらった。
さやわか:まず最近のインディーレーベルの動きで言うと、断然イギリスが多いです。なかでも、「Partisan Records」というレーベルは、イギリスだけでなく、ニューヨークにも拠点を展開していて、わりと幅広い国籍のアーティストがいます。特に最近は、ボンビーノというアフリカ系のシンガーソングライターやポストパンクのフォンテインズD.C.、あとはローラ・マーリングとかですね。アメリカに拠点があるからこそ、グラミーにノミネートされて注目されるようになったレーベルです。
あっこゴリラ:他には?
さやわか:アメリカのレーベル「Dead Oceans」です。これも2007年に作られて、ブルックリン系のポストパンク、ポストロック系のグループ「ダーティー・プロジェクターズ」がきっかけで、アート寄りというか、少しサイケっぽいニュアンスもやれるようなレーベルとしてずっとやり続けています。最近は、イギリスのポストロックバンド「Shame」のリリースをやったり、90年代の超大御所バンドのスロウダイヴが、20年以上ぶりにこのレーベルからリリースしたり、何かと話題が多くなってます。
あっこゴリラ:「Dead Oceans」もそうだし、「ブレインフィーダー」とかもそうですけど、この年代の設立多くないですか?
さやわか:ちょうどこの時期が、ブルックリン系のポストパンクとかポストロックのムーブメンントが盛り上がった時期だと思うんですよね。
あっこゴリラ:その時期に設立したレーベルたちが、ちょっと老舗感出てますよね。
さやわか:そうでうすね。「Dead Oceans」とかも老舗感ありますし、「ブレインフィーダー」も大御所のレーベルとして注目されるていますよね。
あっこゴリラ:今、インディペンデントなレーベルが賑わっているのは、10年前のそのときの種が育ってきているからこそのなのかもしれないですね。
さやわか:もちろん昔からある大手のインディーズレーベルもまだまだ元気なので、結果的にインディーズの層が厚くなってるってことだと思います。
J-WAVE『SONAR MUSIC』は月~木の22:00-24:00にオンエア。
さわやかさんが登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:あっこゴリラ)。番組では、毎回ゲストを迎え、様々なテーマを掘り下げていく。ここでは、「今こそ集まれ!インディーズだよ!全員集合!」をテーマにお届けした、7月19日(月)のオンエア内容をテキストで紹介する。
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メジャーとインディーズの違いとは!?
番組では、インディーズ、いわゆるインディペンデントだからこそできる独自の活動や今注目のアーティストなど、最新インディーズ事情を特集。あっこゴリラ:まずは、「インディーズ」とはどういうものなのか教えてもらえますか?
さやわか:海外には、メジャーレーベル「ユニバーサル」「ソニー」「ワーナー」の三社があるんですが、実はその三大レーベル以外のものは全部インディーズということになります。昔は、インディーズというと大手が出してないものだからこそ実験性が高いものを出してるというニュアンスがありましたが、最近は売り上げも上がってきて注目される音楽は、インディーズから出てくるといっても過言ではないぐらいになっていると思います。
あっこゴリラ:昔、日本ではプロとアマチュアって呼ばれてたと思うんですが、インディ―ズという概念自体はいつごろから出てきたんでしょうか?
さやわか:日本の場合は、特にレコード協会に所属しているレコード会社がメジャーということになるんですけど、それ以外の人たちはアマチュア扱いなところがあったんです。海外の場合は、少し事情が複雑で、人種差別とかがあった時代だったので、R&Bとかロックンロールとか黒人がやっている音楽をメジャーは忌避して出さなかったんですよね。
あっこゴリラ:なるほど~。
さやわか:そういうものをインディーズが出して大ヒット飛ばすことがあったり、イギリスだとパンクロックのシーンとか盛り上がったときに、過激であったり表現としては洗練されてないという理由で、インディーズから出すこともありました。エルヴィス・コステロのいた「スティッフ・レコード」やスミスが出した「ラフトレード」、ピクシーズの「4AD」など、今となっては老舗とか大手といわれるようなインディーズレーベルがイギリスでは生まれました。
あっこゴリラ:大体70年代ぐらいってことですか?
さやわか:70年代~80年代ですね。アメリカだと、「アトランティック・レコード」や「モータウンレコード」は大昔からあります。
あっこゴリラ:そうやってインディーズのレーベルはどんどん大きくなっていったってことですね。
さやわか:そうですね。大きくなった結果、メジャーのレコード会社がインディーズレーベルを買収しちゃうこともあるんですけど、要はレーベル自体がブランド化されるということなんです。大手が買って、もうちょっと大きなビジネスができるようになることも増えてます。
【Dry Cleaning『Scratchcard Lanyard』を聴く】
日本のインディーズ文化を牽引した「エクスタシーレコード」
引き続き、さやわかさんに日本、海外のインディーズの歴史について教えてもらった。あっこゴリラ:日本でインディーズという文化は、どのように確立されたんでしょうか?
さやわか:日本の場合は海外の場合と全く違い、80年代にバンドブームがあり、そこでいわゆるインディーズバンドみたいな人たちが次々と出てきたんです。
あっこゴリラ:イカ天とかですか?
さやわか:まさにその辺の世代です。一番わかりやすいのは、X JAPANのYOSHIKIさんが改名前のX時代、80年代半ばに「エクスタシーレコード」というレーベルを作って、そこでGLAY、LUNA SEA、LADIES ROOM、ZI:KILLなど、そうそうたるヴィジュアル系のアーティストを次々と出すわけです。それで注目されて、彼らがメジャーのレコード会社と契約してどんどん大ヒットを出すようになりました。結果的に90年代になるまでのV系のブームっていうのは「エクスタシーレコード」のおかげというか、インディーズブームのおかげみたいなところがあるんです。
あっこゴリラ::いわゆるV系からインディーズシーンっていうのがどんどん広がってきた?
さやわか:そうですね。ただ注目されるようになる一方で、バンドブームの余波があって、90年代後半のメロディアスパンクでは、例えば、MONGOL800やELLEGARDENなど、ほとんどインディーズから出てきています。代表的なのは、Hi-STANDARDの横山剣さんが作った「PIZZA OF DEATH」というレーベル。そこからミクスチャーとかパンクとか人気を博するようになりましたね。
あっこゴリラ:。なるほど~。
さやわか:ハイスタなんかは、『MAKING THE ROAD』っていうアルバムが100万枚以上売れて、オリコン3位になったりとかして。“インディーズで売れるんだ! ”ということが注目されるようになってきました。
あっこゴリラ:インディペンデントであることの価値みたいなものは、私は「PIZZA OF DEATH」あたりから知ってた感覚はありますね。モンパチも紅白とか出てますけどずっとインディーズですし、ここ最近はインターネットの普及もあって、インディーズのバンドが紅白に出たり、オリコンで1位取るっていうのも当たり前になってきてますよね。
それまでは音楽事務所や芸能事務所がレーベルを兼業することも多かったという。
さやわか:しかし、インターネット時代になるともっとパーソナルな単位で、アーティスト個人がレーベルを立ち上げて、下手したらCDも出さないで「Bandcanp」とか「SoundCloud」みたいなところでダウンロードしてもらう、そういうラフな、小回りの利く活動をするケースがすごく増えてます。
あっこゴリラ:私が特に知ってほしいなって思ってるのが、サブスクで聴いたものはアーティストに還元されるということ!
さやわか:以前は、CDを売るインディーズレーベルっていうのが普通だったんですけど、今はダウンロード販売、サブスクが多いですからね。
あっこゴリラ:今はあまりないと思うんですけど、例えば事務所の決まりがすごく厳しくて、こういうこといっちゃいけないとかあるんですか?
さやわか:特に海外の例ですけど、最近だと環境問題とかブラック・ライブズ・マターとか、ああいう政治的メッセージを持ったものを音楽の形で手軽にリリースできるっていうので、インディーズのレーベルが使われることが多くなってますね。
いま注目のインディーズレーベルを紹介
ここからは、いま注目のインディーズレーベルや日本のレーベル事情について掘り下げた。あっこゴリラ:いま海外で有名なインディーズレーベルっていうと、どういったところがあるんでしょうか?
さやわか:有名プロデューサーのフライング・ロータスがやっている「ブレインフィーダー」というレーベルです。実はレーベルとしてはすごく長くて、2007年からやってるんですけど、最近は、カマシ・ワシントンとかサンダー・キャットみたいな有名なアーティストが次々とリリースしているので、注目が集まっているのかなと思います。
あっこゴリラ:他には?
さやわか:ヒップホップだとケンドリック・ラマーの「TDE」とか、フランク・オーシャンの「ODD FUTURE」など。その辺のヒップホップ系だと実験性の高いものから、がっつりエンタメに振ってるものまで、幅広くあるんじゃないでしょうか。
あっこゴリラ:この辺の人たちって、自分でブランドやったりとか面白いやり方でリリースしてみたりとか、ひとつのロールモデルになってますよね。
さやわか:そうですね。レーベルの中心人物が自ら音楽をやってる人で、そのセンスの音楽をリリースしてみたり、あるいはそういう人をピックアップしてデビューさせたり。さらにアパレルでもおしゃれなロゴを作って、ロゴの入ったパーカーやTシャツを作ってみたり、特に海外では盛んに行われるようになってますよね。
あっこゴリラ:そこが共通している特徴って感じでしょうか。
さやわか:そういうトレンドを作っていくっていうのが、インディーレーベルみたいなところはあると思いますね。
あっこゴリラ:日本のレーベル事情はどうですか?
さやわか:日本の場合は、音楽事務所がレーベルを兼ねている例の方が多く見られます。代表的なところだと、「カクバリズム」では、ceroやキセルなどのアーティストを次々に揃えていて、レーベルのカラーみたいなものをすごく感じます。やっぱり日本のやり方で多いなって感じるのは、彼らをメジャーな存在にして、最終的にはメジャーと契約するみたいな。そういうロケットスタートする場所として機能してるんじゃないかと思います。
続いて、さやわかさんにいま注目の海外インディーズレーベルを紹介してもらった。
さやわか:まず最近のインディーレーベルの動きで言うと、断然イギリスが多いです。なかでも、「Partisan Records」というレーベルは、イギリスだけでなく、ニューヨークにも拠点を展開していて、わりと幅広い国籍のアーティストがいます。特に最近は、ボンビーノというアフリカ系のシンガーソングライターやポストパンクのフォンテインズD.C.、あとはローラ・マーリングとかですね。アメリカに拠点があるからこそ、グラミーにノミネートされて注目されるようになったレーベルです。
あっこゴリラ:他には?
さやわか:アメリカのレーベル「Dead Oceans」です。これも2007年に作られて、ブルックリン系のポストパンク、ポストロック系のグループ「ダーティー・プロジェクターズ」がきっかけで、アート寄りというか、少しサイケっぽいニュアンスもやれるようなレーベルとしてずっとやり続けています。最近は、イギリスのポストロックバンド「Shame」のリリースをやったり、90年代の超大御所バンドのスロウダイヴが、20年以上ぶりにこのレーベルからリリースしたり、何かと話題が多くなってます。
あっこゴリラ:「Dead Oceans」もそうだし、「ブレインフィーダー」とかもそうですけど、この年代の設立多くないですか?
さやわか:ちょうどこの時期が、ブルックリン系のポストパンクとかポストロックのムーブメンントが盛り上がった時期だと思うんですよね。
あっこゴリラ:その時期に設立したレーベルたちが、ちょっと老舗感出てますよね。
さやわか:そうでうすね。「Dead Oceans」とかも老舗感ありますし、「ブレインフィーダー」も大御所のレーベルとして注目されるていますよね。
あっこゴリラ:今、インディペンデントなレーベルが賑わっているのは、10年前のそのときの種が育ってきているからこそのなのかもしれないですね。
さやわか:もちろん昔からある大手のインディーズレーベルもまだまだ元気なので、結果的にインディーズの層が厚くなってるってことだと思います。
J-WAVE『SONAR MUSIC』は月~木の22:00-24:00にオンエア。
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