15年の時を経て突如再結成を発表したイギリスの国民的ロックバンド・Oasisを、J-WAVEで特集。Oasisを愛してやまないALIのボーカル・LEOと、みのミュージック・みのがゲストに登場し、その魅力や、再結成までの出来事を解説した。
Oasisを特集したのは、J-WAVEで9月2日(月)に放送された番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:あっこゴリラ)。
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先日、15年の時を経て突如再結成を発表したイギリスの国民的ロックバンド・Oasis。空白の15年に何があったのか。これまでとこれからに迫る。
Oasisはイギリス・マンチェスター出身の兄・ノエルと弟・リアムのギャラガー兄弟を中心に1991年に結成。94年にデビューアルバム『Definitely Maybe(邦題:オアシス)』が全英初登場1位を獲得。通算売上はこれまで7000万枚以上のモンスターバンドだ。世界的人気を誇るも兄弟喧嘩や度重なるスキャンダルな言動で世間を騒がせつつも2009年に惜しまれながらも解散。しかし8月、15年の時を経て突如再結成を発表した。
あっこゴリラ:今年の頭にこの番組に「#占う男」としてSNSで話題のニシーが登城して、ノエルとリアムの統計学みたいなものを調べて今年Oasisの再結成がワンチャンあるよって言ったんですよ。
【参考記事】NewJeansの大ヒットは、占星術に見ると…? 占いから読み解く最新洋楽シーン
LEO:すごすぎるだろ(笑)。
あっこゴリラ:あり得ないってみんな思っていたことだと思うんですけど、おふたりはどう思いましたか?
みの:最初はSNSで匂わせ的なものが再結成発表の前日にあって、どっちなんだろうっていうのがあったじゃないですか。再結成と見せかけてリマスター盤が出るのかと。どっちなんだろうって思わせといて「マジかよ!」って(笑)。
LEO:俺はOasisが好きすぎて、どうやらノエルとリアムの契約期間が終わるのが今年らしいとか、大人の事情まで聞いていたの。だからワンチャンあるんじゃないかって。
LEO:15歳のとき、MTVから流れてきた『The Hindu Times』って曲があっって。Oasisに入る前に、ニルヴァーナが好きだったから、ニルヴァーナとOasisの『Live Forever』って曲が密接なところがあって。カート・コバーンが亡くなったときにOasisが『Live Forever』って逆のメッセージを書いているわけよ。世界はクソだ、死んでやる、みたいなところから俺ら永遠に生きてやるっていう。ニルヴァーナ好きとしては『Live Forever』は激しくないっていうイメージだったの。そんな中、15歳で『The Hindu Times』をリアルタイムにMTVで見たときに、カッコいいなって。ちょっとロックっぽいというか。そこで過去作を聴いてみたら、『Live Forever』も好きだけどそれ以外も激しい曲がいっぱいあるじゃんって。それでヤバくなっていきましたね。
みの:僕も奇しくも同じ年代で15歳に出会ったんですけど、当時僕はビートルズ一筋で、オタクだったんですけど、中学校の非常勤のイギリス出身の先生がいて、先生に「いいバンドを教えてよ」って訊いたら「Oasisだ」と。ちょうどその頃に『Don't Believe the Truth』ってアルバムが出たタイミングで、『Lyla』という曲と出会いました。最高。ビートルズとOasisって共通点がかなりあるので、めちゃくちゃすんなり入っちゃいました。LEOさんと同じく過去作を聴いてハードな面も再発見してめちゃくちゃいいなって。
LEO:お兄ちゃんがそんなにキレると思っていないリアムは、ノエルが抜けたOasisのメンバーと一緒に『Beady Eye』(というバンド)をやるんです。Oasisの曲はやらねえ、新人の気分で行くぜって。ライブハウスも小さいところでやって、フェスとか出るんだけど、全然うんともすんともならなくて。ノエルとリアムってけっこうメンバーに冷たいの。お兄ちゃん以外はメンバーがバンバン変わっているし。メンバー内でもいろいろあって疲れちゃうわけですよ。それで『Beady Eye』を解散するんですけど、その後は妻にも浮気がバレて、とんでもない慰謝料の請求をされ、3年くらい休むんです。
LEOはOasisのアルバム『Don't Believe the Truth』以降、6回くらいリアムの歌う姿を観てきたが、「声が出てこなくなっている」と感じたという。
LEO:声が全然伸ばせない。酒も飲むし。そんな中、3年で今の妻と出会って。Oasisのことを知らなかった妻で、でも「あなたは音楽なんじゃない?」って、ギャラガー兄弟の長男ポールとノエル含め、みんなでリアムを支えていくんですよ。その中、頑なに何もやってこないで不良とロックンロールを示した男がボイトレ、ランニングをやるんです。いろんなこだわりを全部認めて努力するんです。それで50歳を超えたリアムは一番声が出ていますよね。ソロアルバムも最高。
一方、ノエルの解散後の活動についてみのが解説した。
みの:リアムのストーリーを振り返っていて、けっこう破天荒というか紆余曲折ある感じですが、それと比べるとノエルは優等生的というか。「Noel Gallagher's High Flying Birds」というバンドを結成して、アルバムを5枚(オリジナルアルバム4枚、コンピレーションアルバム1枚)出しているんですけど。Oasisって後期に向かっていくにつれて、ストレートなロック以外もやるようになって音楽性を拡張していっている中で、でもリアムの声の帯域とかに合わせた作曲をしなきゃっていうのもあったと思うんです。そういうのが取っ払われて、わりと自由にこれまでOasisでやらなかったことをガンガンやっちゃおうっていうプロジェクトになっていくと。そういう意味でも悪ガキなんだけど真面目さが見えちゃうというか。
LEO:Oasisから離れて行くノエルのアルバムの良さと、よりロックンロールピュアになるリアムとって。
みの:そう。真逆のほうに行くというか。
あっこゴリラ:私はOasisの知識が薄いけど、メディアとかでノエルってすごいことを言うよね。でも音楽に対してはすごく真面目なんですね。そうやって修復不可能って言われていた2人が奇跡の再結成を果たしたんですね。感動ですよね。
みの:もう感動でしかない。
LEO:あと、いつまでOasisをやってくれるかっていう一抹に覚える不安(笑)。
みの:実際にステージを観るまでは安心できないっていうヒヤヒヤもありますよね。
みの:兄弟の不仲だったりがある中で、一方で音楽になるときれいに結びつくっていう例で、2人がそれぞれリードを歌っている曲です。
続いて、LEOは『Let There Be Love』を紹介した。
LEO:これはみのくんが好きな『Lyla』も入っているアルバム『Don't Believe the Truth』の後半のほうに入っているんだけど、2人で交代に歌っているんですよ。ジョン・レノンとポール・マッカートニーみたいに歌っている珍しい曲なんです。
あっこゴリラ:素晴らしい曲ですよね。
LEO:ノエルが2年前に離婚しているんですよ。それでたぶんリアムが会話するようになったり、母親が間に入ったらしいよ。ノエルが街で急に「Oasis再結成するんでしょ、なんで喧嘩してたの?」っていわれたら「弟が俺のテディベアを盗んだんだ」って(笑)。4日前のストーリーで上がってたよ。
あっこゴリラ:スタジアムでやるみたいですけど。
LEO:一会場で9万人くらい入るんじゃないかな。応募総数が4500万人くらい来たらしいんですよ。
みの:イギリスの人口って6500万人くらいですよね。
LEO:「Oasisの再結成はどのくらい奇跡か?」って質問されたときに、バンドじゃ例えられないんだよね。国民の半分以上が応募に来るみたいな。もちろんイギリスの人たちだけではないと思うんですけど。
みの:収録前に話していているときに、Oasisの再結成を無理やり例えると、王 貞治と長嶋茂雄が巨人に復帰するくらいの話って(笑)。
LEO:本当にそう。
あっこゴリラ:ライブ会場の周辺のホテルの値段が通常の約8倍にもなっているみたいですよ。
みの:エグい。
LEO:イギリスに友だちの家があるから泊まりに行こう。
みの:いいんですか!? いちばん肝心なチケットが手に入ってないんですけど(笑)。
LEO:あとはそれだけ(笑)。
ALIはMaRI初のコラボ曲『BEYOND feat. MaRI』が7月に配信リリースした。ALIの最新情報は、公式サイトまで。
みののYouTubeチャンネル『みのミュージック』ではOasis再結成について語っている。
音楽を愛する全ての人と作り上げる(超)進化型音楽番組『SONAR MUSIC』の放送は毎週月曜日から木曜日の22時から。
Oasisを特集したのは、J-WAVEで9月2日(月)に放送された番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:あっこゴリラ)。
【SONAR MUSICは番組公式LINEでも情報発信中】
Oasisの再結成、占いの結果にも出ていた!
Oasisはイギリス・マンチェスター出身の兄・ノエルと弟・リアムのギャラガー兄弟を中心に1991年に結成。94年にデビューアルバム『Definitely Maybe(邦題:オアシス)』が全英初登場1位を獲得。通算売上はこれまで7000万枚以上のモンスターバンドだ。世界的人気を誇るも兄弟喧嘩や度重なるスキャンダルな言動で世間を騒がせつつも2009年に惜しまれながらも解散。しかし8月、15年の時を経て突如再結成を発表した。
あっこゴリラ:今年の頭にこの番組に「#占う男」としてSNSで話題のニシーが登城して、ノエルとリアムの統計学みたいなものを調べて今年Oasisの再結成がワンチャンあるよって言ったんですよ。
【参考記事】NewJeansの大ヒットは、占星術に見ると…? 占いから読み解く最新洋楽シーン
LEO:すごすぎるだろ(笑)。
あっこゴリラ:あり得ないってみんな思っていたことだと思うんですけど、おふたりはどう思いましたか?
みの:最初はSNSで匂わせ的なものが再結成発表の前日にあって、どっちなんだろうっていうのがあったじゃないですか。再結成と見せかけてリマスター盤が出るのかと。どっちなんだろうって思わせといて「マジかよ!」って(笑)。
LEO:俺はOasisが好きすぎて、どうやらノエルとリアムの契約期間が終わるのが今年らしいとか、大人の事情まで聞いていたの。だからワンチャンあるんじゃないかって。
Oasisとの出会い
ここでOasisを愛してやまないLEOと、みのがOasisとの出会いを語る。LEO:15歳のとき、MTVから流れてきた『The Hindu Times』って曲があっって。Oasisに入る前に、ニルヴァーナが好きだったから、ニルヴァーナとOasisの『Live Forever』って曲が密接なところがあって。カート・コバーンが亡くなったときにOasisが『Live Forever』って逆のメッセージを書いているわけよ。世界はクソだ、死んでやる、みたいなところから俺ら永遠に生きてやるっていう。ニルヴァーナ好きとしては『Live Forever』は激しくないっていうイメージだったの。そんな中、15歳で『The Hindu Times』をリアルタイムにMTVで見たときに、カッコいいなって。ちょっとロックっぽいというか。そこで過去作を聴いてみたら、『Live Forever』も好きだけどそれ以外も激しい曲がいっぱいあるじゃんって。それでヤバくなっていきましたね。
みの:僕も奇しくも同じ年代で15歳に出会ったんですけど、当時僕はビートルズ一筋で、オタクだったんですけど、中学校の非常勤のイギリス出身の先生がいて、先生に「いいバンドを教えてよ」って訊いたら「Oasisだ」と。ちょうどその頃に『Don't Believe the Truth』ってアルバムが出たタイミングで、『Lyla』という曲と出会いました。最高。ビートルズとOasisって共通点がかなりあるので、めちゃくちゃすんなり入っちゃいました。LEOさんと同じく過去作を聴いてハードな面も再発見してめちゃくちゃいいなって。
再結成は…感動と不安が交錯
続いては、Oasis解散後のノエルとリアムそれぞれの活動についての話題に。まずはリアムについてLEOが解説した。LEO:お兄ちゃんがそんなにキレると思っていないリアムは、ノエルが抜けたOasisのメンバーと一緒に『Beady Eye』(というバンド)をやるんです。Oasisの曲はやらねえ、新人の気分で行くぜって。ライブハウスも小さいところでやって、フェスとか出るんだけど、全然うんともすんともならなくて。ノエルとリアムってけっこうメンバーに冷たいの。お兄ちゃん以外はメンバーがバンバン変わっているし。メンバー内でもいろいろあって疲れちゃうわけですよ。それで『Beady Eye』を解散するんですけど、その後は妻にも浮気がバレて、とんでもない慰謝料の請求をされ、3年くらい休むんです。
LEOはOasisのアルバム『Don't Believe the Truth』以降、6回くらいリアムの歌う姿を観てきたが、「声が出てこなくなっている」と感じたという。
LEO:声が全然伸ばせない。酒も飲むし。そんな中、3年で今の妻と出会って。Oasisのことを知らなかった妻で、でも「あなたは音楽なんじゃない?」って、ギャラガー兄弟の長男ポールとノエル含め、みんなでリアムを支えていくんですよ。その中、頑なに何もやってこないで不良とロックンロールを示した男がボイトレ、ランニングをやるんです。いろんなこだわりを全部認めて努力するんです。それで50歳を超えたリアムは一番声が出ていますよね。ソロアルバムも最高。
一方、ノエルの解散後の活動についてみのが解説した。
みの:リアムのストーリーを振り返っていて、けっこう破天荒というか紆余曲折ある感じですが、それと比べるとノエルは優等生的というか。「Noel Gallagher's High Flying Birds」というバンドを結成して、アルバムを5枚(オリジナルアルバム4枚、コンピレーションアルバム1枚)出しているんですけど。Oasisって後期に向かっていくにつれて、ストレートなロック以外もやるようになって音楽性を拡張していっている中で、でもリアムの声の帯域とかに合わせた作曲をしなきゃっていうのもあったと思うんです。そういうのが取っ払われて、わりと自由にこれまでOasisでやらなかったことをガンガンやっちゃおうっていうプロジェクトになっていくと。そういう意味でも悪ガキなんだけど真面目さが見えちゃうというか。
LEO:Oasisから離れて行くノエルのアルバムの良さと、よりロックンロールピュアになるリアムとって。
みの:そう。真逆のほうに行くというか。
あっこゴリラ:私はOasisの知識が薄いけど、メディアとかでノエルってすごいことを言うよね。でも音楽に対してはすごく真面目なんですね。そうやって修復不可能って言われていた2人が奇跡の再結成を果たしたんですね。感動ですよね。
みの:もう感動でしかない。
LEO:あと、いつまでOasisをやってくれるかっていう一抹に覚える不安(笑)。
みの:実際にステージを観るまでは安心できないっていうヒヤヒヤもありますよね。
ふたりが好きな曲は?
番組ではLEOと、みのがそれぞれ愛してやまないOasisの楽曲を紹介した。まず、みのは『Acquiesce』をセレクトした。みの:兄弟の不仲だったりがある中で、一方で音楽になるときれいに結びつくっていう例で、2人がそれぞれリードを歌っている曲です。
続いて、LEOは『Let There Be Love』を紹介した。
LEO:これはみのくんが好きな『Lyla』も入っているアルバム『Don't Believe the Truth』の後半のほうに入っているんだけど、2人で交代に歌っているんですよ。ジョン・レノンとポール・マッカートニーみたいに歌っている珍しい曲なんです。
あっこゴリラ:素晴らしい曲ですよね。
LEO:ノエルが2年前に離婚しているんですよ。それでたぶんリアムが会話するようになったり、母親が間に入ったらしいよ。ノエルが街で急に「Oasis再結成するんでしょ、なんで喧嘩してたの?」っていわれたら「弟が俺のテディベアを盗んだんだ」って(笑)。4日前のストーリーで上がってたよ。
Oasisの再結成はどのくらい奇跡か?
来年、Oasisはイギリスとアイルランドでライブを開催。チケットは即完売となったという。あっこゴリラ:スタジアムでやるみたいですけど。
LEO:一会場で9万人くらい入るんじゃないかな。応募総数が4500万人くらい来たらしいんですよ。
みの:イギリスの人口って6500万人くらいですよね。
LEO:「Oasisの再結成はどのくらい奇跡か?」って質問されたときに、バンドじゃ例えられないんだよね。国民の半分以上が応募に来るみたいな。もちろんイギリスの人たちだけではないと思うんですけど。
みの:収録前に話していているときに、Oasisの再結成を無理やり例えると、王 貞治と長嶋茂雄が巨人に復帰するくらいの話って(笑)。
LEO:本当にそう。
あっこゴリラ:ライブ会場の周辺のホテルの値段が通常の約8倍にもなっているみたいですよ。
みの:エグい。
LEO:イギリスに友だちの家があるから泊まりに行こう。
みの:いいんですか!? いちばん肝心なチケットが手に入ってないんですけど(笑)。
LEO:あとはそれだけ(笑)。
ALIはMaRI初のコラボ曲『BEYOND feat. MaRI』が7月に配信リリースした。ALIの最新情報は、公式サイトまで。
みののYouTubeチャンネル『みのミュージック』ではOasis再結成について語っている。
radikoで聴く
2024年9月9日28時59分まで
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
番組情報
- SONAR MUSIC
-
月・火・水・木曜22:00-24:00
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