長濱ねる「とってもかわいらしい映画」 クリスマスに観たい作品を紹介

ハリー杉山と長濱ねるが、気になる映画ニュースや映画『34丁目の奇跡』の魅力について語り合った。

トークが繰り広げられたのは、ふたりがナビゲーターを務める、J-WAVEで放送中の番組『POP OF THE WORLD』のワンコーナー「DOGA FOR YA!」。ここでは12月18日(土)のオンエアをテキストで紹介する。

バラク・オバマ、2021年の“お気に入り映画”を発表

映画好きとして知られる前アメリカ合衆国大統領のバラク・オバマが、2021年のお気に入り映画をTwitterで発表。Netflix映画『パワー・オブ・ザ・ドッグ』やアカデミー賞で2部門に輝いた『ユダ&ブラック・メシア 裏切りの代償』、音楽ドキュメンタリー『サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)』、スピルバーグ監督作品『ウエスト・サイド・ストーリー』などのハリウッド作品が並ぶ。

そんななか、濱口竜介監督・西島秀俊主演『ドライブ・マイ・カー』もセレクトされていた。オバマは今回挙げた作品について「どの映画も力強いストーリーを持っていました。私と同じように、みなさんも楽しんでくれることを願います」とツイートしている。

カンヌ国際映画祭 全4冠!映画『ドライブ・マイ・カー』90秒予告

ハリー:びっくりしましたね。あのオバマさんの2021年お気に入り映画の1番目に『ドライブ・マイ・カー』が載っていましたね。
長濱:さらに観たくなりました。
ハリー:カンヌも受賞しているから、それをきっかけにオバマさんも観たのかもしれないけど、世界を代表するような方が日本の作品を観ていたって、どれほど浸透しているのかがうかがえますよね。
長濱:私はこのなかだと『サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)』を観ました。テレビがあったけど、音楽が放映されていなかった時代の話です。オバマさんのお気に入り映画のラインナップを見て、歴史を感じる・知れるような作品が多いなと思いました。年末年始に、このリストからも観てみたいなと思いました。
ハリー:オバマさんは聴く音楽もけっこうこだわったりしているから、それもいずれ番組で紹介したいな。

キアヌが挑戦した「最もクレイジーなアクション」とは?

『マトリックス』シリーズ最新作『マトリックス レザレクションズ』の公開が12月17日よりスタートした。先日、アメリカのトーク番組に主演のキアヌ・リーヴスが出演し、司会者から「いちばんクレイジーだったアクションシーン」を訊かれた。キアヌが答えたのは、なんと高層ビルから飛び降りたことだった。もちろんワイヤーをつけてのアクションだが、完ぺきな光のなかで演じるために、トリニティー役のキャリー=アン・モスとともに約20回も飛び降りたそうだ。

映画『マトリックス レザレクションズ』本予告 2021年12月17日(金)公開

ハリー:予告編でも少し出てくるシーンなんだけど、めちゃくちゃヤバくない? あれ本人たちがやってるんだ。すごいよね。

映画を観たリスナーからは「(ハリーがよく使う)『Nice one』というセリフが出てきて、『ハリーさんだ!』と思いました。ぜひとも『Nice one』も気にして観てください」とメッセージが寄せられた。

長濱:私も探しに行こう(笑)。
ハリー:みんな信じて。「Nice one」って本当に存在する言葉で、みんな使うから。「いいね」とか「最高じゃん」みたいに使えるから、使うのをためらわないで。
長濱:楽しみですね。ぜひ観に行ってください。

「クリスマスのお約束」として長く愛され続ける作品

1994年公開の映画『34丁目の奇跡』を紹介。1947年に公開されたジョージ・シートンが監督作品『三十四丁目の奇蹟』を、『ホーム・アローン』シリーズの脚本を手掛けたジョン・ヒューズがリメイクした作品だ。

長濱:ニューヨークのマンハッタン34丁目が舞台です。クリスマス商戦のはじまりを告げるパレードに、通りすがりの白ヒゲのおじいさんが急遽サンタ役として起用されます。そのおじいさんのおかげで百貨店「メイシーズ」は、どんどん評価と収益を上げていくんですけど、このおじいさんが自らを「本物のサンタクロースだ」と主張しているということで、おじいさんは病院に入れられてしまいます。街ではすっかり人気者となっていたサンタさんを救うべく事態は思わぬ方向へ進んでいく、というお話です。登場人物みんなおちゃめで、とってもかわいらしい映画でした。

リスナーからは「今の時期に観たい、とっても素敵な映画でした。『形のないものの価値はいなくなってからわかる』というセリフに心を打たれました。サンタクロースがまさにそうなのかな。大人になってもサンタさんのような温かく優しい存在を大切にしたいと思いました」や「十数年ぶりに観ました。この季節に心がポカポカする映画でした」などのメッセージが寄せられた。

長濱は、イギリスのクリスマスの街並みが魅力的だと語り、ハリーも「街がクリスマス一色になって鮮やか」と同意する。

長濱:私の知り合いのクッキー職人の方がイギリスに住んでいて、この季節にはSNSに街のあらゆるショーウインドウをアップしていて、それを見るのが本当に楽しみです。ツリーが動いていたり、からくり人形みたいなのがいたり。
ハリー:ロンドンってこの季節になると、ミュージカル作品のなかみたいになっちゃうの。街角を曲がると常にクリスマスのベルの音が聞こえたり、街なかでサンタさんが踊ったり、クリスマスマーケットもいいし。この映画は、その裏でいろいろなドラマが展開しているっていう話だよね。
長濱:映画の1時間32分6秒に出てくるセリフがぐっときました。でも言うとネタバレになるかもしれないので、ぜひクリスマスにじっくりと観ていただきたいです。
ハリー:この映画は、親戚の家とかに行って、気がついたら勝手におじいちゃんやおばあちゃんがテレビで流している印象がある。オリジナルもそうだけど、クリスマスのお約束の映画みたいな印象が強いかな。
長濱:長く愛される作品かなと思います。

『POP OF THE WORLD』の「DOGA FOR YA!」では、話題の洋画や海外ドラマから毎週1作品をピックアップして紹介。その作品の魅力や、文化的背景について語る。放送は毎週土曜日7時5分頃から。
radikoで聴く
2021年12月25日28時59分まで

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番組情報
POP OF THE WORLD
毎週土曜
6:00-8:00

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