長濱ねる、中学時代の「飛行機での素敵な出会い」を明かす

ハリー杉山と長濱ねるが、気になる映画ニュースや映画『ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(ディスタンス)』の魅力を語り合った。

トークが繰り広げられたのは、ふたりがナビゲーターを務める、J-WAVEで放送中の番組『POP OF THE WORLD』のワンコーナー「DOGA FOR YA!」。ここでは2021年12月25日(土)のオンエアをテキストで紹介する。

3年ぶりのレディ・ガガ主演映画!

ファッション業界の頂点に君臨した華麗なるグッチ一族の崩壊を招く女性、パトリツィア・レジアニをモチーフにした映画『ハウス・オブ・グッチ』の場面写真が公開された。パトリツィア・レジアニを演じるのはレディ・ガガ。パーティー会場で真っ赤なドレスを着こなす姿や、タバコをくわえた悪女感満載の様子など、新たな役者レディ・ガガの一面が見られそうだ。レディ・ガガはこの作品で、第79回ゴールデングローブ賞主演女優賞にノミネートされるなど、注目も集まっている。公開は2022年1月14日。

映画『ハウス・オブ・グッチ』本予告<1月14日(金)全国公開>

長濱:これ、めちゃくちゃ楽しみです。
ハリー:ファッションプラス、ガガさまっていう、ねるちゃんにドンピシャだよね。
長濱:相手役は私も大好きなアダム・ドライバー。『スター・ウォーズ』シリーズのカイロ・レン役や、『パターソン』の主人公・パターソン役、そして『マリッジ・ストーリー』で夫・チャーリー役などを演じていました。
ハリー:アダム・ドライバーってシナリオで顔が本当に変わるよね。
長濱:その役ごとで別人に見えるのですごいですね。

これぞ、親愛なる隣人! スパイダーマン

2020年7月、アメリカ・ワイオミング州で犬に襲われそうになった当時4歳の妹を守り、顔や頭に90針以上も縫う大怪我を負ったブリッジャー・ウォーカーくん(当時6歳)。この小さなヒーローのニュースはマーベル映画のヒーローたちにも伝わり、スパイダーマンを演じるトム・ホランドは、ブリッジャーくんをスパイダーマンのセットに招待することを約束していた。その約束が先日、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』のセットで果たされたことが、ブリッジャーくんの父のInstagramで発覚。

長濱:ブリッジャーくんはスパイダースーツに身を包んだトムに抱えられ、ワイヤーでゆっくりと釣られるアクションを体験したり、決めポーズを教えてもらったりして楽しく過ごしたそうです。ブリッジャーくんの妹さんは、ゼンデイヤにネイルを褒めてもらってとても喜んでいたそうで。
ハリー:これが本当に現実化するって素敵ですよね。
長濱:お父さんが言うまで誰も明かしてなかったスマートさというか、外に向けてではなく、あくまでもブリッジャーくんのためにっていうのがかっこいいですね。

『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』はアメリカ4336館で公開がスタートし、オープニング興行収入が2億5300万ドルという超破格デビューを果たした。

ハリー:どれくらいすごいことなんだろう?
長濱:コロナ禍の公開作として1位、SONY配給作として1位、そして12月の公開作として1位。どんどん1位をかっさらっていて、全体では『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』を上回る、史上3位の記録ということです。いかにみなさんが楽しみにしていたかが、スタートダッシュからうかがえます。
ハリー:すごいよね。だって映画って12月に超大作を当ててくるから。歴代の12月の超大作を余裕で超えちゃったわけでしょ。
長濱:コロナ禍はいっぱいいろんな映画がありましたからね。日本では2022年1月7日公開です。
ハリー:マーベルにどっぷりハマっている方は、ドラマもクリアしなきゃいけないからね。さらに、もうひとつあるんですよね?
長濱:はい、2022年5月公開予定の『ドクター・ストレンジ』シリーズの新作『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』の予告編も公開されています。とんでもない作品になる予感が満載ですね。
ハリー:ドクター・ストレンジ役のベネディクト・カンバーバッチ、どんなバトルを迎えるんでしょうね。
長濱:楽しみにしていましょう。

「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」特別映像

恋愛の名言が散りばめられた、ロマンティックな作品

イーサン・ホークとジュリー・デルビーの主演で1995年に公開された映画『ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(ディスタンス)』を紹介した。

Before Sunrise - Original Theatrical Trailer

長濱:旅先の列車のなかで偶然出会った国籍の異なるふたりが、一晩を共に過ごすことで恋を育んでいく姿を描いたラブロマンスです。アメリカ人の青年ジェシーと、ソルボンヌ大学に通うセリーヌが、ユーロのトレイン車内で出会った瞬間から心が通い合うのを感じて、ウィーンで途中下車。ふたりは14時間、街を歩きながら語り合う、というロマンティックな映画です。

リスナーからは「6年ほど前のこと、アフリカのある国を旅行しているときに『ビフォア・サンライズ』のような出会いをしました。5時間近い長距離バスのなかで、ちょうど私の隣に座った日本人男性と、お互いの趣味の文学作品や美術のこと、人生観などで盛り上がり、ひたすら話し続けました。こんなに話が合い、ただ話しているだけで楽しいと思ったのは初めて。『ビフォア・サンライズ』はこの旅の記憶とリンクして、郷愁や懐かしさ、出会った人の温かみを思い出させてくれる作品です」や「昔たまたまテレビで流れていたのを観て、どうしても忘れることができず、滅多に買わないDVDをポチったのを思い出します」などのメッセージが寄せられた。

また、ハリーはリスナーから届いた「『ビフォア・サンライズ』のセリフをお届けしたい」というメッセージに注目。セリーヌがジェシーへ語った「もし神様が存在するのであれば、人の心の中じゃなく人と人のあいだの空間にいる。この世に魔法があるのなら、それは人が理解しあおうとする力のこと」を紹介した。ハリーは「この映画は恋に関する明言や哲学的な言葉がたくさんある。ひとつずつ書いて分析して話し合いたいくらい」と語った。

BGMも少なく、ふたりの会話劇を中心にストーリーが繰り広げられる同作品のなかで、長濱がおすすめの2シーンを紹介した。

長濱:まず16分2秒。ふたりが出会い、一緒に列車を降りていくんですけど、ジェシーがセリーヌを誘うセリフとジェスチャーが最高にかわいくて、こんなふうにスマートに、でもお茶目に誘ってくれる男性はいいなと思いました。そして1時間37分56秒、ふたりの顔が別々のシチュエーションで映るところがあるんですけど、ふたりとも全然違う表情をしているのに、同じ感情を持っているんだろうなって伝わってきて、そのお芝居もすごく素敵だなと思いました。ぜひみなさんにも、そこに注目して観ていただけたらなと思います。
ハリー:人をとことん愛するってとても素敵なんだけど、これって若者同士じゃん。時間にものすごく余裕があって、仕事のことや家族のことも考える必要ないというか。10代とか20代前半でしか味わうことができない、あのときを思い出させてくれるような気がします。
長濱:私もアメリカへホームステイに行ったときに、飛行機でお隣に座ったアメリカ人のおばあちゃんとずっと話していた記憶があって。中学生だったので拙い英語だったんですけど、そのおばあちゃんが航空券のうしろに電話番号と住所を書いて渡してくれて、一時期文通をしていました。
ハリー:素敵!
長濱:今はもう連絡をとっていないんですけど、そのときの写真もあって、今ふと思い出しました。会いに行きたいですね。

『POP OF THE WORLD』の「DOGA FOR YA!」では、話題の洋画や海外ドラマから毎週1作品をピックアップして紹介。その作品の魅力や、文化的背景について語る。放送は毎週土曜日7時5分頃から。
番組情報
POP OF THE WORLD
毎週土曜
6:00-8:00

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