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ジャニーズJr.の美 少年が「SDGs宣言」 Z世代が環境のためにできるアクションは?

番組をナビゲートした長谷川ミラ

ジャニーズJr.の美 少年が「SDGs宣言」 Z世代が環境のためにできるアクションは?

Z世代と一緒に「SDGs」を考える特番『J-WAVE SELECTION donedone OPINION'Z'』が11月7日(日)にオンエアされた。「SDGs」をもっと身近に、楽しく実践する方法は? 長谷川ミラがナビゲーターを務め、ジャニーズJr.の美 少年の佐藤龍我、那須雄登、藤井直樹らをゲストに迎えて、語り合った。

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SDGsとは?美 少年メンバーが気になる項目を紹介

SDGsとは、Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)の略称で、2030年までに持続的でより良い世界を目指すための国際社会共通の目標のこと。17のゴール、169のターゲットから構成されている。

長谷川:17のゴールの中で、皆さんが気になっているのは?

那須:僕が個人的に気になってるのは、ゴール12の「つくる責任、つかう責任」。エコバッグ、紙ストローなどの使用どんどん増やして、これからプラスチックのゴミを減らしていきたいなって思いますね。

佐藤:僕もゴール12のうち、食品廃棄などのフードロス問題が気になっています。

藤井:僕はすごく動物が好きで、生まれたときから犬と一緒に生きてきました。小さい頃は動物園とかにもよく行っていて。なので最近、トラなど、動物園にいる身近な動物が絶滅の危機に瀕していることを知って、ちょっと悲しい気持ちになります。

長谷川:ゴール15の「陸の豊かさも守ろう」ですね。

そのほかにも、例えば「質の高い教育をみんなに」、「ジェンダー平等を実現しよう」、「安全な水とトイレを世界中に」などと、さまざまな目標が掲げられている。ただ、SDGsの中に気になる項目があって、何か貢献したいと思っていても、何から始めていいかわからず、一歩を踏み出せないという人も多いだろう。

番組内では、簡単に、そして楽しく社会貢献ができる方法の一つとして、BIGLOBEが提供する「donedone(ドネドネ)」を紹介。携帯料金の一部が、テーマに紐づいた社会貢献団体に寄付されるというサービスだ。50GBで税込み2728円/月。動画視聴や音楽ストリーミングなども十分楽しめる容量で、さらに寄付までできるのは嬉しい。気になる人はチェックしてみては。

地球温暖化…「#ウチらの声で世界は変えられる」

続いての話題は、地球温暖化や気候変動について。イギリスのグラスゴーでCOP26が開催され、世界各国のリーダーらが、地球温暖化によってもたらされる課題に対して、どう取り組むべきかが協議された。美 少年のメンバーにとって、どんなポイントが気になるのかを尋ねると──。

那須:プラスチックごみを燃やすと、CO2が発生するじゃないですか。それが気候変動の原因となるし、しかもプラスチックのゴミって、海や、海の中の生物たちにも良くない。プラスチックごみをどうするか、今後、僕たちが考えていかないといけないなぁと思いますね。

佐藤:10月でも、気温が30度を超える日があったこと。地球温暖化になっているのかなと思いますね。

番組では、気候変動を止めたいと活動しているZ世代の「Climate Live Japan」実行委員会の小出愛菜さんにインタビューを実施。

Climate Liveは音楽を通じて気候変動対策を訴えるというイベント。もともとイギリスの女子高校生が企画し、その後、気候変動対策を求める活動家の中で広がって、世界40ヶ国の学生や若者を中心とした人たちで開催されるまでとなった。

今年は日本では4月24日と10月16日の2回に分けて開催。長谷川ミラもトークセッションのゲストとして参加したといい、「SDGsや社会問題に関連するイベントにはよく出演させていただくんですが、そうしたイベントとは違って、前後に音楽ライブが入るので、話している私としても、ポップに話せる。音楽を楽しめるイベントだから、SDGsに関心がない人も楽しみながらSDGsを学べて、理想的」などと感想を話していた。

気候変動について、小出さんは次のように話した。

小出:気候変動の問題は様々な問題と繋がっていて、大きな一番の要因とされているのが、CO2の排出と言われています。そのCO2を多く排出している国が被害を受けるのではなくて、CO2の排出をしていない国々が気候変動の被害ーー例えば台風だったり、洪水、海面上昇などの被害に受けるという現状があります。

そういった問題を変えていくのは、人々の声。私たちは「#ウチらの声で世界は変えられる」とスローガンを設け、自分たちが声をあげて、自分たちの未来のために行動を起こしていこうという呼びかけを行っています。

これからを生きていくのは、私たちの世代。より長く地球に生き続けるのは私たちなので、そういった世代が声をあげることで、その上の世代にも届けることができるんじゃないかなと考えています。

「買う物」「食べるもの」も一つの選択

最後に、私たちに何ができるのか、小出さんに訊いた。

小出:「買い物は投票だ」ということを聞いたことがある人もいると思いますが、日々の買い物の中で、例えば地産地消やなるべく肉を食べないことも、できることの一つとして挙げられるかなと思います。洋服も安いからという理由で買ってしまうのではなくて、古着を選択する方法もあります。

そもそも消費することは、消費するだけで大量の資源を使ってしまうことになるので、それが本当に必要かどうか、判断する必要があるかなと思います。

学生の方だと「オーガニックを選んだ方がいい」と言われても、今は値段が高いという現状がありますよね。それを無理に買おうとせず「そういう物が欲しい」ということをSNSなどを通じて声をあげていくことが一番重要になってくるのかなと思います。

小出さんのインタビューを聞いて、美 少年のメンバーたちも気づきがあった様子。ジャニーズ事務所内では、着なくなった洋服を先輩から後輩に受け継ぐというサステナブルな文化が根付いていることなどを話していた。

美 少年がSDGs達成に向けて「宣言」!

番組内では、美 少年のメンバーそれぞれが、大学生・専門学生のコミュニティ「J-WAVE WACODES」のメンバーが普段取り組んでいるSDGsアクションをピックアップする場面も。

「環境負荷が少ないと言われている植物性ミルクを選ぶ」、「髪の毛を寄付するヘアドネーションをする」、「着れなくなった服は人にあげるか、雑巾にする」など、さまざまな声が寄せられていた。

これらを受けて、番組の最後には、美 少年のメンバーがSDGs達成に向けた「宣言」をした。

那須:僕はマイボトルを毎日必ず持ち歩きます! カフェに立ち寄ったときは「マイボトルに入れてください」と伝えます。本当にそういう小さな気遣いをすることで、SDGsアクションに繋がってくると思うので。

佐藤:コンビニに行くと、ビニール袋を買っちゃうんですよ......。でもマイバッグを持ち歩くようにします。

藤井:僕は、買うものの会社を調べて、それを買う意味をちゃんと見つけたいなと思いました。「自分はこの会社のこの意識が好きだから、この水を買おう」とか、すごく格好いいなと思うので。

(制作・編集=ピース株式会社、構成=五月女菜穂)

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番組情報
J-WAVE SELECTION donedone OPINION'Z'
2021年11月7日(日)
22:00-22:54