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BE:FIRSTは「ファイティングポーズをとらない」グループの革新的な点を、LEOとMANATOが語る

BE:FIRSTは「ファイティングポーズをとらない」グループの革新的な点を、LEOとMANATOが語る

BE:FIRSTのLEOとMANATOが、それぞれのクリエイティビティやグループのイノベーティブな部分について語った。

ふたりが登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『INNOVATION WORLD』(ナビゲーター:川田十夢)のワンコーナー「ROAD TO INNOVATION」。ここでは10月22日(金)の放送をテキストで紹介する。

SKY-HIだからこそできた審査方法

BE:FIRSTのメンバーを決めたオーディション「THE FIRST」は、SKY-HIが主催したオーディションだ。そこで残ったLEOとMANATOは、SKY-HIが代表取締役CEOを務めるBMSGに所属した。

川田:「THE FIRST」が、数あるオーディションとまるで違うなと思うのが、最初のほうから主催者でもあり社長でもあるSKY-HIが審査してたでしょ? あれは本人たち的にはどうだったんですか?
MANATO:僕はすごくうれしくて。二次審査の段階から自分のパフォーマンスを見ていただけて、しかもパフォーマンスが終わるとアドバイスもいただけるのは、普通のオーディションではあまりないのかなと思いました。オーディションとはいえ嬉しかったです。
LEO:普通ないよね。
MANATO:レッスンを受けた感覚。オーディションでは、審査員側の日髙さん(SKY-HI)が一緒に1カ月合宿をしてくださって、いろいろな立場でお話を聞いてくださいました。審査員側としてアドバイスもくださったし、映ってないところでは僕たちと同じ年齢ぐらいの感じで世間話をしたり。審査もすごく楽しんでくれて、椅子から立って踊ったり(笑)。
LEO:やっぱりSKY-HIさんだからできることだと思います。
川田:彼はひとりひとりにすごい分量のコメントをするでしょ? 頭のなかがどうなっているのかと思うよね。
LEO:びっくりしますね。
川田:だって、その場で「またすぐ会いたい」とか言っちゃうしね(笑)。
LEO:僕は、放送されてないけど「またここでやろうと思っているので来てください」って言われて「あれ、これどっちだ?」と思いながら帰ったのを覚えています。

「表現力の探求」「仲間への想い」それぞれの個性

川田はオーディションについて「特におふたりには最初からフラグが立っていた」と話し、ふたりの合格を予期していたことを明かす。

川田:特にMANATOくんは、最初から「真面目な性格だね」とか「音楽が好きな人の歌だね」とか(評されていた)。MANATOくんはリズム通りとか、ちゃんと丁寧にやることには自信があったけれど、アーティシズムというか、アーティストとしてちょっと崩さなきゃいけないみたいなときがあったでしょ? あのときはどうやって壁を乗り越えましたか?
MANATO:今回のオーディションで挑戦させていただいて、歌もダンスもラップも苦手なくできることが、自分の得意分野ではあったのですが、悪い意味で言うと全部できちゃうから尖っているところがないというのは自分でも思っていました。レコーディングとかでも「安定感がある」と言われるけれども、スパイスや強弱などそういうところに向き合わないといけないなと思いました。

MANATOはオーディションで一貫して感情表現や表情を指摘されたことから、ほかのオーディション参加者のパフォーマンスを見たり、海外の映画やドラマを観たりして表現について研究してきたという。

MANATO:壁を突破するというか、いまはまだどんどんよくなれると思っているので、これからも続けていきたいなと思います。
川田:ボイトレの場面では、声の出し方をいろいろ工夫していましたね。
MANATO:響かせる部分を変えてみたりしましたね。ボーカルのりょんりょん先生(佐藤涼子)に「うまいけど、さらっとした風みたい」と言われて、そこはたぶん感情表現とかにもつながっていて。「風のなかにも嵐が来たり大雨がくるような、悪い部分のMANATOを見てみたい」みたいなことを言われて、意識した部分があります。

LEOはかつて、SKY-HIの楽曲『Don’t Worry Baby Be Happy feat. STAMP (Prod. ist)』のミュージックビデオにダンサーとして出演した経歴を持つ。オーディションでは、ほかの参加者たちを鼓舞する場面がたびたび見られたが、それは自身の体験からとった行動だったという。

SKY-HI / Don’t Worry Baby Be Happy feat. STAMP (Prod. ist) -Music Video -

川田: LEOくんはオーディション中にほかの候補生の人たちに、僕から見るとちょっと優しすぎるんじゃないかと思って。それはご自身としてはどうなんですか?
LEO:自分が韓国に練習生として行っていた時期があったので、1人で合宿をすることの孤独さというかツラさを知っているからこそ、そのときに頼れる人がいたらよかったなというのがすごくあったんです。だから、自分より年下の子にはそういう場所を作ってあげたいと思ってしていました。あとはパフォーマンス中に自分に課題があったけど、チームのことを考えて、まず観てくれている人に対して失礼がないようにしなきゃいけないと思ったんです。大げさに言うと、人生って1秒1秒の積み重ねで過去になっていくじゃないですか。そうなったときに、映像を通して観てもらうんだったらプロとかプロじゃないとか関係なく、自分たちがいま出せる最高なものを出すのが一番の誠意なんじゃないかなと思って。そういうことばっかり考えてました。
川田:LEOくんってMANATOくんから見ると熱すぎるところない? メンバーとして心配にならないですか?
MANATO:まあ考えてすぎてるなとは思いますけど(笑)、LEOくんのもともとの性格とか人格がゆえ、チーム全体のことを鼓舞してくれたり率先して声を出してくれたりする方なので、みんなLEOくんに頼ってますよ。

BE:FIRSTが持つ唯一無二のもの

最後に川田は、BE:FIRSTの革新的なところはどこにあるかをふたりに尋ねた。

MANATO:このオーディションがほかと違う大きなところを挙げるとすれば、クリエイティブ審査があったことです。合宿の一次審査がまさか自分たちで作るものだとは僕たちも思っていませんでした。そこで作曲や作詞の能力も僕たちは培ってきたと思うんです。これから楽曲を作るうえで、歌って踊るダンスアンドボーカルだけじゃなくて、トラックを作るときに僕たちも意見を出し合えるところがひとつの強みなんじゃないかなと思うので、そこは革新的なところなんじゃないかなと思います。
LEO:常にファイティングポーズをとらない、というところは革新的なのかなと思います。社長(SKY-HI)も常におっしゃっているんですが、どのアーティストさんに対しても僕たちはファイティングポーズをとらないし、なんならハグをしにいくような感覚で「一緒に音楽をやりましょう」とやるのは、BMSGという事務所だからこそできることなんじゃないかなと思います。そこは僕たちの強みであるというか、唯一無二だなと思います。

各界のイノベーターやクリエイターを迎えて仕事へのこだわりや、描く未来について語り合う「ROAD TO INNOVATION」は毎週金曜日の20時10分ごろからオンエア。

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