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廃棄していた「カカオ豆の殻」が170万人の電力に! すべてを無駄にしない取り組みを紹介

画像素材:PIXTA

廃棄していた「カカオ豆の殻」が170万人の電力に! すべてを無駄にしない取り組みを紹介

コートジボワールで進む「カカオの殻を使った電力発電計画」のニュースを、ノイハウス萌菜が紹介した。

このニュースを話題に挙げたのは、6月10日(木)放送の『STEP ONE』のワンコーナー「CHINTAI GLOBAL BEATS」(ナビゲーター:サッシャ、ノイハウス萌菜)。

廃棄されてしまうカカオの殻を電力に

同コーナーでは、サッシャとノイハウスが気になるニュースを紹介する。今回は、番組ではBBCによるニュース「The powerful new use for cocoa」を紹介し、内容を読み解いていった。

■紹介したニュース(外部リンク) https://www.bbc.com/future/article/20210607-a-chocolatey-sustainable-alternative-to-fossil-fuels

世界最大のカカオ生産国で、世界のカカオ豆全体の40パーセントを占めているコートジボアール。現在は主な電力を化石燃料などでまかなっているが、コートジボアールではCO2を削減するべく、チョコレートを加工する際に廃棄されていたカカオ豆の殻を使って電力発電をするプロジェクトが進んでいるという。ガーナでも同様にカカオ豆の殻を発電に使用しており、およそ170万人分の電力を供給できたそうだ。

ノイハウス:実はコロナで国によってはお店がやってなかったりすることで、チョコレートの生産量が下がったんです。需要が下がることで生産者の方々もすごく困っていて。ほかの、カカオじゃなくてバナナとか天然ゴムとか別のものを栽培して売ろうじゃないかという動きもあります。でもそうすると、カカオの需要が高まったときに「ない」みたいな。
サッシャ:足りなくなる。
ノイハウス:そうなんです。たとえば大手の会社のキットカットでは「カカオプラン」といって、生産者を直接支援したりとかもしているんですが、こういう大きな国の動きでカカオの生産者へのサポートがあるというのは、今後大切になるんじゃないかなと思っています。
サッシャ:意外な影響がコロナにあるんだね。たとえばチョコレートを買うときにフェアトレードのものを買うとかっていうのも支援になるのかしら?
ノイハウス:そういう認証を受けているものもいいのかな? と思います。
サッシャ:いいですね。すべてを無駄にしないという感覚ね。

国内では「コーヒー豆を再利用したマスク」も

国内でも「タリーズコーヒー」は、通常では廃棄していたコーヒー豆を再利用した糸を使用したマスクを販売するなどの取り組みを行っている。

ノイハウス:ほかにも「サンシャインジュース」というジュースショップでは、ジュースをしぼったカスで洋服を染めたりとか。いままで捨てていたゴミを資源として見るというのは、どんなエリアでもベネフィット(利益)になるんです。
サッシャ:チョコレートを買うときに「このカカオは再利用されるカカオを使っています」というチョコレートが打っていたら、そっちを優先して買いたいね。そういう表示があるといいですね。
ノイハウス:今後期待できるかもしれないですね。
サッシャ:いろいろなことがここから派生して、考えさせてくれるようなニュースでした。

J-WAVE『STEP ONE』のワンコーナー「CHINTAI GLOBAL BEATS」では、番組独自の視点で世界を見渡し、国内ではまだ知られていない話題やニュース、ニューミュージックをお届け。放送は月曜~木曜の12時5分ごろから。

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2021年6月17日28時59分まで

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9:00-13:00