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MONGOL800・キヨサクが明かす、『小さな恋のうた』意外な制作秘話

MONGOL800・キヨサクが明かす、『小さな恋のうた』意外な制作秘話

MONGOL800のベース・ボーカル、上江洌清作(以下、キヨサク)が、J-WAVEで5月22日(土)、ベースをはじめたきっかけや楽曲制作、4月にリリースした外仕事集『etc.works3』について語った。

キヨサクが登場したのは、J-WAVE(81.3FM)×「MUSIC FUN !」連動企画である、深夜の音楽座談プログラム『WOW MUSIC』。5月のマンスリープレゼンターはWANIMAのKENTA(Vo/Ba)が担当。

ふたりのトークは動画でも楽しめる。

WANIMA、MONGOL800のMV一般参加に応募したが…

キヨサクとKENTAは、共にバンドでベース・ボーカルを担当。これまで対バンをはじめ交流も多く、プライベートでも親交を深めているそうだ。

まずはキヨサクがバンドをはじめたきっかけを語る。キヨサクは中学時代にバンドを組み、ベース担当が残っていたため「俺、なんでもいいよ」と気軽な気持ちでベースをはじめたという。

その後、高校でMONGOL800の結成メンバーである、儀間 崇と髙里 悟と出会いバンドを結成。当初は別にボーカルがいたそうで、キヨサクはベースのみを担当。「当時はHi-STANDARDとTHE BLUE HEARTSのコピーしかやってない」と振り返り、「自分たちの曲かのようにライブをしていた」と笑う。

一方、KENTAがMONGOL800と出会ったのは2002年。当時、中学2年生だったKENTAは、給食中に放送でMONGOL800の曲が流れ、「うわ、誰や!」とその音楽に衝撃を受けたという。

KENTA:初めてモンパチ(MONGOL800)のライブを観たのが高校3年。サードアルバムの『Daniel』ツアーでモンパチが熊本に来られた時に、当時付き合ってた彼女と一緒に観に行きました。坊主頭で最前列で観ていて、キヨサクさんから直接ピックもいただいて(笑)。

以前、MONGOL800が『Love song』のミュージックビデオの一般参加募集をした際に、結成したばかりのWANIMAも応募したが、残念ながら落選したという話も飛び出した。

KENTA:そこからモンパチの見方が変わりましたね(笑)。
キヨサク:落とされたって言ってね(笑)。
KENTA:でも、すごく記憶に残っています。
キヨサク:あのとき、WANIMAを選んでいたら、逆にこっぱずかしかったかもしれないね。
KENTA:そこで選ばれてたら調子に乗ってたかもしれないですね。
キヨサク:ははは(笑)。

最近の楽曲制作はウクレレで

続いて、楽曲制作の話題に。キヨサクはサードアルバム『百々』まではベースで曲作りをしていたと言う。

キヨサク:メンバーに「曲ができた」って聴かすときは、(お笑い芸人の)はなわさんみたいに、ベースと歌で伝えて。
KENTA:僕はキヨサクさんのインタビューか何かでそれを知って、僕もそれを信じてベースで曲を作って(笑)。
キヨサク:いやいや、どこを信じてるの(笑)。
KENTA:ギターで曲を作るようになったのは4枚目のアルバム『Daniel』くらいからですか?
キヨサク:そうそう。『百々』のツアーのときに、全国を初めてまわったのかな。そこで空き時間もあるから、ツアー先でミニギターを買って、面白いなって。フォークギターは何となく触ったことあったから、オープンコードはできたんだけど、「リフとかこういう感じでやるんだ」とか「ミュートってそりゃ気持ちいいよな」とか(笑)。それでギターをもとに初めて作ったのが、『Daniel』に入ってる『Baby Monster』かな。

キヨサクは2010年あたりからウクレレでも曲を作るようになったという。

キヨサク:まず鼻歌で曲があって、今はギターで一回その鼻歌のコードの雰囲気を探して。そんなに一気に作らないから途中で止まったら休憩するのね。次は同じメロディーをウクレレに持ち替えて。そうするとその続きがたまに出てくるときがあるから。行き詰まったときにあらためてベースを持ってみたり、ギターを持ってみたりっていう作り方を今でもしていて。言うなれば最近はほぼほぼウクレレで作っている。めちゃくちゃゆっくりめの曲で。
KENTA:スローなテンポで。
キヨサク:メロディーをとりあえず歌って、スローでもその楽曲が生きるのであれば、それをどこまで早くしようとか。バンドに置き換えたときに180度変えてみようとか。ゆっくりでも成立している曲をドカドカやってみたり。

MONGOL800の代表曲でもある『小さな恋のうた』の制作について、キヨサクは「この曲もベースでメロディーを作った」と話しつつ「当時はいろんな意味で無知だった」と意外な過去を語った。

キヨサク:知識や経験もないから、自分のキーがわかってないわけよ。普通、キーとか設定するじゃん。それもわかってないから、俺はベース・ボーカルで立って弾くときに、「このへん、弾きやすいよね」って感じで。それで決めて(笑)。
KENTA:それで決めていったんですか(笑)?
キヨサク:だから、めちゃくちゃ「B」が多いのよ。「なんで『B』なの?」「もう半音上げたら『C』なのに」っていつも言われて。
KENTA:キーとかじゃなくて、弾きやすいところで決めてたんですね。
キヨサク:立ってラクな姿勢でちょっと弾いてみようとしたら「B」だった(笑)。

ジャマイカレコーディングで鍛えられた意識

キヨサクはMONGOL800としてはもちろん、ボーカリストとしてさまざまなアーティストとコラボレーションしている。自ら企画するよりも、基本的に依頼されることのほうが多く、ボーカリストとしては結果的にレゲエシーンからのオファーが多くなったという。

その中には、The BK Soundとキヨサクがタッグを組み、ジャマイカでレコーディングされた楽曲『DAYDREAM BELIEVER feat.キヨサク』がある。

【PV】DAYDREAM BELIEVER feat. キヨサク(MONGOL800,The NO PROBLEMs)/The BK Sound

KENTA:それまで海外でレコーディングはされてたんですか?
キヨサク:いや、全然。初ジャマイカだったし、しかも空港からスタジオに連れて行かれて、そのままセッションみたいな。
KENTA:すごいな。
キヨサク:そこで、いろんな意味で「お前は何ができるんだ?」みたいな空気というかさ、瞬発力をだいぶ鍛えられた気がするんだよね。ジャマイカでは説明がいらない。みんな感覚で音楽をやってて。たとえばドラムが毎回カウントが違うのよ(笑)。それにみんなが付いていって。
KENTA:じゃあ、セッションでレコーディングしたんですか?
キヨサク:そう。だから二度と同じプレイがない。そういうとこにもまれましたね。ジャマイカでは自分のプレイが200パーセントカッコいいだろってみんな思ってる。もちろんカッコいいんだけど。日本人って謙虚じゃん。ジャマイカで謙虚さが出たら、もう使われないというか、「何してるの?」「そんなもん?」みたいな。グイグイいかないと、隙間がどんどん取られていく。特にレゲエっていうジャンルだったからかもしれないけど、そこでボーカルの部分が鍛えられたような気がする。

MONGOL800は4月に外仕事集『etc.works3』をリリース。このアルバムはこれまで出会ったアーティストとのつながりで実現した、2011年以降のother works として発表されたコラボレーション曲、トリビュート参加曲、アルバム未収録のタイアップ曲 (新曲)、そしてデジタルシングルをパッケージしたコンセプトアルバムとなる。

キヨサク:外仕事集と言えど、自分たちが求められているもの、コラボして自分たちの個性をどこでどう出すっていうさじ加減を考えなくちゃいけないから、ある意味ではオリジナル曲を作るほうがラクだったりすると思うんだけど、並べてみたら、けっこう頑張ってきたなって(笑)。自分で自分を褒めてあげたいなっていうアルバムになってるかな。あらためて聴くと、オリジナルに聴こえるくらい、いいモンパチらしさが出てきたなってようやく今回まとめてみて思った。

DREAMS COME TRUEや東京スカパラダイスオーケストラなど数あるコラボ曲の中から、キヨサクは特に印象に残る1曲としてSPECIAL OTHERSとキヨサクのコラボ曲『空っぽ』を紹介した。

SPECIAL OTHERS & キヨサク(from MONGOL800) - 空っぽ 【MUSIC VIDEO Short.】

キヨサク:ラジオ局泣かせの10分くらいの曲で(笑)。この曲も対アーティストと楽曲のことしか考えてないよね。これをどう流そうとか、どういう人たちに聴いてもらおうっていうのは全部排除されて、自分たちがいかに楽しいか、こういうふうにまとめたらカッコいいだろうなっていうのを何にも考えずにやったのが『空っぽ』だと思う。
KENTA:すごく好きな曲ですね。
キヨサク:あれはちょっと不思議なエネルギーがあったなって思う。

MONGOL800の最新情報は、公式サイトまたは、Twitterまで。

『WOW MUSIC』はJ-WAVEで土曜24時-25時。また、『MUSIC FUN !』のYouTubeページには、同番組のトーク動画のほか、ミュージシャンやプロデューサーによる音楽の話が数多く配信されている。

・『MUSIC FUN !』のYouTubeページ
https://www.youtube.com/c/musicfun_jp

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