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AimerがVaundyにかけられた、うれしいけれど衝撃的な一言

AimerがVaundyにかけられた、うれしいけれど衝撃的な一言

J-WAVEで放送中の番組『SAISON CARD TOKIO HOT 100』(ナビゲーター:クリス・ペプラー)。4月25日(日)のオンエアでは、最新アルバム『Walpurgis』をリリースしたAimerがゲストに登場。コロナ禍で実践していた独自の歌のトレーニングについて語った。

自宅で「ひとりライブ」を毎週実施

Aimerがゲスト出演するのは、2017年5月以来。コロナ禍の過ごし方について「ライブもできないし、溜まっていました」と話すAimerは、自身の歌声を衰えさせないために独自のレッスンをしていたという。

Aimer:自宅でフルに歌えるように音の環境を整えて、防音対策をしまして。ライブもできなくなっちゃったので、誰も見ていないけど自宅で毎週、ひとりでライブをやっていました(笑)。
クリス:毎週、めげずに続けていたんですか?
Aimer:はい。毎週セットリストをひとり寂しく組み、観客は誰もいないけどMCをして(笑)。
クリス:何曲ぐらいやったの?
Aimer:20曲弱(笑)。
クリス:それって普通のライブと同じぐらいのボリュームじゃないですか!
Aimer:そうなんです。ひとりで「誰も見ていないツアー」をやっていました。
クリス:まさに、これこそ無観客ライブだよね。現代アートみたい。すごいね。
Aimer:正真正銘の無観客ライブをしていました(笑)。それぐらいしないと、本当に歌う機会が減っちゃっていたんです。それこそ横隔膜周りの筋肉、インナーマッスルの衰えを日々感じていたので続けました。
クリス:事務所の人が自宅ライブの話を聞いたら「録っておけばよかったのに!」って思っていますよ、きっと。
Aimer:(笑)。

コロナ禍の影響を受け、アルバムをゼロから作りなおした

Aimerは4月14日、通算6枚目のアルバム『Walpurgis』をリリースした。アルバムタイトルは、中欧や北欧で行われる春の到来を祝う祝祭「ヴァルプルギスの夜」からつけられたという。

クリス:このタイトルにした理由は何だったんですか?
Aimer:私はデビュー当時に「夜」をテーマにしたアルバムを3つ作ったんですね。そのあとはいろいろとアップテンポなナンバーを作ったりしていたのですが、久しぶりに自分の内側に潜るような夜のアルバムを作りたいなと思いました。

Aimerは2021年の9月にデビュー10周年を迎える。ファンと10周年の喜びを分かち合うため、夜におこなう祝祭であるWalpurgisをタイトルにしたという。

クリス:コロナ禍でのアルバム制作は大変でしたか?
Aimer:いろんな予定が崩れまくってしまって。実は、このアルバムはもっと前にリリースする予定だったんですよ。だけど、コロナの影響で一旦リリースの予定が全部白紙になって。でも、だからこそ「今だから作れるアルバムにしよう。今を生きている人たちに届けられる作品にしたい」という気持ちが湧いてきて、ゼロからアルバムを作り直していったという感じです。
クリス:なるほど。本来だったら内容も違っていたアルバムになっていたんですね。今を生きる、みんなと一緒に作ったアルバムということですよね。
Aimer:はい。みんなのために作りました。
クリス:本来だったらこのアルバムに入る予定だったけれども、含まれていない曲もいくつかあるのでしょうか?
Aimer:そうですね。もうちょっとポップな曲を入れてもいいとは思ったのですが、「深い夜」と言いますか、しっとりとした湿度の高い曲がいっぱい収録されています。

Vaundyとのコラボで新たな境地に到達できた

Aimerは『Walpurgis』に収録されている『地球儀 with Vaundy』の制作エピソードを語った。

クリス:Vaundy君とのコラボはどんなきっかけだったのですか?
Aimer:私がもともと彼の声と音楽が好きで。ラブコールを送った結果、コラボが実現しました。
クリス:そうでしたか。Vaundy君とのお仕事はいかがでしたか?
Aimer:すごく刺激的で、とにかく楽しかったです。今回のアルバムの制作はすごく自分と向き合って、苦しみながらじゃないですけれど……。でも『地球儀 with Vaundy』に関しては、2人で楽しみながら笑顔で音楽のキャッチボールをしたという感じです。
クリス:プロデュースというか、制作はどんな感じで行こうという話だったんですか?
Aimer:今回のアルバムは全体的にジメジメ……と言うと語弊があるかもしれないですが、とにかくカラっとした曲がほしかったので、この曲はピッタリかなと思って。

データでのやり取りはしていたが、AimerとVaundyが初めて顔を合わせたのはレコーディングのタイミングだったという。その際にVaundyから衝撃の言葉を投げかけられたそうだ。

Aimer:けっこう前から私の曲を聴いていてくれていたみたいで、初めて会ったときに「小学生のときから聴いていました」と言ってくれたんですよ(笑)。
クリス:Vaundy君ってそんなに若かったっけ!?
Aimer:まだ20歳なんですよ。私は今年でデビューして10年になるし、ファンのなかにも小学生の頃から聴いてくれている人はいるなぁ、と思っていたんです。だけど、アーティストでそう言ってくれる人は初めてで。うれしい気持ちと「10年経ったんだな」という、複雑な気持ちに(笑)。

小学生の頃からAimerのファンだったVaundyは、レコーディングでもその経験が活かされていたそう。

Aimer:高音で歌うパートなんですが、彼は私の昔の音源を真似しながら練習してくれていたみたいで。なので、2人で同じラインを歌うと声がすごく似ちゃうなって、彼が気にしてくれたりとか。そういうのは、自分の曲を聴いていてくれてたからなんだなと思ってうれしかったです。
クリス:自分のことをそこまで理解しながら歌ってくれるって安心するよね。突拍子のないことを言われたとしてもすんなり理解できるってことですよね。
Aimer:はい。だからこそ、今回の曲では今までに私が歌ったことがないようなものを作ることができました。
クリス:新しい一面が見えた楽曲だと思います。

Aimerの最新情報は、公式サイトまたは、Twitterまで。

『SAISON CARD TOKIO HOT 100では、J-WAVE全番組のオンエアチャート、インターネット投票、東京都内主要のCDショップのセールスチャート、ストリーミングを集計。J-WAVEのオフィシャルチャートとして、毎週100曲のオリジナルランキングをオンエアする。放送は毎週日曜日の13時から。

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2021年5月2日28時59分まで

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毎週日曜
13:00-16:54