J-WAVEで放送中の番組『STEP ONE』のワンコーナー「MUSIC+1」(ナビゲーター:サッシャ・増井なぎさ)。3月23日(火)のオンエアでは、シンガーソングライター・秦 基博がリモート出演。アコースティックギターを使ったオススメの弾き語りソングを紹介した。
サッシャ:アルバムは2枚組になっています。1枚目は『evergreen』以降に出たヒット曲や代表曲を弾き語りされています。2枚目は「みんなと作る evergreen2」とのことですが、これはどういう意味でしょうか。
秦:これは、みなさんからリクエストをいただいたんです。カップリング、アルバムの収録曲、他の方への提供曲のなかからリクエストを募り、上位のベスト10が収録されています。
サッシャ:『さよならくちびる』(同名映画の主題歌を提供。劇中では小松菜奈と門脇麦が歌った)のセルフカバー、よかったなあ。
秦:ありがとうございます。
サッシャ:こういうチャンスがないと、なかなかセルフカバーをする機会ってないですよね。
秦:そうですね。
増井:声質的には変わっていない印象を受けました。歌い直してみて違いはありますか?
秦:曲と向き合う気持ち自体はそんなに変わりないんですけれど、なかにはライブで繰り返し歌ってきた曲もあるので、ライブのなかでニュアンスの違いが作られていったものはたくさんあるんじゃないかなと思います。
サッシャ:曲ってライブのなかで成長しますもんね。歌った先に生まれたアレンジということですね。
『evergreen2』の初回限定盤では、無観客配信ライブ「HATA MOTOHIRO CONCERT TOUR 2020 -コペルニクス-」の模様がフルで収録されている。
秦:CD音源は弾き語りというシンプルなものですけど、映像のほうはゲンカル(弦楽四重奏)まで入ったバンドセットです。(観ることで)自分の音楽性をいろいろ感じてもらえるんじゃないかなと思います。
●ジェームス・テイラー『Carolina in My Mind』
サッシャ:名曲ですね。この曲はどのようなきっかけで知ったんですか?
秦:出会ったのはいつなんだろうなあ。キャロル・キングとデュエットしているものも聴いていましたし、ライブも観に行きました。「こんな自然な佇まいで爪弾けたらいい音がするだろうな」と感じました。
サッシャ:いい意味で力が入っていない?
秦:そうですね。肩の力が抜けているから余計にギターが鳴っている感じがして。達人のような雰囲気がしますね。
サッシャ:ギターって力んじゃダメなんだ。
秦:力を入れれば入れるほど、音が鳴らないんですよね、ギターって。ほどよい力加減じゃないと、弦がほどよく震えなくて。ジェームス・テイラーは、その点が達人の域に達しています。
●ジェレミー・ザッカー&チェルシー・カトラー『parent song』
秦:この曲は最近見つけた曲ですね。アコースティックとかフォーキーなもののなかで、全体的なサウンドが新しいアプローチかなと。
サッシャ:どのあたりに新しさを感じますか?
秦:アコースティック自体はスリーフィンガーでオーソドックスなものなんですよ。音の作りって言うんですかね、声の質感だったりそれに対する音がアンビエントミュージックっぽいというか、今っぽくなっています。
サッシャ:昔のフォークとはちょっと異なるテイストなんですね。
秦:そうですね。それに加えて今流行りの音像がミックスされている気がして。
増井:なるほど。音に浮遊感があるんですね。
サッシャ:すっごいマイクの近くで歌っていますよね、この歌。
秦:うん。声が超小っちゃいと思います(笑)。こういう風に歌うのは難しいです。
●ケイト・ウォルシュ『He Is a Bird』
サッシャ:導入から気持ちがいい曲ですね。海辺で横たわりたくなる。
秦:聴いたとき、ケイト・ウォルシュの第一声で(気持ちが)持って行かれて。僕、こういう声を出す女性のシンガーソングライターに弱いんです。リサ・ローブにはじまり。
サッシャ:たしかに! ちょっとリサ・ローブっぽいよね。
秦:そういう系譜にいると思いますね。声に透明感があるし、ギターもいい音がしています。
サッシャ:リサ・ローブの『Sandalwood』って曲が大好きなんですけど、その曲の雰囲気にも似ていて。なので、ケイト・ウォルシュの曲を全部チェックしてみます!
秦:(笑)。
秦は9年ぶりとなる全国弾き語りツアー「GREEN MIND 2021」を開催する。公演スケジュールやチケットの購入方法は公式サイトをチェック。
J-WAVE『STEP ONE』のワンコーナー「MUSIC+1」では、ゲストとして毎回話題のミュージシャンが登場する。放送は月曜~木曜の12時30分頃から。
弾き語りベストアルバムの第2弾をリリース!
2006年にデビューした秦は、今年デビュー15周年を迎える。これまでの活動を「(15周年を迎えることを)イメージしたこともなかったし、あっという間だったので未だに実感はない」と振り返った。そんな秦は3月17日、弾き語りのベストアルバム『evergreen2』をリリースした。サッシャ:アルバムは2枚組になっています。1枚目は『evergreen』以降に出たヒット曲や代表曲を弾き語りされています。2枚目は「みんなと作る evergreen2」とのことですが、これはどういう意味でしょうか。
秦:これは、みなさんからリクエストをいただいたんです。カップリング、アルバムの収録曲、他の方への提供曲のなかからリクエストを募り、上位のベスト10が収録されています。
サッシャ:『さよならくちびる』(同名映画の主題歌を提供。劇中では小松菜奈と門脇麦が歌った)のセルフカバー、よかったなあ。
秦:ありがとうございます。
サッシャ:こういうチャンスがないと、なかなかセルフカバーをする機会ってないですよね。
秦:そうですね。
増井:声質的には変わっていない印象を受けました。歌い直してみて違いはありますか?
秦:曲と向き合う気持ち自体はそんなに変わりないんですけれど、なかにはライブで繰り返し歌ってきた曲もあるので、ライブのなかでニュアンスの違いが作られていったものはたくさんあるんじゃないかなと思います。
サッシャ:曲ってライブのなかで成長しますもんね。歌った先に生まれたアレンジということですね。
『evergreen2』の初回限定盤では、無観客配信ライブ「HATA MOTOHIRO CONCERT TOUR 2020 -コペルニクス-」の模様がフルで収録されている。
秦:CD音源は弾き語りというシンプルなものですけど、映像のほうはゲンカル(弦楽四重奏)まで入ったバンドセットです。(観ることで)自分の音楽性をいろいろ感じてもらえるんじゃないかなと思います。
「こんな自然な佇まいで爪弾けたらいい音がするだろうな」
「MUSIC+1」では、秦が「アコースティックギターが魅力的な楽曲」を3つ紹介した。●ジェームス・テイラー『Carolina in My Mind』
秦:出会ったのはいつなんだろうなあ。キャロル・キングとデュエットしているものも聴いていましたし、ライブも観に行きました。「こんな自然な佇まいで爪弾けたらいい音がするだろうな」と感じました。
サッシャ:いい意味で力が入っていない?
秦:そうですね。肩の力が抜けているから余計にギターが鳴っている感じがして。達人のような雰囲気がしますね。
サッシャ:ギターって力んじゃダメなんだ。
秦:力を入れれば入れるほど、音が鳴らないんですよね、ギターって。ほどよい力加減じゃないと、弦がほどよく震えなくて。ジェームス・テイラーは、その点が達人の域に達しています。
●ジェレミー・ザッカー&チェルシー・カトラー『parent song』
サッシャ:どのあたりに新しさを感じますか?
秦:アコースティック自体はスリーフィンガーでオーソドックスなものなんですよ。音の作りって言うんですかね、声の質感だったりそれに対する音がアンビエントミュージックっぽいというか、今っぽくなっています。
サッシャ:昔のフォークとはちょっと異なるテイストなんですね。
秦:そうですね。それに加えて今流行りの音像がミックスされている気がして。
増井:なるほど。音に浮遊感があるんですね。
サッシャ:すっごいマイクの近くで歌っていますよね、この歌。
秦:うん。声が超小っちゃいと思います(笑)。こういう風に歌うのは難しいです。
●ケイト・ウォルシュ『He Is a Bird』
秦:聴いたとき、ケイト・ウォルシュの第一声で(気持ちが)持って行かれて。僕、こういう声を出す女性のシンガーソングライターに弱いんです。リサ・ローブにはじまり。
サッシャ:たしかに! ちょっとリサ・ローブっぽいよね。
秦:そういう系譜にいると思いますね。声に透明感があるし、ギターもいい音がしています。
サッシャ:リサ・ローブの『Sandalwood』って曲が大好きなんですけど、その曲の雰囲気にも似ていて。なので、ケイト・ウォルシュの曲を全部チェックしてみます!
秦:(笑)。
秦は9年ぶりとなる全国弾き語りツアー「GREEN MIND 2021」を開催する。公演スケジュールやチケットの購入方法は公式サイトをチェック。
J-WAVE『STEP ONE』のワンコーナー「MUSIC+1」では、ゲストとして毎回話題のミュージシャンが登場する。放送は月曜~木曜の12時30分頃から。
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2021年3月30日28時59分まで
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番組情報
- STEP ONE
-
月・火・水・木曜9:00-13:00
-
サッシャ、増井なぎさ