J-WAVEで放送中の番組『GROOVE LINE』(ナビゲーター:ピストン西沢)。11月30日(木)のオンエアでは、一青 窈がリモート出演。一青は11月に新曲『かたつむり』を配信リリース。
西沢:そんなに息せき切って出しているわけでもなく。
一青:できるときに、丁寧に作ったものをお出ししております。
西沢:じゃあ、気に入らないとちょっとリリースが伸びちゃったりする?
一青:自分が納得した歌詞が書けないと出すのは恥ずかしいですね。
西沢:楽曲制作で一番最後に残るのは歌詞なんですか?
一青:歌詞はこだわります。さよならしたものもたくさんあります。
西沢:「ここまできてやめるんですか」みたいなこともあるんですか?
一青:そうですね。
西沢:そこらへんから本物感が漂ってますね(笑)。
大原櫻子など、他のアーティストに歌詞提供もする一青。「ちょっとイタコのような感じで(笑)」取り組んでいるそうだ。
一青:(アーティストに)密に連絡を取り、悩みという悩みを吸い上げて、気持ちが浄化できるように歌詞に落とし込んで、歌ってもらうことで、リフレッシュしていただけたらと思いながら書いています。
西沢:かなり顧客至上主義?
一青:そうですね。あけっぴろげにさらけ出してもらえる方じゃないと、なかなか思いを書けないですかね。
西沢:一方的に自分のものを押しつけるんじゃないんですか?
一青:あんまり最近はないですね。ほとんど書いてくださいと言っていただけた方の悩みを聞いています(笑)。若い頃は自分のエピソードを混ぜてたこともありますけど、最近は(アーティストの)怒りとか何でも聞くことが多いですね。
西沢:ここまで大人になって家にいることが多くなると自分のエピソードってそこまでないでしょ?
一青:ちょっとイラッとしたり、ちょっと涙がポロッとしたり、そういうことってありません?
西沢:すげえな。ちょっとしたことで音楽に結びつける才能って俺にはないわ(笑)。すごい才能。
一青:(コロナ禍に)なんだかとってもユーミン(松任谷由実)さんが何をしているのか気になってしまって。この苦境をどんなふうに乗り越えているのかって。詩でぶつけてみたら、およそ8時間後に「曲が書けた」と。
西沢:早いなあ。あれだけの大先生が8時間で返してくるっていう、この妙な感じ。
一青:コロナミラクルというか何というか。
松任谷は作曲を手掛けるだけではなく、コーラスも担当している。
一青:そもそも曲がデモの状態で送られてくるのかなと思ったら、楽譜だけがあり、「目の前で歌うから覚えて」って言われて(笑)。
西沢:目の前ってどういうこと?
一青:スタジオを借りて、その譜面をもとに目の前でユーミンさんが歌っているのを私が覚えていくっていう体験をしました(笑)。
西沢:アイドルに歌の指導をしているようですね(笑)。
一青:本当にそうです。ユーミンさんは、そういう作業も30年ぶりくらいって話していました。人間らしいやりとりというか、メカを使わないで曲を作っていく感じで。
西沢:てっきり、一回も会わずに転送で曲を作ったのかと思ってた。
一青:いや、ものすごくきちんと会って、何回も音はああだの、こうだのと言いながら練り直して作りました。
西沢:誰が武部さんにお願いしたんですか?
一青:ユーミンさんから「武部さんにピアノをその場で弾いてもらうから、(一青)窈ちゃん、その場で歌って覚えてっていう形でした。
西沢:オールスターバンドがそこでできちゃったわけですね。
一青:スタジオで、3人で「こうかな」「ああかな」と言いながら作りました。
西沢:制作日の前日は緊張した感じ?
一青:「会いましょう」と言われただけで、そんな形になるとは思っていなかったので(笑)。
西沢:行ったらそうなってたと。ビックリパーティー?
一青:本当にビックリパーティーでしたね(笑)。楽しかったです。
それから後日、バンドに一青と松任谷がそれぞれ作ったアレンジで『かたつむり』を演奏してもらい、対決をしてよりよいアレンジを選んだそうだ。
西沢:CMのコンペみたいですね(笑)。
一青:それも面白かったです。ユーミンさんが「あなたの思ったアレンジで面白いと思うわ」って言っていただけました。
西沢:一青窈アレンジの勝ち?
一青:はい、ありがとうございます(笑)。
一青窈は12月25日(金)、東京・Bunkamuraオーチャードホールで開催されるライブ「Daiwa House presents billboard classics festival 2020 in Tokyo」に出演する。新曲『かたつむり』や、一青窈が小学生の頃によく聴いていた憧れのアーティストの曲のカバーを披露する予定だ。その他の最新情報は公式サイトまたは、オフィシャルTwitterまで。
『GROOVE LINE』では楽曲を紹介しながらゲストとの軽快なトークをお届け。放送は毎週月曜から木曜の16時30分から。
歌詞提供は「ちょっとイタコのような感じで(笑)」
一青はコロナ禍で、「作詞・作曲よりかは、子どもたちとたわむれている」という日々を送っているそうだ。『かたつむり』は約3年ぶりの新曲となるが、現在までにシングル20枚、オリジナルアルバム7枚をリリースしており、西沢は「キャリアの期間では、いいペースでリリースしてますよね」と話を振った。西沢:そんなに息せき切って出しているわけでもなく。
一青:できるときに、丁寧に作ったものをお出ししております。
西沢:じゃあ、気に入らないとちょっとリリースが伸びちゃったりする?
一青:自分が納得した歌詞が書けないと出すのは恥ずかしいですね。
西沢:楽曲制作で一番最後に残るのは歌詞なんですか?
一青:歌詞はこだわります。さよならしたものもたくさんあります。
西沢:「ここまできてやめるんですか」みたいなこともあるんですか?
一青:そうですね。
西沢:そこらへんから本物感が漂ってますね(笑)。
大原櫻子など、他のアーティストに歌詞提供もする一青。「ちょっとイタコのような感じで(笑)」取り組んでいるそうだ。
一青:(アーティストに)密に連絡を取り、悩みという悩みを吸い上げて、気持ちが浄化できるように歌詞に落とし込んで、歌ってもらうことで、リフレッシュしていただけたらと思いながら書いています。
西沢:かなり顧客至上主義?
一青:そうですね。あけっぴろげにさらけ出してもらえる方じゃないと、なかなか思いを書けないですかね。
西沢:一方的に自分のものを押しつけるんじゃないんですか?
一青:あんまり最近はないですね。ほとんど書いてくださいと言っていただけた方の悩みを聞いています(笑)。若い頃は自分のエピソードを混ぜてたこともありますけど、最近は(アーティストの)怒りとか何でも聞くことが多いですね。
西沢:ここまで大人になって家にいることが多くなると自分のエピソードってそこまでないでしょ?
一青:ちょっとイラッとしたり、ちょっと涙がポロッとしたり、そういうことってありません?
西沢:すげえな。ちょっとしたことで音楽に結びつける才能って俺にはないわ(笑)。すごい才能。
詩をぶつけたら、8時間後に曲が届いた
一青は11月に約3年ぶりとなる新曲『かたつむり』を配信リリースした。この曲は、コロナ禍におけるステイホームの期間中に、一青が衝動的に書きとめた詩を、かねてより親交のあった松任谷由実へ投げかけたことから動き出した楽曲だという。一青:(コロナ禍に)なんだかとってもユーミン(松任谷由実)さんが何をしているのか気になってしまって。この苦境をどんなふうに乗り越えているのかって。詩でぶつけてみたら、およそ8時間後に「曲が書けた」と。
西沢:早いなあ。あれだけの大先生が8時間で返してくるっていう、この妙な感じ。
一青:コロナミラクルというか何というか。
松任谷は作曲を手掛けるだけではなく、コーラスも担当している。
一青:そもそも曲がデモの状態で送られてくるのかなと思ったら、楽譜だけがあり、「目の前で歌うから覚えて」って言われて(笑)。
西沢:目の前ってどういうこと?
一青:スタジオを借りて、その譜面をもとに目の前でユーミンさんが歌っているのを私が覚えていくっていう体験をしました(笑)。
西沢:アイドルに歌の指導をしているようですね(笑)。
一青:本当にそうです。ユーミンさんは、そういう作業も30年ぶりくらいって話していました。人間らしいやりとりというか、メカを使わないで曲を作っていく感じで。
西沢:てっきり、一回も会わずに転送で曲を作ったのかと思ってた。
一青:いや、ものすごくきちんと会って、何回も音はああだの、こうだのと言いながら練り直して作りました。
松任谷由実とアレンジ対決!?
新曲『かたつむり』の編曲を担当したのは、一青の代表曲『ハナミズキ』も手掛けたプロデューサーでアレンジャーの武部聡志だ。西沢:誰が武部さんにお願いしたんですか?
一青:ユーミンさんから「武部さんにピアノをその場で弾いてもらうから、(一青)窈ちゃん、その場で歌って覚えてっていう形でした。
西沢:オールスターバンドがそこでできちゃったわけですね。
一青:スタジオで、3人で「こうかな」「ああかな」と言いながら作りました。
西沢:制作日の前日は緊張した感じ?
一青:「会いましょう」と言われただけで、そんな形になるとは思っていなかったので(笑)。
西沢:行ったらそうなってたと。ビックリパーティー?
一青:本当にビックリパーティーでしたね(笑)。楽しかったです。
それから後日、バンドに一青と松任谷がそれぞれ作ったアレンジで『かたつむり』を演奏してもらい、対決をしてよりよいアレンジを選んだそうだ。
西沢:CMのコンペみたいですね(笑)。
一青:それも面白かったです。ユーミンさんが「あなたの思ったアレンジで面白いと思うわ」って言っていただけました。
西沢:一青窈アレンジの勝ち?
一青:はい、ありがとうございます(笑)。
一青窈は12月25日(金)、東京・Bunkamuraオーチャードホールで開催されるライブ「Daiwa House presents billboard classics festival 2020 in Tokyo」に出演する。新曲『かたつむり』や、一青窈が小学生の頃によく聴いていた憧れのアーティストの曲のカバーを披露する予定だ。その他の最新情報は公式サイトまたは、オフィシャルTwitterまで。
『GROOVE LINE』では楽曲を紹介しながらゲストとの軽快なトークをお届け。放送は毎週月曜から木曜の16時30分から。
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2020年12月7日28時59分まで
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番組情報
- GROOVE LINE
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月・火・水・木曜16:30-19:00
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ピストン西沢