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吉岡里帆、おばけ屋敷でギャン泣き! 仲野太賀&寛一郎と幼少期の思い出を明かす

吉岡里帆、おばけ屋敷でギャン泣き! 仲野太賀&寛一郎と幼少期の思い出を明かす

是枝裕和もその才能に惚れ込んだ、佐藤快磨監督による商業映画監督デビュー作『泣く子はいねぇが』(11月20日公開)。その公開直前特別上映会が11月11日(水)、東京の新宿ピカデリーで行われ、主演の仲野太賀、共演の吉岡里帆、寛一郎、そして佐藤快磨監督が出席した。

秋田県・男鹿半島の伝統文化「男鹿のナマハゲ」をモチーフに、親になることからも、大人になることからも逃げてしまった主人公・たすく(仲野)のほろ苦い成長を描く。

映画『泣く子はいねぇが』本予告

この日はタイトルにちなんで、キャスト陣の“泣く子”だった時代の写真を大公開。4、5歳時代の自身の姿に仲野は「非常にかわいい!」と自画自賛で「当時はメチャクチャ甘えん坊でした。ずっとお母ちゃんのそばにいた。保育園に行くときも離れ離れになるのがイヤで毎日“いかないでー!”と絶叫していました」と照れ笑い。それに吉岡は「かわいいですね~!」と目を細めていた。

その吉岡は、2歳の頃に広島に住む祖父と太秦映画村を訪れた際の写真を公開。「私にとっては貴重な忘れられない思い出の写真です」と思い入れを語ると、仲野は「これは最新の写真集にも入っていますか?」とボケて、吉岡も「差し込みで入れてもらおうかな!?」とボケ返していた。当時怖かったものは「映画村のおばけ屋敷! そこに出てくる和風のおばけが怖かった。おばけのテイストで作られている遊園地もギャン泣き。でもそれは今でも普通に怖い。おばけ屋敷は得意ではないです」と怖がりの一面ものぞかせた。

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寛一郎

一方、佐藤浩市の息子である寛一郎は、幼少期に怖かったものを聞かれると「おっぱい!」と珍回答。その理由については「乳離れの時期に母親の乳に父親が怖い顔を落書きした。今日も飲みに行くか!と思ったら、それが出てきてカルチャーショック…」と微笑ましい断乳エピソードを告白。それに吉岡が「私もそれされました!」と共感すると、寛一郎は「俺だけかと思った! それで乳離れはしましたが、反動でもっとおっぱいが好きになりました」とユーモア交じりにカミングアウトしていた。

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仲野太賀

大人としても父親としても自覚が曖昧な主人公・たすく役の仲野は「なんて素晴らしい脚本なのかと思った。滑稽に見えるけれど愛おしく深い。そしてユーモアもある。ここまでの作家性は稀」と佐藤監督のオリジナルシナリオに太鼓判。感動が押し寄せるクライマックスについては「“なまはげ”というものによって色々なものが共存している奇跡的ラストシーン。この強烈なラストシーンを演じたいと思った。たすくにも共感し、今の自分の最大限の等身大を遺憾なく発揮できる自信があった。正直、自信作だと思ったし、とても大切な作品になりました」と胸を張った。

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吉岡里帆

子どもじみたたすくに限界を感じる妻・ことね役の吉岡は、母親役初挑戦。「私自身、母親になったことがないのでゼロからのスタートになりましたが、圧倒的な脚本力を感じました。母になるってこんなに苦しく大変なことなんだと役を通して体現できたと思う。実際の赤ちゃんとの撮影で“この子を守らなけば!”という気持ちも大きくて、常に赤ちゃんのことを考えていました」と母性本能を刺激されたようだった。

どんなときでもたすくを支える地元の親友・志波役の寛一郎は、秋田県・男鹿半島での撮影を振り返り「(仲野と)ホテルの温泉に毎日一緒に入っていました。僕の撮影がない日でも一緒に入ったりして。それが普通にできるフレンドシップを築けたと思う」と地方ロケならではの絆の深まりを体感。寛一郎が「一緒に風呂に入りながら次の日のセリフ合わせをした」と明かすと、仲野も「二人でセリフを合わせながら、“これで男鹿デミー賞を獲ったね!”と納得しながら風呂を出た」と懐かしそう。ただ佐藤監督の粘る演出スタイルに寛一郎は「でも次の日はボロボロになって帰ってくる」と苦笑しながら男鹿デミー賞の厳しさを語っていた。

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『泣く子はいねぇが』公式サイトはこちら

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