仕事において、多くの人の心を揺さぶるアイデアを出すにはどうすればいいか。「なるほど」と感心させるより、「まさか」と驚かせるのが大事だと語るのは、The Breakthrough Company GO 代表取締役のクリエイティブディレクター・三浦崇宏だ。著書『人脈なんてクソだ。 変化の時代の生存戦略』(ダイヤモンド社)も話題を集めている。
そんな三浦が、5月27日(水)にオンエアされたJ-WAVEで放送中の番組『STEP ONE』のワンコーナー「SAWAI SEIYAKU SOUND CLINIC」 (ナビゲーター:サッシャ・増井なぎさ)に登場。「なるほどじゃダメ、まさかの考え方で仕事の効率アップ!」をテーマに語った。
■「なるほど」ではホームランが打てない
「なるほど」よりも「まさか」が重要なのは、世の中のルールが変わってきたからだ。
三浦:今は(要因として)新型コロナが一番大きいんですけれども、世の中のルールがどんどん変わってますよね。昔だったら、相手に直接会いに行くことが礼儀でしたが、今は会いに行ったら逆に感染リスクがある。「礼儀を守るんだったら、逆に会わないほうがいいんじゃないか」と。つまり昭和の時代、平成の時代に常識だったルールがガラッと変わっているんです。
そんななかで、どうすればヒットする企画を考えられるのかと、三浦はずっと考えている。
三浦:「なるほど」って言われる企画は、昔はよかったんです。「なんだか納得できる」「それならうまくいくと思う」「なんだか面白そうだ」とみんなが思ってくれた。でも今は、みんな面白いものにどんどん慣れてしまって「なるほど」と言われるものって、案外ホームランじゃなくてヒットで止まっちゃう部分が多いんですよね。
■正攻法には、みんな飽きている
実際に近年、話題を集めたものは「まさか」と思わせるものが多かったと、三浦は解説する。映画でいえば、大ヒット映画の『カメラを止めるな!』や、去年の日本アカデミー賞で最優秀作品賞をはじめ6部門を受賞した『新聞記者』を例に挙げた。
三浦:あとは前澤(友作)さんが、もうやめちゃいましたけど「月に行こう」と言ったのもの、「なるほど」じゃなくて「まさか」という驚きで話題になりましたよね。正攻法には、もうみんな飽きてしまっている。実際に心を捉えるのは、「まさか」と言われるものなんです。
自分自身が驚いて熱狂するものでないと、周囲を熱中させるのは難しい。そういう意味では、企画会議で「なるほど」と言われたときに、安心感を抱いてはいられない。
三浦:企画会議などでアイデアを出し合うときに「なるほど」って言われたら、逆に「やばい! これじゃうまくいかない」と思っていただいて。「まさか」ってみんなが言ってくれるものを考えてみてください。
■身の回りにもある「まさか」なもの
三浦の話を訊いたサッシャと増井は、身の回りの「まさか」なアイデアや商品について話し合った。
サッシャ:世の中的な「まさか」商品で言うと「ガリガリ君」がナポリタン味やコーンポタージュ味を出して、「いや、アイスクリームにナポリタン!?」と話題になったりとか。
増井:「ガリガリ君」が高級路線(「リッチ」シリーズ)にしたりとかも「まさか」ですよね。
サッシャ:「わりと手軽に子どもでもお小遣いで買えるアイスかと思いきや」みたいなね。
サッシャは最近の自粛期間で、動画配信サービスにも「まさか」を感じたそうだ。
サッシャ:まさか、こんなにドラマも映画も定額でいろいろ観られるなんて。選択肢があって、どんな人にでも興味があるものが揃えられているのはすごいことだと思いました。
増井:一昔前では「まさか」だったことが、今は当たり前になっているという。
サッシャ:オンラインの会議も増えているから、みんなでワーッてしゃべるよりも「まさか」というアイデアを出すと印象も強いかもね。
「まさか」と驚かせるには、どうすればよいか。日頃からアンテナを張り、考えを巡らせてみては。
J-WAVE『STEP ONE』のワンコーナー「SAWAI SEIYAKU SOUND CLINIC」では、オンタイムのパフォーマンスアップにつながるヒントを処方。放送は毎週月曜日から木曜日の10時54分ごろから。
【この記事の放送回をradikoで聴く】(2020年6月3日28時59分まで)
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『STEP ONE』
放送日時:月・火・水・木曜 9時-12時30分
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/stepone/
そんな三浦が、5月27日(水)にオンエアされたJ-WAVEで放送中の番組『STEP ONE』のワンコーナー「SAWAI SEIYAKU SOUND CLINIC」 (ナビゲーター:サッシャ・増井なぎさ)に登場。「なるほどじゃダメ、まさかの考え方で仕事の効率アップ!」をテーマに語った。
■「なるほど」ではホームランが打てない
「なるほど」よりも「まさか」が重要なのは、世の中のルールが変わってきたからだ。
三浦:今は(要因として)新型コロナが一番大きいんですけれども、世の中のルールがどんどん変わってますよね。昔だったら、相手に直接会いに行くことが礼儀でしたが、今は会いに行ったら逆に感染リスクがある。「礼儀を守るんだったら、逆に会わないほうがいいんじゃないか」と。つまり昭和の時代、平成の時代に常識だったルールがガラッと変わっているんです。
そんななかで、どうすればヒットする企画を考えられるのかと、三浦はずっと考えている。
三浦:「なるほど」って言われる企画は、昔はよかったんです。「なんだか納得できる」「それならうまくいくと思う」「なんだか面白そうだ」とみんなが思ってくれた。でも今は、みんな面白いものにどんどん慣れてしまって「なるほど」と言われるものって、案外ホームランじゃなくてヒットで止まっちゃう部分が多いんですよね。
■正攻法には、みんな飽きている
実際に近年、話題を集めたものは「まさか」と思わせるものが多かったと、三浦は解説する。映画でいえば、大ヒット映画の『カメラを止めるな!』や、去年の日本アカデミー賞で最優秀作品賞をはじめ6部門を受賞した『新聞記者』を例に挙げた。
三浦:あとは前澤(友作)さんが、もうやめちゃいましたけど「月に行こう」と言ったのもの、「なるほど」じゃなくて「まさか」という驚きで話題になりましたよね。正攻法には、もうみんな飽きてしまっている。実際に心を捉えるのは、「まさか」と言われるものなんです。
自分自身が驚いて熱狂するものでないと、周囲を熱中させるのは難しい。そういう意味では、企画会議で「なるほど」と言われたときに、安心感を抱いてはいられない。
三浦:企画会議などでアイデアを出し合うときに「なるほど」って言われたら、逆に「やばい! これじゃうまくいかない」と思っていただいて。「まさか」ってみんなが言ってくれるものを考えてみてください。
■身の回りにもある「まさか」なもの
三浦の話を訊いたサッシャと増井は、身の回りの「まさか」なアイデアや商品について話し合った。
サッシャ:世の中的な「まさか」商品で言うと「ガリガリ君」がナポリタン味やコーンポタージュ味を出して、「いや、アイスクリームにナポリタン!?」と話題になったりとか。
増井:「ガリガリ君」が高級路線(「リッチ」シリーズ)にしたりとかも「まさか」ですよね。
サッシャ:「わりと手軽に子どもでもお小遣いで買えるアイスかと思いきや」みたいなね。
サッシャは最近の自粛期間で、動画配信サービスにも「まさか」を感じたそうだ。
サッシャ:まさか、こんなにドラマも映画も定額でいろいろ観られるなんて。選択肢があって、どんな人にでも興味があるものが揃えられているのはすごいことだと思いました。
増井:一昔前では「まさか」だったことが、今は当たり前になっているという。
サッシャ:オンラインの会議も増えているから、みんなでワーッてしゃべるよりも「まさか」というアイデアを出すと印象も強いかもね。
「まさか」と驚かせるには、どうすればよいか。日頃からアンテナを張り、考えを巡らせてみては。
J-WAVE『STEP ONE』のワンコーナー「SAWAI SEIYAKU SOUND CLINIC」では、オンタイムのパフォーマンスアップにつながるヒントを処方。放送は毎週月曜日から木曜日の10時54分ごろから。
【この記事の放送回をradikoで聴く】(2020年6月3日28時59分まで)
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【番組情報】
番組名:『STEP ONE』
放送日時:月・火・水・木曜 9時-12時30分
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/stepone/
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