J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:あっこゴリラ)。「SONAR'S ROOM」のコーナーでは、月曜から木曜まで日替わりのアーティストが、今の自分たちの音楽に影響を与えたカルチャーについて語る。3月19日(木)のオンエアでは、木曜担当のmiletが登場。
miletは、3月6日(金)にデビュー1周年を迎えた。番組では、これまでにリリースをしたEPを4週にわたって1枚ずつ振り返る企画を実施。この週は、2019年11月6日にリリースした4th EP『Drown / You & I』の収録曲を紹介した。
・『Imaginary Love』
『Imaginary Love』は、Ryosuke "Dr.R" Sakaiと共作した楽曲。miletによると、彼から「今日はなんでも好きな歌を作っていいよ」と言われ、「ノリにノッて意気揚々と作った曲」なのだとか。
milet:好きな人の体を巡る血になりたいと思って作りました。ドック(Ryosuke "Dr.R" Sakai)と作っていて、「お前は本当に気持ち悪いな」って言われながら、私はそれを喜びながら作ってました(笑)。なぜかこの曲スタイリッシュで、すごく好きなんです。トラック数もとても少なくてシンプルでかっこいい。この曲を作っているあたりから、大サビからいろいろな要素を重ねたくなるクセがあることに、自分で気づいたんだよね。ハーモニーもそうだけど、コーラス自体を重ねていくのが好きなんです。だけど、最後の大サビ、ラストサビを盛り上げるために、私はブリッジ、いわゆる間奏のメロディをそのまま重ねたりするんだ。『Waterfall』も『Your Light』も、最後にたたみかけていく感じで勢いがあるのが好き。自分の曲の作り方をネタバレしているみたいで恥ずかしいけど、その展開が開放感があって好きなんです。
miletは「最近、私はグミが好きなんです。私がグミ好きということを知って、みんなセッションのときにグミを持ち寄るようになって、グミパーティみたいになっているんだよね」と話す。
milet:私にとっては天国で、私は「グミが1つあれば歌を作る!」って、そんな人。グミと引き換えにいい曲ができているんだよ。今まで4曲入りのEPばかりリリースしていますけど、1曲は必ず「キミは一体なんなんだ。なんのつもりでそこにいるんだ」みたいな、ポジションのよくわからない不思議な曲を入れないと気が済まないんだよね(笑)。『Fire Arrow』とかもそうだけどさ。私の素敵なクセだよね。
・『Drown』
『Drown』は、TVアニメ『ヴィンランド・サガ』(NHK総合)のエンディングテーマ。原作漫画を読みながらこの曲を作ったそうで、原作の熱量に感動したと明かす。また、アニメで自身の曲が流れたときの感動についても振り返った。
milet:実は、私は連続アニメの歌を歌うのは夢の1つでもあったんです。アニメっ子としてもね。なので、実際にエンディングで流れたときは固まりましたね。何度も何度も繰り返し観て泣いてた(笑)。そのぐらいうれしい。このアニメが終わると『みんなのうた』(NHK)が放送されるんですけど、『みんなのうた』が終わって、やっと深呼吸できるというね。非現実的な幸せな時間でした。この曲がその作品に愛してもらっているというのがわかると「ああ、よかったね」って、自分の子どもが頑張ったみたいな気持ちになります。メロディとか歌詞とか、そういうのを超越した1人の人間みたいな扱いになってくるんです。アニメもドラマもですけれど、作品のキャラクターたちのことを想って作ったから、私だけの曲じゃないっていうふうにも思うんだろうな。この曲を歌えばトルフィン(『ヴィンランド・サガ』主人公)のことが思い浮かんだり。だけどトルフィンが穏やかな人間だったら、この歌はこんなにパワフルにならなかっただろうし、作品から引き出してもらったという意味でも全ての作品に感謝です。
・『You & I』
『You & I』は、3rd EP『us』を制作してから「『もうラブソングなんて怖くない』と一皮むけた状態で作った曲」だと話す。また、miletはこの曲を作る際に、自身の内面や振る舞い方と向き合うことになったそうで……。
milet:この曲を制作していたときは、やることがたくさんあって、いっぱいっぱいで、少々ピリピリしていました。まあまあシリアス感のある現場だったんです。制作が終わったら、その日に集まっていたメンバーに「私、今日ピリピリしていたよね、ごめんね」ってメッセージを送っているような日々でした。でも、それでもみんなは包み込むように接してくれて、本当にありがたかったです。なぜか明るい曲を作っているときにシリアスになって、暗い曲ほどふざけたり笑ったりしながら作っていることがあるんだよね。不思議だけどそういうものなんですよね。そういう意味でも、制作現場での態度や振る舞い方を学べました。明るくいたいという気持ちとストイックにいいものを作りたいという気持ちのバランスが取りづらくて、そういうものの扱い方とかも学びました。ストイックになりすぎてしまったときの解決方法は、とりあえず口角を上げるということ。これは大事。周りの雰囲気も悪くならないし、自分も眉間にシワとかが寄っていると「キー!」っていう気持ちになっちゃうので。だから表情から気持ちを作るということを学びました。
miletは最後に、EPを4枚リリースした怒涛の1年を振り返った。
milet:1年でたくさんリリースしたんだな。こうやって1つ1つの作品に頭が痛くなるほど向き合って完成させて、自分でも納得できて、周りの人にも「いいね」って言われると自信になります。私は自信なんて持っていない人間だったけど、みんなの声を聞くと「ああ、作ってよかった。歌ってよかった」って思えます。音楽をやったからこそ身に付けられた自信だったりするのかもしれないって考えると、頑張ったとか大変だったとか、本当にどうでもよくなっちゃう。ということで、これからもずっと音楽のなかを探検していきたいと思います。どこまで行くのかな。よくわからない道とかにも踏み入れてみたいです。そんなワクワクな、これからです。
J-WAVE『SONAR MUSIC』のワンコーナー「SONAR'S ROOM」では、月曜から木曜まで日替わりのアーティストがその日のテーマにまつわるトークを展開。時間は22時30分ごろから。miletの出演は3月いっぱいの3月26日(木)がラスト。お聴き逃しなく。
【この記事の放送回をradikoで聴く】(2020年3月26日28時59分まで)
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時-24時
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/
miletは、3月6日(金)にデビュー1周年を迎えた。番組では、これまでにリリースをしたEPを4週にわたって1枚ずつ振り返る企画を実施。この週は、2019年11月6日にリリースした4th EP『Drown / You & I』の収録曲を紹介した。
・『Imaginary Love』
『Imaginary Love』は、Ryosuke "Dr.R" Sakaiと共作した楽曲。miletによると、彼から「今日はなんでも好きな歌を作っていいよ」と言われ、「ノリにノッて意気揚々と作った曲」なのだとか。
milet:好きな人の体を巡る血になりたいと思って作りました。ドック(Ryosuke "Dr.R" Sakai)と作っていて、「お前は本当に気持ち悪いな」って言われながら、私はそれを喜びながら作ってました(笑)。なぜかこの曲スタイリッシュで、すごく好きなんです。トラック数もとても少なくてシンプルでかっこいい。この曲を作っているあたりから、大サビからいろいろな要素を重ねたくなるクセがあることに、自分で気づいたんだよね。ハーモニーもそうだけど、コーラス自体を重ねていくのが好きなんです。だけど、最後の大サビ、ラストサビを盛り上げるために、私はブリッジ、いわゆる間奏のメロディをそのまま重ねたりするんだ。『Waterfall』も『Your Light』も、最後にたたみかけていく感じで勢いがあるのが好き。自分の曲の作り方をネタバレしているみたいで恥ずかしいけど、その展開が開放感があって好きなんです。
miletは「最近、私はグミが好きなんです。私がグミ好きということを知って、みんなセッションのときにグミを持ち寄るようになって、グミパーティみたいになっているんだよね」と話す。
milet:私にとっては天国で、私は「グミが1つあれば歌を作る!」って、そんな人。グミと引き換えにいい曲ができているんだよ。今まで4曲入りのEPばかりリリースしていますけど、1曲は必ず「キミは一体なんなんだ。なんのつもりでそこにいるんだ」みたいな、ポジションのよくわからない不思議な曲を入れないと気が済まないんだよね(笑)。『Fire Arrow』とかもそうだけどさ。私の素敵なクセだよね。
・『Drown』
『Drown』は、TVアニメ『ヴィンランド・サガ』(NHK総合)のエンディングテーマ。原作漫画を読みながらこの曲を作ったそうで、原作の熱量に感動したと明かす。また、アニメで自身の曲が流れたときの感動についても振り返った。
milet:実は、私は連続アニメの歌を歌うのは夢の1つでもあったんです。アニメっ子としてもね。なので、実際にエンディングで流れたときは固まりましたね。何度も何度も繰り返し観て泣いてた(笑)。そのぐらいうれしい。このアニメが終わると『みんなのうた』(NHK)が放送されるんですけど、『みんなのうた』が終わって、やっと深呼吸できるというね。非現実的な幸せな時間でした。この曲がその作品に愛してもらっているというのがわかると「ああ、よかったね」って、自分の子どもが頑張ったみたいな気持ちになります。メロディとか歌詞とか、そういうのを超越した1人の人間みたいな扱いになってくるんです。アニメもドラマもですけれど、作品のキャラクターたちのことを想って作ったから、私だけの曲じゃないっていうふうにも思うんだろうな。この曲を歌えばトルフィン(『ヴィンランド・サガ』主人公)のことが思い浮かんだり。だけどトルフィンが穏やかな人間だったら、この歌はこんなにパワフルにならなかっただろうし、作品から引き出してもらったという意味でも全ての作品に感謝です。
・『You & I』
『You & I』は、3rd EP『us』を制作してから「『もうラブソングなんて怖くない』と一皮むけた状態で作った曲」だと話す。また、miletはこの曲を作る際に、自身の内面や振る舞い方と向き合うことになったそうで……。
milet:この曲を制作していたときは、やることがたくさんあって、いっぱいっぱいで、少々ピリピリしていました。まあまあシリアス感のある現場だったんです。制作が終わったら、その日に集まっていたメンバーに「私、今日ピリピリしていたよね、ごめんね」ってメッセージを送っているような日々でした。でも、それでもみんなは包み込むように接してくれて、本当にありがたかったです。なぜか明るい曲を作っているときにシリアスになって、暗い曲ほどふざけたり笑ったりしながら作っていることがあるんだよね。不思議だけどそういうものなんですよね。そういう意味でも、制作現場での態度や振る舞い方を学べました。明るくいたいという気持ちとストイックにいいものを作りたいという気持ちのバランスが取りづらくて、そういうものの扱い方とかも学びました。ストイックになりすぎてしまったときの解決方法は、とりあえず口角を上げるということ。これは大事。周りの雰囲気も悪くならないし、自分も眉間にシワとかが寄っていると「キー!」っていう気持ちになっちゃうので。だから表情から気持ちを作るということを学びました。
miletは最後に、EPを4枚リリースした怒涛の1年を振り返った。
milet:1年でたくさんリリースしたんだな。こうやって1つ1つの作品に頭が痛くなるほど向き合って完成させて、自分でも納得できて、周りの人にも「いいね」って言われると自信になります。私は自信なんて持っていない人間だったけど、みんなの声を聞くと「ああ、作ってよかった。歌ってよかった」って思えます。音楽をやったからこそ身に付けられた自信だったりするのかもしれないって考えると、頑張ったとか大変だったとか、本当にどうでもよくなっちゃう。ということで、これからもずっと音楽のなかを探検していきたいと思います。どこまで行くのかな。よくわからない道とかにも踏み入れてみたいです。そんなワクワクな、これからです。
J-WAVE『SONAR MUSIC』のワンコーナー「SONAR'S ROOM」では、月曜から木曜まで日替わりのアーティストがその日のテーマにまつわるトークを展開。時間は22時30分ごろから。miletの出演は3月いっぱいの3月26日(木)がラスト。お聴き逃しなく。
【この記事の放送回をradikoで聴く】(2020年3月26日28時59分まで)
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時-24時
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/
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