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災害時、ラジオ局ごとの「放送の方針」まとめ。ライフライン各社の取り組みも紹介

災害時、ラジオ局ごとの「放送の方針」まとめ。ライフライン各社の取り組みも紹介

2020年3月11日で、東日本大震災から9年が経った。災害が起こったとき、情報収集として重要なのがラジオだ。大きな災害が発生した際、首都圏のラジオ局は各ライフラインと協力し、必要な情報を共有している。ここでは局ごとの方針をまとめるとともに、ライフライン各社の取り組みを紹介する。

【3月11日(水)『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』(ナビゲーター:別所哲也)の「ラジオ災害情報交差点」】


■ラジオ局の取り組み

【NHKラジオ】:緊急報道に24時間対応。大きな災害が起きた際は、各地の被害状況やライフラインの情報を細かく放送する。
【TBSラジオ】:被害状況に加えて、被災者がどのように行動すればいいかのアドバイス・安心情報にも心がけて放送。
【文化放送】:災害時の細かい被害情報や安心情報を、各地域から放送。
【ニッポン放送】:学校や勤め先の安否状況といった、さまざまな安心情報を中心に放送。
【ラジオ日本】:東京・横浜の2つの拠点を活かし、地域に密着した、きめ細かな安心情報を放送。
【J-WAVE】:迅速かつ正確な報道に努め、生活に必要な情報を発信。また、音楽による心のサポートをおこなうことで、安心できる放送を心がける。
【TOKYO FM】:防災協定を結んでいる、全国の郵便局やコミュニティFMと連携。暮らしの安全・安心情報を放送する。


■ライフライン各社の取り組み

【東京電力】:倒木等によって電線が切れていた場合、東京電力のコンタクトセンターが対応。停電情報についてはスマートフォンアプリ「tepco速報」で確認ができる。
【東京都水道局】:地震によって断水した場合は、区や市の職員が災害時給水ステーションを開設。蛇口とポリタンクの絵が目印となる。都内に200ヵ所以上ある災害時給水ステーションの場所は、水道局ホームページから確認できる。給水の際には、必ず空のペットボトルやポリタンクの持参が必要となる。また、水の容器を持ち運ぶ際に便利な、リュックサックの携帯も推奨している。
【NTT東日本】:災害時伝言ダイヤル「171」で、安否確認をおこなうことができる。また、スマートフォンからメッセージの登録・確認がおこなえる災害用伝言版「web171」のサービスを提供。毎月1日と15日に、サービスの利用を体験することができる。
【NTTドコモ】:パケット通信を利用した、安否確認サービスを提供。ドコモのスモートフォンからは「dメニュー」か「災害用キット」、ドコモの携帯電話からは「iメニュー」を使用することで、サービスを利用することができる。
【東京ガス】:震度5程度以上の揺れを感知すると、自動でガスの供給を遮断するガスメーターを設置。被害が大きい地域では、ガスの供給を止める場合もある。ラジオ等に加えて東京ガスのホームページにある「復旧マイマップ」から、ガスの供給情報を確認することができる。家に被害がなく、「復旧マイマップ」のガス停止対象ではない地域に住んでいる場合、簡単な方法でガスを復旧させることができる。自宅にある全てのガス機器を止め、ガスメーターの復帰ボタンのキャップを外し、ボタンを押せば、約3分後にガスが復旧する。

「ラジオ災害情報交差点」は、在京ラジオ局7社と首都圏のライフライン5社が共同制作をおこなった。災害時の情報源やライフラインの取り組みを確認し、改めて防災意識を高めよう。

【この記事の放送回をradikoで聴く】(2020年3月18日28時59分まで)
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

【番組情報】
番組名:『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』
放送日時:月・火・水・木曜 6時-9時
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/tmr

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