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ユアネス『ES』は遊び心がいっぱい! 「パソコンのキーボード」を思い浮かべて聴くと…?

ユアネス『ES』は遊び心がいっぱい! 「パソコンのキーボード」を思い浮かべて聴くと…?

J-WAVEで放送中の番組『STEP ONE』のワンコーナー「MUSIC+1」 (ナビゲーター:サッシャ・増井なぎさ)。11月25日(月)のオンエアでは、九州発の4人組ロックバンド「ユアネス」から黒川侑司(Vo.&Gt.)、小野貴寛(Dr.)をゲストに迎え、結成秘話や最新EPについてなど、彼らの人気に迫った。


■出会いは福岡の専門学校

ユアネスはメンバー4人とも九州出身で、福岡にある音楽専門学校の同級生。結成のきっかけは、SNSでたまたまメッセージをくれたからなんだとか。それぞれが担当パートの専攻に在校していたが、Vo.黒川だけはボーカル専攻ではなく音響専攻だったという。その意外な理由が明かされた。

サッシャ:音響科に進んだってことは、エンジニアとか、サウンドミキサーとかになりたかったの?
黒川:そういうわけではなくて……。僕、就職したくなくて。父親にそれを伝えたら、父の知り合いがその学校の音響科にいて、そこはおまえに向いているかもしれないぞと言われて。そのまま音響科に進学しました。
サッシャ:お父さん優しい! 怒ったりしなかったんだ?
黒川:そうなんです。30歳まではフリーターでいいよとも言われて。
サッシャ:じゃあお父さんも若い頃そういう感じだったんだ。
黒川:いや、父は学校の先生です。すごく自由な家庭だったんです。宿題は、やりたくなければやらなくていいって。それで僕はやらなかったんですけど、今すごく後悔しています(笑)。
サッシャ:それは正しかったのか謎だね(笑)。


■新EP『ES』制作秘話。曲名にはある“仕掛け”が…

ユアネスは11月20日(水)に2nd EP『ES』をリリース。ドイツ語で「それ」を意味し、自分でも気づけないようなエゴの部分を指す『ES』は、「死生観」をテーマに制作したという。

サッシャ:1トラック目の、女の子の喋りにドキッとしました。
黒川:今、サブスクリプションサービスが流行っているなかで、CDを通して聴いてもらうにはどうすればいいだろうと考えて。1曲目が語りだったら、このあとどう展開するんだろうって注意が引けるんじゃないかって。古閑(Gt.)の策略です(笑)。
サッシャ:途中にもインタールード(※曲と曲の間に演奏する曲のこと)がありますよね。4トラック目に収録されている『ZQ5QEBS』は、こう書いて「つたえたいこと」と読むのはどうして?
黒川:パソコンのキーボードのひらがな入力です(笑)。遊び心というか、なぞなぞに近いです。
サッシャ:へ〜! 次のトラックが『CAPSLOCK』なのも……。
黒川:これもキーボードのキーで。大文字入力をするときに使うキーなんですけど、いつの間にか押してしまうことが多くて。それを、子どもと大人にたとえて「僕らはいつの間にか、子どもから大人になってしまっていたね」と(笑)。音楽じゃない部分でも楽しんでもらいたいと思って。

新EP『ES』が好評発売中のユアネスは、J-WAVEで放送中の『THE KINGS PLACE』の木曜日パーソナリティも担当している。ここでは伺いきれなかった最新EPの魅力を、ぜひradikoで聴いてみてほしい。

J-WAVE『STEP ONE』のワンコーナー「MUSIC+1」では、毎回話題のミュージシャンをゲストに迎えている。放送は月曜~木曜の12時30分頃から。お楽しみに。

【番組情報】
番組名:『STEP ONE』
放送日時:月・火・水・木曜 9時-13時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/stepone 

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