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台湾発のインディーズバンド・拍謝少年! 伝統楽器を使ったエモーショナルな曲とは

PiA(呉蓓雅)

台湾発のインディーズバンド・拍謝少年! 伝統楽器を使ったエモーショナルな曲とは

J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:あっこゴリラ)。音楽プロデューサー、CD・レコードショップのバイヤー、ライブハウスのスタッフ、音楽評論家、海外在住の音楽ライターなどなど、様々なジャンルの音楽好きが日替わりでヤバい音を紹介する「GEEK OUT」のコーナー。9月25日(水)は、台湾のシンガーソングライター、PiA(呉蓓雅)におすすめのアーティストを紹介してもらった。


■台湾の音楽シーン

PiAは、台湾南部高雄出身のアコースティック・シンガーソングライター。2013年には、アルバム『夢みるキンギョ』で日本でもデビュー! 現在は台湾と日本で活動している。そんなPiAに台湾の音楽シーンについて訊いてみた。

PiA:台湾の音楽はだいたい3つに分けられます。ひとつは、世界的に流行っている音楽で、例えばヒップホップ、ラップ、R&Bです。そのほとんどは海外から台湾に戻ってきたミュージシャンや、海外の影響を受けたミュージシャンがやっていて、その中でも有名なのが落日飛車、9m88、吳卓源です。
あっこゴリラ:うんうん。落日飛車はよく『SONAR MUSIC』でもかけていて、私も「フジロック」でライブを見てめちゃめちゃよかったです! 

PiAが2つ目に紹介したのは中華圏での"流行音楽"。

PiA:これは海外ではあまり親しまれていないものですが、台湾で人気の音楽です。ビジネス的に一番成功しているものですね。
あっこゴリラ:それで言うと日本と一緒ですね。日本もビジネス的に一番成功していると言ったらおそらく、"海外では親しまれてない日本の中で人気な音楽"っていうのがそうだと思いますね。
PiA:最後は、台湾の伝統音楽が混じったものです。 最近は、インディーズ音楽を聴いたりフェスに参加する人が増えています。若い人はいろんなタイプの音楽を聴くのが好きで、いろいろなインディーズバンドが台湾語や台湾の伝統楽器で音楽を作ったりしています。
あっこゴリラ:これめっちゃ気になる! 
PiA:よかった~。



■台湾語の歌詞が詩のようにきれい

今回PiAが紹介したのは、3つ目に紹介した台湾の伝統音楽を融合したバンド、拍謝少年(Sorry Youth)。

PiA:拍謝少年は台湾の伝統楽器を使います。例えば南管、北管という伝統的な笛を使ったものです。
あっこゴリラ:へぇ~気になる! 
PiA:彼らの音楽を聴くと、台湾の家庭料理や、台湾居酒屋である熱炒で食事をしている気分になります。台湾語の歌詞が詩みたいにきれいで頑張っている若い人の気持ちが伝わってくるような音楽です。
あっこゴリラ:楽しみ! 
PiA:ライブは伝統芸術と繋がっていて、台湾独特の生活と文化を代表するものになっています。
あっこゴリラ:伝統芸術とライブが繋がっている? これはライブも気になるな。



あっこゴリラ:かっこいい! ライブ映像も見てるんですけど、ダイブの嵐でお客さんみんな盛り上がってますね。
PiA:ライブはすごく良いです。
あっこゴリラ:日本のスラングでエモーショナルだなって言うのをエモいって言うんですよ。
PiA:エモい! 
あっこゴリラ:そうそうそう(笑)。拍謝少年の曲はエモいなぁと思ったので、ぜひ覚えてください。

【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時−24時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/

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