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2、30代でも要注意「スマホ老眼」おすすめ食材を眼科医が教える

パソコンやスマートフォンの長時間利用などで目を酷使しがちな現代。最近では、20代や30代の世代に"手元が見えにくい"「スマホ老眼」と呼ばれる症状も増えてきているという。眼科専門医の平松類さんが目の不調対策のために摂りたい栄養素と多く含まれる食材について解説した。

【10月22日(火)『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』(ナビゲーター:別所哲也)の「SUNSTAR PLEASURE PICK UP!」】


■目の健康を守るためには涙の質を上げよう

目の不調の改善には、普段の食事を変えることがひとつの方法だ。目の新陳代謝は意外と活発なため、食事の影響が顕著に現れてくるという。そして、目の健康を守る大事な役割をしているのが"涙"である。

平松:むきだしの臓器といわれる目は、常に外界の危険にさらされているんですね。そのために目を守るには、涙も重要。涙の質が悪いと目を守ることができず、さまざまな病気の原因にもなります。涙の質を上げるには、食事が大切。目のピント調節に必要な筋肉のはたらきもこれらすべて、食事を見直すことが改善への第一歩となります。


■目に必要な栄養素の効果と多く含まれる食材

・ルテイン

平松:目の黄斑部という、ものを見る中心に存在する物質です。紫外線を吸収し、活性酸素も除去してくれるものなので目の不調にとても効果的です。食材で有名なのはホウレンソウですが、緑色や黄色のものに多く含まれています。緑色ではキウイフルーツ、ルッコラ、レタス、ニラ、ケール、ブロッコリーなど。黄色ではトウモロコシや卵黄です。

・DHA・EPA

平松:血流をよくしてくれる働きがあり、摂ることで血流が改善して目に栄養がいきわたります。食材では青背の魚、イワシやサバ、マグロ。ブリやサンマなどに含まれています。

・アスタキサンチン

平松:強力な抗酸化作用があり、ダメージを消去してくれるので、眼精疲労の回復や目の老化の防止になります。この物質は赤い色素でシャケやエビ、カニ、赤い海藻などにも多いですね。

・ベータカロテン

平松:目に悪い影響を与える活性酸素を除去してくれます。目の不調全般に効果的ですし、目の機能の健康を保つビタミンAにかわるといわれているんですね。食材ではニンジンやチンゲンサイ、カブの葉やカボチャなどに含まれています。

これらの食材を複数組み合わせた料理を食べることで、積極的に目のダメージを防ぐことができる。目の不調対策メニューを考える際に参考にしてほしい。

『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』のワンコーナー「SUNSTAR PLEASURE PICK UP!」では、日々の生活をポジティブにする"健康"と"美"のトピックスを様々な視点で紹介している。放送は月曜日~木曜日の6時30分頃から。お楽しみに!

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【番組情報】
番組名:『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』
放送日時:月・火・水・木曜 6時-9時
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/tmr 

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