伝え方を少し間違うと、自分が意図したことと違う伝わり方をしてしまうことがある。さらには、そのせいで相手に不快な思いをさせてしまうなんてことも。シリーズ累計131万部を突破しベストセラーを記録しているビジネス本『伝え方が9割』の著者でコピーライターの佐々木圭一が、「上司に効果的な伝え方」をテーマにテクニックを伝授した。
【10月10日(木)J-WAVE『STEP ONE』(ナビゲーター:サッシャ・増井なぎさ)のワンコーナー「SAWAI SEIYAKU SOUND CLINIC」】
■上司に要望を通す、効果的な伝え方
上司にこちらの要望を伝えたいとき、どのように伝えらたらいいのか。佐々木は具体例を挙げながら解説した。
・ケース1「現場を見てくれない上司へ」
あるゼネコンの社員である佐藤さん。佐藤さんの上司は現場のことを考えずに指示をいっぱい出してくる。困った佐藤さんが「部長。一度、現場を見に来てください」と言うと、部長はムッとして「俺は忙しいんだ。いちいち現場を周る時間なんてない」と言われた。佐藤さんは何と言えばよかったのか?
佐々木:答えは「部長が来ると現場に気合いが入るんです。お忙しいとは思うのですが、一度、顔を出していただけませんでしょうか」です。これは、伝え方の技術である「認められたい欲」を使っています。「部長が来ると現場に気合いが入る」と言われたら嬉しいですよね。「行ってもいいかな」という気持ちに部長もなるんじゃないかなと。人は認められると相手の期待に応えたくなるんです。そこを突いてあげる。何と言われたら嬉しいかを考えてそこを伝えてあげてください。
佐々木は、「上に立場に行けば行くほど褒められる機会が減るので、逆に部下が上司に対して「認められる欲」を突くと人間関係がよくなり仕事が円滑になる」と解説した。
・ケース2「指示があいまいな上司へ」
あるIT会社の社員である鈴木さん。上司はいつも指示が曖昧で、何をどこまでやっていいのかわからない。鈴木さんが上司に「課長。もっと明快に指示を出していただけませんか?」と直訴すると、課長は怒って「そんなことは自分で考えるのが仕事だ」と言い、鈴木さんを避けるようになった。鈴木さんは何と言えばよかったのだろうか?
佐々木:答えは「課長の求めていることにズバリ応えたいので詳細をお伺いできますか?」です。これは、伝え方の技術である「相手の好きなこと」を使っています。求めていることにズバリ答えてもらえると、課長も嬉しいですよね。相手の好きなことをもとに伝えているので、非常に印象がいいんです。印象がいいにも関わらず自分が求めることをやって貰える伝え方なので、本当に上司にも色々な人にも使えます。
今回のテクニックは、相手がどう言われたら嬉しいかを考えて伝えることで人間関係がよくなるものだった。ぜひ実践してみてほしい。
コーナーの後半では、リスナーの悩みに音楽を処方。この日は、新卒のデザイナーとして働き始めて半年になる20代女性からの「いいモノが作れるアガる音楽をお願いします」というリクエストを受けて、サッシャがJonas Blueの『Rise ft. Jack & Jack』を流した。
J-WAVE『STEP ONE』のワンコーナー「SAWAI SEIYAKU SOUND CLINIC」。木曜日は、ビジネスシーンはもちろん、ご近所付き合いでも使える会話術を紹介している。時間は10時54分。お楽しみに!
【この記事の放送回をradikoで聴く】
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『STEP ONE』
放送日時:月・火・水・木曜 9時-13時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/stepone
【10月10日(木)J-WAVE『STEP ONE』(ナビゲーター:サッシャ・増井なぎさ)のワンコーナー「SAWAI SEIYAKU SOUND CLINIC」】
■上司に要望を通す、効果的な伝え方
上司にこちらの要望を伝えたいとき、どのように伝えらたらいいのか。佐々木は具体例を挙げながら解説した。
・ケース1「現場を見てくれない上司へ」
あるゼネコンの社員である佐藤さん。佐藤さんの上司は現場のことを考えずに指示をいっぱい出してくる。困った佐藤さんが「部長。一度、現場を見に来てください」と言うと、部長はムッとして「俺は忙しいんだ。いちいち現場を周る時間なんてない」と言われた。佐藤さんは何と言えばよかったのか?
佐々木:答えは「部長が来ると現場に気合いが入るんです。お忙しいとは思うのですが、一度、顔を出していただけませんでしょうか」です。これは、伝え方の技術である「認められたい欲」を使っています。「部長が来ると現場に気合いが入る」と言われたら嬉しいですよね。「行ってもいいかな」という気持ちに部長もなるんじゃないかなと。人は認められると相手の期待に応えたくなるんです。そこを突いてあげる。何と言われたら嬉しいかを考えてそこを伝えてあげてください。
佐々木は、「上に立場に行けば行くほど褒められる機会が減るので、逆に部下が上司に対して「認められる欲」を突くと人間関係がよくなり仕事が円滑になる」と解説した。
・ケース2「指示があいまいな上司へ」
あるIT会社の社員である鈴木さん。上司はいつも指示が曖昧で、何をどこまでやっていいのかわからない。鈴木さんが上司に「課長。もっと明快に指示を出していただけませんか?」と直訴すると、課長は怒って「そんなことは自分で考えるのが仕事だ」と言い、鈴木さんを避けるようになった。鈴木さんは何と言えばよかったのだろうか?
佐々木:答えは「課長の求めていることにズバリ応えたいので詳細をお伺いできますか?」です。これは、伝え方の技術である「相手の好きなこと」を使っています。求めていることにズバリ答えてもらえると、課長も嬉しいですよね。相手の好きなことをもとに伝えているので、非常に印象がいいんです。印象がいいにも関わらず自分が求めることをやって貰える伝え方なので、本当に上司にも色々な人にも使えます。
今回のテクニックは、相手がどう言われたら嬉しいかを考えて伝えることで人間関係がよくなるものだった。ぜひ実践してみてほしい。
コーナーの後半では、リスナーの悩みに音楽を処方。この日は、新卒のデザイナーとして働き始めて半年になる20代女性からの「いいモノが作れるアガる音楽をお願いします」というリクエストを受けて、サッシャがJonas Blueの『Rise ft. Jack & Jack』を流した。
J-WAVE『STEP ONE』のワンコーナー「SAWAI SEIYAKU SOUND CLINIC」。木曜日は、ビジネスシーンはもちろん、ご近所付き合いでも使える会話術を紹介している。時間は10時54分。お楽しみに!
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