別所哲也が語る、俳優の魅力 「自分ではない自分になれる不思議な感覚」

J-WAVEの番組『DIALOGUE RADIO-in the Dark-』(ナビゲーター:志村季世恵/板井麻衣子)。この番組は、暗闇のソーシャルエンターテイメント『ダイアログ・イン・ザ・ダーク』を主催するバースセラピストの志村季世恵が、暗闇のバーに毎回ゲストを迎え、一切、光のない空間で語り合う。

9月8日(日)のゲストは、別所哲也。J-WAVEの番組『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』(月曜~木曜 6時-9時)のナビゲーターとしてもお馴染みの俳優だ。

【この記事の放送回をradikoで聴く】(2019年9月15日28時59分まで)


■芝居を始めたきっかけは、英語を学ぶため

別所は大学進学時に、地元・静岡県から上京した。当時は俳優を目指していたわけではないという。芝居をはじめたきっかけは「これからの時代は英語ぐらいしゃべれなきゃ仕事ができないだろうな」と、大学の英語劇サークルに入ったことだった。

別所:中高校時代にバレー部に所属していて、体を動かすことをやめたくないなあって。でも、バリバリの体育会系もちょっとなあと。英語劇サークルは腹筋やジョギングもあって。それに、英語を図書館で勉強するっていうんじゃなくて、生きた英語っていうんですかね。それまで受験英語しかやっていなかったので、テクニックみたいなことばっかりだったんですけど、「人と人が繋がるために言葉があるんだよな」っていうのを改めて感じられました。お芝居をすると、今の自分と違う自分になれるじゃないですか。
志村:そうですよね。
別所:それが昔の変身願望、『仮面ライダー』とか『科学忍者隊ガッチャマン』とか、何かになる、変わる。スーパーマンとかヒーローになるわけでもないかもしれないけど、今の自分ではない自分になれる不思議な感覚。実際、俳優になって『ウルトラマン』になったり(映画『ULTRAMAN』)、それから『ゴジラvsモスラ』でトレジャーハンターになったり、いろんな役柄をやれているわけですけど、それが楽しくて楽しくて。

また、ミュージカル『レ・ミゼラブル』や『ミス・サイゴン』などで、国籍や時代も違う人物の人生を演じてきた別所は、その中から本質的な共通を探すようになったと話す。


■朝のラジオ番組は"別所哲也そのもの"

別所は自身のことを、ポジティブ思考で「いま起きていることは次への何かだ」と考えるようにしていると言う。しかし、いつもそうはいかない。

別所:お芝居をやっていても「なんでうまくセリフを覚えられないんだろう」とか「なんでうまく演じられないんだろう」っていうこともあります。僕は朝のラジオ番組をずーっとやらせていただいてるので、毎日みんなと明るく朝を迎えて、元気にいこうと思うんだけど、やっぱり前の日の疲れが残ってたり、自分自身の気持ちがなんとなく立ち上がってこなかったり。リスナーのみなさんは見えていない分、電波で声だけ聴いているから、敏感に感じとっていると思いますけどね。

最近では「それも伝わっちゃってもいいのかなと思う」と別所。あえて伝える必要はないけれど、無理をするより「今日の自分を、いつも素直にそこに置いておけばいいのかなって」と明かした。

別所:お芝居をするときって、根っこに自分があって、何かを演じるために何かを一生懸命作ってキャッチボールする。でも、ラジオ番組は別所哲也そのものです。

J-WAVEの番組『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』での別所、俳優として活躍する別所、どちらも注目だ。

【この記事の放送回をradikoで聴く】(2019年9月15日28時59分まで)
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【番組情報】
番組名:『DIALOGUE RADIO-in the Dark-』
放送日時:毎月第2日曜日25時-26時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/dialogue/

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