J-WAVE、月曜日から木曜日深夜1時からのプログラム『THE KINGS PLACE』によるスペシャルライブ<THE KINGS PLACE LIVE vol.17>が8月8日(木)に渋谷ストリームホールにて開催された。
この日のステージには火曜日を担当するマカロニえんぴつと木曜日担当のユアネスが登場。ここでは、キンプレ新体制以降初となった記念すべき一夜の模様をお届けする。
深い青に照らされたステージに、まず現れたのはユアネス。静まり返った会場を切り裂くような古閑(Gt)のギターで始まる『虹の形』で幕を開けた。力強くもしなやかな小野(Dr)のドラミングが繋いだ2曲目『あの子が横に座る』では、田中(Ba)の唸るベースが、楽曲の"静と動"の側面を強く印象付ける。内側に沸々と溜め込まれた熱を解放したのは『少年少女をやめてから』。ここまで吸い込まれるように見入っていた観客の手が、ステージへと力強く伸びていった。
「初めて(マカロニえんぴつと)対バンさせてもらったのは福岡で、そこからいまこうして東京で、いろんなことの積み重ねでまたこうして交わることが出来たのがうれしいです」
パフォーマンスからは一転、柔らかい雰囲気で一言一言を噛みしめながら語る黒川(Vo / Gt)。担当している木曜日のコーナーを説明する一幕では、ギャップの大きいトークに観客の笑いも誘っていた。MCから続けたのは、昨年発売された1st EP『Shift』に収録されている『凩』。疾走感がありながらも、どこか胸を締め付けられるようなメロディに乗った黒川の透き通った歌声が、そのことばをまっすぐに届ける。スロウなテンポに寄り添う言葉をのせた『夜中に』を披露すると、ライブも終盤へ。
曲の展開と共に溢れ出ていく感情の高まりを4人がそれぞれのパフォーマンスで体現した『Bathroom』からラストナンバーの『pop』へと繋げた。芯の通った意志を歌うこの曲に、ステージに立つメンバーも、会場の熱も静かに加速をつけて上昇していく。フロアからは自然と歌声が生まれ、黒川がそれにゆだねる場面も。それぞれのプレイヤーとしてのポテンシャルを発揮しながら、バンドの持つスタイルをより多くのリスナーに向けて発信したユアネス。最後には「ありがとう!」と笑顔で応え、先手のステージを走り抜けた。
"青春"を象徴するかのような夕焼けのオレンジ色に包まれたマカロニえんぴつのステージは、はっとり(Vo)の歌声とギターのみから始まる『青春と一瞬』でスタート。ノスタルジックな雰囲気......につつまれかけた会場の空気をかき分けて立て続けに披露したのは、『眺めがいいね』。振り幅の大きな展開にフロアはライブ冒頭から大きく揺れた。
勢いをそのままに、新曲『Supernova』がはっとりの口からコールされると観客からは力強い手拍子が。「外との気温と大差ないくらい、熱いライブにしましょう!好きなように楽しんで!」ステージへと高く掲げられる手が、はっとりのその言葉に応えていた。ここからがらりとムードを変えたのは長谷川(Key)の奏でる鍵盤が、また一味違った側面を魅せる『クールな女』。続けて、今やマカロニえんぴつの名刺代わりとも言える『レモンパイ』『ブルーベリー・ナイツ』を披露した。
放送での雰囲気をそのままに、MCではリラックスした様子で話すはっとり。「俺はラジオを始めてから、恥は捨てましたよ(笑)! みんなもいけるでしょ?」コールアンドレスポンスが要となる1曲『ワンドリンク別』ではそのレスポンスの箇所で歌詞を間違えるという思わぬハプニングも。そんな中でもしっかりと声を揃えた観客の勢いにメンバーは笑顔をこぼしていた。
ここでまさかのユアネスの『凩』を1フレーズ披露するというサプライズが。驚く間もなく続く『洗濯機と君とラヂオ』では高野(Ba)、田辺(Gt)も目を合わせながらステージ前方ギリギリにまで走り寄り、観客を煽ってみせた。
「たまたま自分に来てしまった"孤独な夜"を乗り越えるために、ラジオもあると思います。そういう大事なものを無くさないための、逃げ場所になるための歌です」
最後の曲として、目の前のひとりひとりに語り掛けるかのように歌い届けた『ヤングアダルト』。暖かく沁み込む音楽を残してマカロニえんぴつはステージを降りた。
鳴りやまない拍手が再びメンバーを呼び込むと、「今日は最高の夜をありがとうございました!素通りせずに出会ってくれた、すべての人に感謝をこめて」と、はっとりからコールされたのは『ミスター・ブルースカイ』。ポップさの中に潜ませた憂いが滲む、マカロニえんぴつの味が詰まった1曲でライブを締めくくった。
■ユアネス セットリスト
1. 虹の形
2. あの子が横に座る
3. 少年少女をやめてから
4. 凩
5. T0YUE9
6. 夜中に
7. Bathroom
8. pop
■マカロニえんぴつ セットリスト
1. 青春と一瞬
2. 眺めがいいね
3. Supernova
4. クールな女
5. レモンパイ
6. ブルーベリー・ナイツ
7. ワンドリンク別
8. 洗濯機と君とラヂオ
9. ヤングアダルト
En ミスター・ブルースカイ
【番組情報】
番組名:『THE KINGS PLACE』
放送日時:月・火・水・木曜 25時-26時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/kingsplace/
この日のステージには火曜日を担当するマカロニえんぴつと木曜日担当のユアネスが登場。ここでは、キンプレ新体制以降初となった記念すべき一夜の模様をお届けする。
深い青に照らされたステージに、まず現れたのはユアネス。静まり返った会場を切り裂くような古閑(Gt)のギターで始まる『虹の形』で幕を開けた。力強くもしなやかな小野(Dr)のドラミングが繋いだ2曲目『あの子が横に座る』では、田中(Ba)の唸るベースが、楽曲の"静と動"の側面を強く印象付ける。内側に沸々と溜め込まれた熱を解放したのは『少年少女をやめてから』。ここまで吸い込まれるように見入っていた観客の手が、ステージへと力強く伸びていった。
「初めて(マカロニえんぴつと)対バンさせてもらったのは福岡で、そこからいまこうして東京で、いろんなことの積み重ねでまたこうして交わることが出来たのがうれしいです」
パフォーマンスからは一転、柔らかい雰囲気で一言一言を噛みしめながら語る黒川(Vo / Gt)。担当している木曜日のコーナーを説明する一幕では、ギャップの大きいトークに観客の笑いも誘っていた。MCから続けたのは、昨年発売された1st EP『Shift』に収録されている『凩』。疾走感がありながらも、どこか胸を締め付けられるようなメロディに乗った黒川の透き通った歌声が、そのことばをまっすぐに届ける。スロウなテンポに寄り添う言葉をのせた『夜中に』を披露すると、ライブも終盤へ。
曲の展開と共に溢れ出ていく感情の高まりを4人がそれぞれのパフォーマンスで体現した『Bathroom』からラストナンバーの『pop』へと繋げた。芯の通った意志を歌うこの曲に、ステージに立つメンバーも、会場の熱も静かに加速をつけて上昇していく。フロアからは自然と歌声が生まれ、黒川がそれにゆだねる場面も。それぞれのプレイヤーとしてのポテンシャルを発揮しながら、バンドの持つスタイルをより多くのリスナーに向けて発信したユアネス。最後には「ありがとう!」と笑顔で応え、先手のステージを走り抜けた。
"青春"を象徴するかのような夕焼けのオレンジ色に包まれたマカロニえんぴつのステージは、はっとり(Vo)の歌声とギターのみから始まる『青春と一瞬』でスタート。ノスタルジックな雰囲気......につつまれかけた会場の空気をかき分けて立て続けに披露したのは、『眺めがいいね』。振り幅の大きな展開にフロアはライブ冒頭から大きく揺れた。
勢いをそのままに、新曲『Supernova』がはっとりの口からコールされると観客からは力強い手拍子が。「外との気温と大差ないくらい、熱いライブにしましょう!好きなように楽しんで!」ステージへと高く掲げられる手が、はっとりのその言葉に応えていた。ここからがらりとムードを変えたのは長谷川(Key)の奏でる鍵盤が、また一味違った側面を魅せる『クールな女』。続けて、今やマカロニえんぴつの名刺代わりとも言える『レモンパイ』『ブルーベリー・ナイツ』を披露した。
放送での雰囲気をそのままに、MCではリラックスした様子で話すはっとり。「俺はラジオを始めてから、恥は捨てましたよ(笑)! みんなもいけるでしょ?」コールアンドレスポンスが要となる1曲『ワンドリンク別』ではそのレスポンスの箇所で歌詞を間違えるという思わぬハプニングも。そんな中でもしっかりと声を揃えた観客の勢いにメンバーは笑顔をこぼしていた。
ここでまさかのユアネスの『凩』を1フレーズ披露するというサプライズが。驚く間もなく続く『洗濯機と君とラヂオ』では高野(Ba)、田辺(Gt)も目を合わせながらステージ前方ギリギリにまで走り寄り、観客を煽ってみせた。
「たまたま自分に来てしまった"孤独な夜"を乗り越えるために、ラジオもあると思います。そういう大事なものを無くさないための、逃げ場所になるための歌です」
最後の曲として、目の前のひとりひとりに語り掛けるかのように歌い届けた『ヤングアダルト』。暖かく沁み込む音楽を残してマカロニえんぴつはステージを降りた。
鳴りやまない拍手が再びメンバーを呼び込むと、「今日は最高の夜をありがとうございました!素通りせずに出会ってくれた、すべての人に感謝をこめて」と、はっとりからコールされたのは『ミスター・ブルースカイ』。ポップさの中に潜ませた憂いが滲む、マカロニえんぴつの味が詰まった1曲でライブを締めくくった。
■ユアネス セットリスト
1. 虹の形
2. あの子が横に座る
3. 少年少女をやめてから
4. 凩
5. T0YUE9
6. 夜中に
7. Bathroom
8. pop
■マカロニえんぴつ セットリスト
1. 青春と一瞬
2. 眺めがいいね
3. Supernova
4. クールな女
5. レモンパイ
6. ブルーベリー・ナイツ
7. ワンドリンク別
8. 洗濯機と君とラヂオ
9. ヤングアダルト
En ミスター・ブルースカイ
【番組情報】
番組名:『THE KINGS PLACE』
放送日時:月・火・水・木曜 25時-26時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/kingsplace/
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