AJICOの浅井健一とUAが、3月13日(水)にリリースする約3年ぶりの新作EP『ラヴの元型』や全国ツアーについて語った。
2人が登場したのは、J-WAVEで3月7日(木)に放送された『THE KINGS PLACE』。注目のアーティストが曜日ごとにナビゲーターを務める番組で、AJICO は3月限定で木曜ナビゲーターを担当している。
番組から「制作にあたりお互いこまめに連絡は取っているのか?」と質問された2人は「こまめには取ってない」と回答。UAは「どっちも、ちっとも、こまめっていうのにはほど遠い性質を持っているのかな」と付け加えた。
浅井:前回のAJICOが一段落して、その後UAがソロをやったでしょ。それを観に行きまして。AJICOのメンバーでね。ドラムの椎野(恭一)さんとベースのTOKIEと。おお、すごい。カッコいいじゃんって思って、AJICOよりこっちのほうが頑張ってるんだって思って……はないけど(笑)。UAってこんなに、こういう感じなのって。AJICOのときのUAと全然違うから。
UA:キャラが?
浅井:「何?」とか思ったけどね。
UA:それ、面白いじゃん。
浅井:何だ、この違いはって。
UA: SHERBETSでもなく“浅井健一”っていうときもあるじゃない。 浅井:それは自分としては何にも変えてなくて(笑)。メンバーが違うと曲も違うんだけど、全く違う感じになるかな自然に。
UA:ほらね。一緒じゃんか(笑)。
話が脱線しそうな2人は本題に戻り……。
浅井:UAのライブを観に行ったときにAJICOを思い出した。
UA:おお。私は、第三者からAJICOの話をされるときに「ああ」って思い出す。意外と近いところでAJICOを好きでいてくれる方がいるんだと思って。
浅井:俺も、昔のBLANKEY JET CITYのデザイナーが、めったにライブに来ないんだけど、去年日比谷・野音で「AJICOをまたやるよ」ってなった瞬間に「それ行くからチケット3枚用意して」って言われて。
UA:そういうことあるよね。壊れやすい感じがするからかな(笑)。
浅井:分からないけど。
UA:これはLINEにデモが送られてきまして、仮タイトルに「ディスコ」と書いてありましたね。なのでディスコティックに仕上げようかちょっと悩んだんですけど、結果テンポもだいぶ上げてもうちょっとロック寄りにいたしました。
浅井:そうなんだ。俺の中ではディスコっぽいけどね。
UA:本当? うん。ミックスとしてはあんまりボトムを重くしないで軽くローを削ってドライな感じで。そうね、ディスコでかかったらうれしいけど。ディスコ……AJICO……。
浅井:ディスコ、AJICO。
UA:似合ってるんだか、似合ってないんだかね。
浅井:全然面白くないね。
UA:うん。踊らないもんね。
浅井:踊るよ。
UA:ディスコ行ったら?
浅井:俺たちはめちゃくちゃ踊るよ。
UA:ディスコで?
浅井:ディスコは行ってないけど(笑)、バーで踊ってる。
UA:本当に?
浅井:堀くん(マネージャー)だってめちゃくちゃ踊るよ(笑)。
浅井:2001年にAJICOを始めて、ツアーをやって、そのときは4人でまわっていて。みんな若いし、そのときはそのときですごいよかったんだけど、2年半前にまた再結成してまわったでしょ。俺はすごい楽しくて。
UA:うん。
浅井:次のツアーはより楽しくしないとダメだと思いまして。昔からBLANKEY JET CITYの曲『ペピン』とかやってるんだけど、それプラス、その頃からいくつか選んで久しぶりにやってみたいなって考えもあって。
UA:これまで、SHERBETSや浅井健一では全くやってない?
浅井:浅井健一ではやってるね。でもAJICOのメンバーでやるとまたすごいいい感じになるんじゃないかなって思いまして。
UA:そうね。
浅井:それを1つ計画してみて、それも楽しみだし、今回のEPは自分が歌ってる曲もあるので。
UA:2曲リードボーカルされて。
浅井:それも楽しみだし、UAの新しいのも楽しみだし、全体的にとても楽しみです。
UA:絞ったりすると体力落ちません?
浅井:そうだね。風邪ひいたりとかしちゃったりしたらアホみたいなので、考えながらやってますけど。UAは日頃何食べてるんですか?
UA:そんな特別変わったものは食べてないと思うんですけど、日本に来たときに味噌がおいしいなと思って。いつも5人分作ってるんで、東京に来ると途端に1人きりになるからものすごい楽なんですよね。
浅井:毎日5人分作ってるの?
UA:5人家族なので。
浅井:大変だね。
UA:めちゃくちゃ大変だね。子どもが学校の日はお弁当を作っちゃって、子どもが昼間いないとかなり適当にはなりますけど、夜は必ずしっかり作るから。
浅井:偉いね。
UA:だから1人になってもつい材料を切りすぎてるのね。1人分を忘れちゃう。いつも5人分切ってるから。
UA:どうですか。こうして時が経って聴いてみて。
浅井:人間って進歩するしかないっていうか、めちゃくちゃ進歩し過ぎちゃったじゃん。もはや神の領域まで入っちゃってて。
UA:クローンとかそういうこと?
浅井:うん。それってすごいゾッとすることだし怖いことじゃん。
UA:そうね。
浅井:俺が思ったのは夜、たき火のまわりで昔、小学校のとき林間学校でみんなで踊ったんだわ。それがすごい楽しくて。あの楽しさって何だろうなって思って。今でも祭って世界中で絶対あるじゃん。日本でも。例えば火のまわりとかで丸くなって踊る、そこが人間のいちばん大事なところである状態でいいんじゃないのって。それ以上求める必要は本当はないのになって。そういう風に思ったんだよね。でも絶対に進歩は止まらないと思うけど。
UA:そうね。
UAが「たき火はいいよね。私も共通だな」と浅井に同調すると、「たまには話が合うな」と浅井が笑う。
UA:小学生のときに、マイムマイムとか。
浅井:あれ、最高。
UA:シャロームとか歌ってものすごくハイになっちゃって、あのときのことは原点になってるね。
浅井:そうだね。すごい踊りうまいじゃん。
UA:ありがとうございます。
浅井:だから今度のツアーは踊りまくろう。
UA:こちらもLINE上で(デモをいただいて)。あとから来ましたよね。4曲来て、1曲は私がイメージできなくて、3曲やりましょうとなり、ちょっと間が空いて後から「これUAが歌うとすごく合いそうだよ」って送ってくれた曲で。「UAntiknock」って書いてくれてたんだよね。Antiknockって何だっけ?
浅井:暴力反対っていう。そういうことなんだって俺は勝手に思ってるけど。まあ、仮タイトルなんでね。
UA;あとは、これは鈴木正人くんっていうベーシストがいるんですけど、彼にアレンジしていただいた曲で、私はかなり曲のレンジが広くて、低いところから高いところの、私の出るレンジのギリギリ上と下を使ってる感じですね。
浅井:そうだね。3オクターブくらい。
UA:それは無理だから(笑)。そんな感じかな。言葉が主役になりがちというか、もちろんそこに意味はあるけど。SNSとか言葉だけでやりとりしてる感じも強い時代になっちゃったんで、言葉が主役ではないというタイトルにさせていただきました。またあらためてじっくり歌詞の方も聴いていただきたいと思います。
AJICOの最新情報は、スピードスターレコーズの公式サイトまで。
新時代音楽王たちの集い『THE KINGS PLACE』の放送は、毎週月曜から木曜の25時から。
2人が登場したのは、J-WAVEで3月7日(木)に放送された『THE KINGS PLACE』。注目のアーティストが曜日ごとにナビゲーターを務める番組で、AJICO は3月限定で木曜ナビゲーターを担当している。
トークの再生は2024年3月14日(木)28時まで
どんなときにAJICOを思い出す?
AJICOは2021年4月~6月の3カ月間にもナビゲーターを担当している。20年ぶりの再始動となるタイミングだった。今回は、約3年ぶりの新作となるEP『ラヴの元型』のリリースを3月13日(水)に控えている。浅井:前回のAJICOが一段落して、その後UAがソロをやったでしょ。それを観に行きまして。AJICOのメンバーでね。ドラムの椎野(恭一)さんとベースのTOKIEと。おお、すごい。カッコいいじゃんって思って、AJICOよりこっちのほうが頑張ってるんだって思って……はないけど(笑)。UAってこんなに、こういう感じなのって。AJICOのときのUAと全然違うから。
UA:キャラが?
浅井:「何?」とか思ったけどね。
UA:それ、面白いじゃん。
浅井:何だ、この違いはって。
UA: SHERBETSでもなく“浅井健一”っていうときもあるじゃない。 浅井:それは自分としては何にも変えてなくて(笑)。メンバーが違うと曲も違うんだけど、全く違う感じになるかな自然に。
UA:ほらね。一緒じゃんか(笑)。
話が脱線しそうな2人は本題に戻り……。
浅井:UAのライブを観に行ったときにAJICOを思い出した。
UA:おお。私は、第三者からAJICOの話をされるときに「ああ」って思い出す。意外と近いところでAJICOを好きでいてくれる方がいるんだと思って。
浅井:俺も、昔のBLANKEY JET CITYのデザイナーが、めったにライブに来ないんだけど、去年日比谷・野音で「AJICOをまたやるよ」ってなった瞬間に「それ行くからチケット3枚用意して」って言われて。
UA:そういうことあるよね。壊れやすい感じがするからかな(笑)。
浅井:分からないけど。
『ラヴの元型』制作秘話
EP『ラヴの元型』は6曲を収録する。番組ではタイトル曲となる『ラヴの元型』をオンエアした。UA:これはLINEにデモが送られてきまして、仮タイトルに「ディスコ」と書いてありましたね。なのでディスコティックに仕上げようかちょっと悩んだんですけど、結果テンポもだいぶ上げてもうちょっとロック寄りにいたしました。
浅井:そうなんだ。俺の中ではディスコっぽいけどね。
UA:本当? うん。ミックスとしてはあんまりボトムを重くしないで軽くローを削ってドライな感じで。そうね、ディスコでかかったらうれしいけど。ディスコ……AJICO……。
浅井:ディスコ、AJICO。
UA:似合ってるんだか、似合ってないんだかね。
浅井:全然面白くないね。
UA:うん。踊らないもんね。
浅井:踊るよ。
UA:ディスコ行ったら?
浅井:俺たちはめちゃくちゃ踊るよ。
UA:ディスコで?
浅井:ディスコは行ってないけど(笑)、バーで踊ってる。
UA:本当に?
浅井:堀くん(マネージャー)だってめちゃくちゃ踊るよ(笑)。
ツアーではBLANKEY JET CITYの曲も
AJICOは3月17日(日)から全国ツアー『アジコの元型』がスタートする。浅井:2001年にAJICOを始めて、ツアーをやって、そのときは4人でまわっていて。みんな若いし、そのときはそのときですごいよかったんだけど、2年半前にまた再結成してまわったでしょ。俺はすごい楽しくて。
UA:うん。
浅井:次のツアーはより楽しくしないとダメだと思いまして。昔からBLANKEY JET CITYの曲『ペピン』とかやってるんだけど、それプラス、その頃からいくつか選んで久しぶりにやってみたいなって考えもあって。
UA:これまで、SHERBETSや浅井健一では全くやってない?
浅井:浅井健一ではやってるね。でもAJICOのメンバーでやるとまたすごいいい感じになるんじゃないかなって思いまして。
UA:そうね。
浅井:それを1つ計画してみて、それも楽しみだし、今回のEPは自分が歌ってる曲もあるので。
UA:2曲リードボーカルされて。
浅井:それも楽しみだし、UAの新しいのも楽しみだし、全体的にとても楽しみです。
「ライブ前の食事」はどうする?
ライブ前の食事についての話題になると、「ライブするにあたって1週間くらい前から体を絞ったりする」と浅井は明かした。UA:絞ったりすると体力落ちません?
浅井:そうだね。風邪ひいたりとかしちゃったりしたらアホみたいなので、考えながらやってますけど。UAは日頃何食べてるんですか?
UA:そんな特別変わったものは食べてないと思うんですけど、日本に来たときに味噌がおいしいなと思って。いつも5人分作ってるんで、東京に来ると途端に1人きりになるからものすごい楽なんですよね。
浅井:毎日5人分作ってるの?
UA:5人家族なので。
浅井:大変だね。
UA:めちゃくちゃ大変だね。子どもが学校の日はお弁当を作っちゃって、子どもが昼間いないとかなり適当にはなりますけど、夜は必ずしっかり作るから。
浅井:偉いね。
UA:だから1人になってもつい材料を切りすぎてるのね。1人分を忘れちゃう。いつも5人分切ってるから。
人間のいちばん大事なところは…
番組では、EP『ラヴの元型』から『あったかいね』をオンエアした。UA:どうですか。こうして時が経って聴いてみて。
浅井:人間って進歩するしかないっていうか、めちゃくちゃ進歩し過ぎちゃったじゃん。もはや神の領域まで入っちゃってて。
UA:クローンとかそういうこと?
浅井:うん。それってすごいゾッとすることだし怖いことじゃん。
UA:そうね。
浅井:俺が思ったのは夜、たき火のまわりで昔、小学校のとき林間学校でみんなで踊ったんだわ。それがすごい楽しくて。あの楽しさって何だろうなって思って。今でも祭って世界中で絶対あるじゃん。日本でも。例えば火のまわりとかで丸くなって踊る、そこが人間のいちばん大事なところである状態でいいんじゃないのって。それ以上求める必要は本当はないのになって。そういう風に思ったんだよね。でも絶対に進歩は止まらないと思うけど。
UA:そうね。
UAが「たき火はいいよね。私も共通だな」と浅井に同調すると、「たまには話が合うな」と浅井が笑う。
UA:小学生のときに、マイムマイムとか。
浅井:あれ、最高。
UA:シャロームとか歌ってものすごくハイになっちゃって、あのときのことは原点になってるね。
浅井:そうだね。すごい踊りうまいじゃん。
UA:ありがとうございます。
浅井:だから今度のツアーは踊りまくろう。
言葉が主役になりがちな世の中だから
EP『ラヴの元型』から『言葉が主役にならない』もオンエア。制作の裏側について語った。UA:こちらもLINE上で(デモをいただいて)。あとから来ましたよね。4曲来て、1曲は私がイメージできなくて、3曲やりましょうとなり、ちょっと間が空いて後から「これUAが歌うとすごく合いそうだよ」って送ってくれた曲で。「UAntiknock」って書いてくれてたんだよね。Antiknockって何だっけ?
浅井:暴力反対っていう。そういうことなんだって俺は勝手に思ってるけど。まあ、仮タイトルなんでね。
UA;あとは、これは鈴木正人くんっていうベーシストがいるんですけど、彼にアレンジしていただいた曲で、私はかなり曲のレンジが広くて、低いところから高いところの、私の出るレンジのギリギリ上と下を使ってる感じですね。
浅井:そうだね。3オクターブくらい。
UA:それは無理だから(笑)。そんな感じかな。言葉が主役になりがちというか、もちろんそこに意味はあるけど。SNSとか言葉だけでやりとりしてる感じも強い時代になっちゃったんで、言葉が主役ではないというタイトルにさせていただきました。またあらためてじっくり歌詞の方も聴いていただきたいと思います。
AJICOの最新情報は、スピードスターレコーズの公式サイトまで。
新時代音楽王たちの集い『THE KINGS PLACE』の放送は、毎週月曜から木曜の25時から。
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2024年3月14日28時59分まで
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番組情報
- THE KINGS PLACE
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月・火・水・木曜25:00-26:00