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夏は要注意! 「ハチに刺された」ときは、まずは◯◯して!

夏は蚊、ダニ、蜂など、虫刺されに気をつけたいもの。そこで今回は、六本木ヒルズけやき坂テラスにある美容皮膚科、アオハルクリニック院長の小柳衣吏子さんが、「夏の虫刺され」に関する問題を出題、解説しました。

【7月22日(月)『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』の「SUNSTAR PLEASURE PICK UP!」(ナビゲーター:別所哲也)】
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■「夏の虫刺されについて、間違っているのはどれでしょう?」

まずはクイズです。夏の虫刺されについて、間違っているのは?

1.蚊で、ヒトの皮膚にとまって吸血するのはメスだけである
2.家ダニはヒトが寝ている間に体を刺すが、顔や手を刺すことは滅多にない
3.蜂に刺されたら、冷やしながらアンモニアをかけるとよい

別所は「血を吸う蚊はメスだけっていうことはないよね......? 2番も怪しいなあ」と迷った結果、1番を選びましたが、正解は3番でした。「蚊はメスしか吸血しないし、家ダニはなぜか脇腹や太ももばかりを刺します」と小柳さん。

では、蜂に刺されたときはどうすればいいのでしょうか?

小柳:もし蜂に刺されたら、安全な場所で静かに横になって、すぐに刺されたところを冷やしてください。アンモニアが蜂の毒に効くという根拠は全くないので、間違ってもおしっこをかけないでください。初めて蜂に刺されると、赤く腫れて激しい痛みを伴いますが、1日程度で収まります。この時に、体の中に蜂の毒に対してアレルギー反応を起こす準備ができます。

そのため蜂に刺されるのが2度目以降となると、さらに注意が必要です。

小柳:体が蜂の毒に対してアレルギー反応を起こし、全身に蕁麻疹ができたり、強い腫れが2、3日続いたりします。ひどい時には刺されてから30分から1時間で血圧が低下したり、意識を失ったり、時には死に至ることもあります。これを「アナフィラキシーショック」といいます。蜂に出会ってしまったら、くれぐれも刺激することのないようにしましょう。香水やヘアスプレーの香りも蜂を刺激やすいので、夏から秋にかけて山などにお出かけの際は無香料をおすすめします。

夏は蜂に遭遇することが増える季節、ぜひ、頭に入れておきたいですね。

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番組名:『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』
放送日時:月・火・水・木曜 6時-9時
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