J-WAVEで放送中の番組『GOOD NEIGHBORS』(ナビゲーター:クリス智子)。5月22日(火)のオンエアでは、5月25日(土)と26日(日)に開催される「六本木アートナイト2019」について、実行委員長でもある森美術館館長の南條史生さんに伺いました。
■10回目の開催! 六本木のアートのお祭
2009年にスタートし今年で10回目を迎える「六本木アートナイト2019」。六本木にある森美術館、国立新美術館、サントリー美術館が共同して、「六本木アートトライアングル」というものを作ったのがそもそものきっかけでした。
南條:まず広報活動を一緒にやって、「イベントとして一緒に何ができるかな」と思っているときに「アートナイト」が浮上したんです。そのときにパリの大使館の方が、パリの街のどこかでアートを展開して、一晩かけてみんなが楽しむという「ニュイ・ブランシュ」というイベントを持ち込んできたので、「これを六本木でやろう」と。「ニュイ・ブランシュ」ではわからないので、「アートナイト」という名前にしました。
■海外アーティストをメインに招聘
これまでも日比野克彦さん、草間彌生さん、名和晃平さん、蜷川実花さんなど、日本を代表する錚々たるアーティストも参加してきたこのイベント。今年は80人のアーティストが参加します。メインアーティストは、六本木アートナイト初の外国人アーティスト、チェ・ジョンファさんが務めます。メインアーティストの作品は、六本木ヒルズ、東京ミッドタウン、国立新美術館など主要スポットに登場します。
南條:この方は2回目のアートナイトにも参加し、日本での活動歴も結構あります。横浜トリエンナーレに出たり、トヨタ美術館でパブリックアートを作ったり、さまざまな活動をしています。イベントについてかなり理解していると思い、今回お願いしました。ジョンファさんの特徴は、非常に大きなものをバルーンのような、空気で膨らませるもので作るのが得意だということ。一晩限りのお祭りには非常に合っています。また、この方の作品は非常にわかりやすい。観て明快です。『フルーツ・ツリー』という六本木ヒルズアリーナに来る作品は、特に説明する必要はありません。
クリス:確かに。「あ、ナスだ」「バナナだ」と(笑)。かなり大きいですね。
南條:大きなもので8メートルほどあります。
今年のイベントのテーマは「夜の旅、昼の夢」です。
南條:これは普通と逆ですよね。わざとこういうふうに言うことで「夜も昼も楽しく過ごしましょう」というメッセージを込めています。
■今年の注目のアート作品は?
「六本木アートナイト2019」の目玉プログラムをいくつか紹介していただきました。
・カート・パーシキー「RedBall Project」(レッドボール・プロジェクト)
南條:巨大な(赤い)ボールがビルとビルの間に挟まっている作品で、毎日違うところに挟みます。
クリス:ビルとビルの間に挟むにしても、かなり大きい(笑)。
南條:毎日違うところで観ることができます。どこに出るかは公式サイトで確認できます。
・「FUROSHIKI TOKYO展」
南條:これは小池百合子都知事の「日本に風呂敷という文化があるじゃないか」という意見からヨーロッパで「ジャポニズム展」で紹介しようと、パリの市役所に唐草模様の箱を作って展示しました。この凱旋展示をやろうと、毛利庭園の前に、もう少し小さいですが風呂敷を展示します。
・アンドリュー・ビンクリー「ストーン・クラウド」
南條:メトロハットでは、地下鉄から上がってくるエスカレーターの上に、巨大な岩の形の物体が吊られています。表面が岩に見えますが、岩の写真を転写しています。3年前にホノルルのビエンナーレで植物園の大きな木の下にぶら下がっていたものを面白いと思い、今回出してもらいました。
・日本フィルハーモニー交響楽団×インビジブル「クラシックなラジオ体操」
南條:これは恒例なんですよ。目が覚めて美しいでしょ(笑)。
今回紹介した以外にも展示やイベントが目白押しです。詳細は配布中のガイドブックや公式サイトをご覧ください。「六本木アートナイト2019」は25日(土)10時から翌日26日(日)の18時まで開催されます。ぜひ遊びに行ってみてはいかがでしょうか。
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【番組情報】
番組名:『GOOD NEIGHBORS』
放送日時:月・火・水・木曜 13時-16時30分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/neighbors/
■10回目の開催! 六本木のアートのお祭
2009年にスタートし今年で10回目を迎える「六本木アートナイト2019」。六本木にある森美術館、国立新美術館、サントリー美術館が共同して、「六本木アートトライアングル」というものを作ったのがそもそものきっかけでした。
南條:まず広報活動を一緒にやって、「イベントとして一緒に何ができるかな」と思っているときに「アートナイト」が浮上したんです。そのときにパリの大使館の方が、パリの街のどこかでアートを展開して、一晩かけてみんなが楽しむという「ニュイ・ブランシュ」というイベントを持ち込んできたので、「これを六本木でやろう」と。「ニュイ・ブランシュ」ではわからないので、「アートナイト」という名前にしました。
■海外アーティストをメインに招聘
これまでも日比野克彦さん、草間彌生さん、名和晃平さん、蜷川実花さんなど、日本を代表する錚々たるアーティストも参加してきたこのイベント。今年は80人のアーティストが参加します。メインアーティストは、六本木アートナイト初の外国人アーティスト、チェ・ジョンファさんが務めます。メインアーティストの作品は、六本木ヒルズ、東京ミッドタウン、国立新美術館など主要スポットに登場します。
南條:この方は2回目のアートナイトにも参加し、日本での活動歴も結構あります。横浜トリエンナーレに出たり、トヨタ美術館でパブリックアートを作ったり、さまざまな活動をしています。イベントについてかなり理解していると思い、今回お願いしました。ジョンファさんの特徴は、非常に大きなものをバルーンのような、空気で膨らませるもので作るのが得意だということ。一晩限りのお祭りには非常に合っています。また、この方の作品は非常にわかりやすい。観て明快です。『フルーツ・ツリー』という六本木ヒルズアリーナに来る作品は、特に説明する必要はありません。
クリス:確かに。「あ、ナスだ」「バナナだ」と(笑)。かなり大きいですね。
南條:大きなもので8メートルほどあります。
今年のイベントのテーマは「夜の旅、昼の夢」です。
南條:これは普通と逆ですよね。わざとこういうふうに言うことで「夜も昼も楽しく過ごしましょう」というメッセージを込めています。
■今年の注目のアート作品は?
「六本木アートナイト2019」の目玉プログラムをいくつか紹介していただきました。
・カート・パーシキー「RedBall Project」(レッドボール・プロジェクト)
南條:巨大な(赤い)ボールがビルとビルの間に挟まっている作品で、毎日違うところに挟みます。
クリス:ビルとビルの間に挟むにしても、かなり大きい(笑)。
南條:毎日違うところで観ることができます。どこに出るかは公式サイトで確認できます。
・「FUROSHIKI TOKYO展」
南條:これは小池百合子都知事の「日本に風呂敷という文化があるじゃないか」という意見からヨーロッパで「ジャポニズム展」で紹介しようと、パリの市役所に唐草模様の箱を作って展示しました。この凱旋展示をやろうと、毛利庭園の前に、もう少し小さいですが風呂敷を展示します。
・アンドリュー・ビンクリー「ストーン・クラウド」
南條:メトロハットでは、地下鉄から上がってくるエスカレーターの上に、巨大な岩の形の物体が吊られています。表面が岩に見えますが、岩の写真を転写しています。3年前にホノルルのビエンナーレで植物園の大きな木の下にぶら下がっていたものを面白いと思い、今回出してもらいました。
・日本フィルハーモニー交響楽団×インビジブル「クラシックなラジオ体操」
南條:これは恒例なんですよ。目が覚めて美しいでしょ(笑)。
今回紹介した以外にも展示やイベントが目白押しです。詳細は配布中のガイドブックや公式サイトをご覧ください。「六本木アートナイト2019」は25日(土)10時から翌日26日(日)の18時まで開催されます。ぜひ遊びに行ってみてはいかがでしょうか。
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【番組情報】
番組名:『GOOD NEIGHBORS』
放送日時:月・火・水・木曜 13時-16時30分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/neighbors/
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