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栄養不足が「太る原因」に! 脂質・糖質も、あのビタミンと一緒なら怖くない

栄養不足が「太る原因」に! 脂質・糖質も、あのビタミンと一緒なら怖くない

食事量を減らしているのに、なぜか太った……それは「栄養不足」が原因かも? 栄養バランスが大事です。東京慈恵会医科大学附属病院栄養部の赤石定典さんに栄養バランスの観点からの「痩せやすい正しい食べ方」を訊きました。

【4月9日(火)『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』の「SUNSTAR PLEASURE PICK UP!」(ナビゲーター:別所哲也)】
http://radiko.jp/share/?sid=FMJ&t=20190409063132


■太る原因は栄養不足!?

入院患者の献立を考える赤石さん曰く、栄養が不足している食事は太る原因になるそう。

赤石:食べる量を減らしたり、脂質を減らしたり、野菜中心の食事にしたのに体重が変わらないという場合は、栄養不足が原因ということが考えられます。食べる量を減らしたため、体の消化吸収や代謝に必要な栄養素が足りなくなることも考えられます。タンパク質、脂質、糖質の3大栄養素に加え、ビタミンやミネラル、食物繊維といったものをバランスよく摂ることが、脂肪を効率よく燃焼させて代謝アップにつながり、エネルギーを消費しやすくなります。

食事には、痩せやすい栄養バランスや基礎代謝がアップする黄金比が存在します。

赤石:筋肉を作る、基礎代謝をあげてくれるタンパク質は、毎食20グラムを確保します。割合は13~20パーセントです。脳のエネルギーとなっている糖質は全体の50~60パーセント、脂質は残りの20~30パーセント。こちらが3大栄養素の比率です。
別所:糖質や脂質は全部カットしてはいけないんですね。
赤石:過不足なく摂ることで無理なく痩せやすい体になっていきます。
別所:太っている人は、その比率が変わっている人ですか?
赤石:比率もそうですし、ビタミンやミネラル、野菜などが不足しているのかなと思います。


■脂質や糖質を効率よくエネルギーに変える料理

脂質を避ける方も少なくないでしょうが、すべてが脂肪になるわけではありません。脂質をエネルギーにに変えてくれるビタミンと一緒に摂取しましょう。

赤石:脂質は、糖質やタンパク質に比べて消化吸収に時間がかかります。腹持ちがよくて食事の満足感が得られるので、過食を防ぐことに繋がります。
別所:脂質を摂るときに、痩せやすい組み合わせはありますか?
赤石:効率よく脂質をエネルギーに変えてくれるビタミンB2と一緒に摂ることが大切になります。たとえば、レバー、納豆、卵にビタミンB2がよく含まれているので、レバニラ炒めがオススメ料理のひとつです。
別所:糖質も必要ですか?
赤石:糖質は炭水化物として摂ることが多いと思うのですが、そこに食物繊維が含まれています。食物繊維が不足すると腸内環境が悪化して脂肪を溜めやすい体ができて、代謝が悪くなります。あと、糖質は脳の代謝を保ってくれますので、消費エネルギーアップにも繋がります。
別所:糖質を摂るときにも、痩せやすい組み合わせはありますか?
赤石:糖質をエネルギーに変えるのがビタミンB1です。ビタミンB1と一緒に摂ることです。豚肉と玉ねぎを使った生姜焼きがオススメで、豚肉のビタミンB1と玉ねぎのアリシンが加わることで、ビタミンB1の吸収率を一気に高めてくれるので、糖質をよりエネルギーに変えてくれます。

ただ量を減らすだけではなく、栄養バランスのいい食事が痩せやすい体を作ります。日頃の食事をチェックして改善してみてください。

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【番組情報】
番組名:『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』
放送日時:月・火・水・木曜 6時-9時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/tmr

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