J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:あっこゴリラ)のワンコーナー「SONAR TRAX」。4月2日(火)のオンエアでは、廃墟系ポップユニット・cadode『タイムマシンに乗るから』をピックアップ。コシマサヒロさん(Vo)からコメントが届きました。
■廃墟系ポップユニット・cadode
あっこゴリラが「昨日初めて知った」と言うcadodeは、まだメディアにほとんど出ていない、謎に包まれたグループです。まずはプロフィールをお訊きしました。
コシ:cadodeは、僕とミュージックプロデューサーのeba、ジェネラルマネージャーの谷原 亮からなる3人組です。最初は、僕とebaが廃墟好きの“廃墟友だち”として知り合いました。しばらくは、廃墟に行く仲間だったんですけど、あるとき「一緒に音楽をしよう」という話になりまして、本格始動したのが2018年1月です。その際に、アーティストの一部分として関わってほしいという思いを込めて「ジェネラルマネージャー」という肩書きで谷原が参加することになりました。
「廃墟系ポップユニット」の「廃墟系」には、どんな意味が込められているのでしょうか。
コシ:「廃墟系」っていうと、日本家屋のお化け屋敷みたいな、おそろしいイメージが先行すると思うんです。ただ、われわれ廃墟好きとしてはそうではなく、むしろ美しさや「わびさび」の「さび」みたいなものを感じます。廃墟って、人間の道具として時間が止まっているんですけど、自然の時間は止まらないので、草木がどんどん生えて飲み込まれていくんですよね。この二面性がすごく美しくて、「諸行無常」を感じて切なくなります。これを私たちは「虚無感と情動の二面性」と呼んでいます。この二面性の共存は珍しいことではなくて、私たちは「さとり世代」と呼ばれますが、楽しいことや好きなことを持っている一方で、どこか虚無感を抱えて過ごしているように感じます。この“心の中の廃墟”をポップという音楽に落とし込んでいるのがcadodeの音楽です。
あっこゴリラは「私も廃墟が好き。廃墟だけの写真集を集めたりしていたから、なんとなく良さがわかります」と嬉しそうに話します。
■「時空間の隔てがある場所へ行きたくなる」
では、新作『タイムマシンに乗るから』は、どんな曲なのでしょうか?
コシ:この曲は、すごく端的に言うと「タイムマシンに乗るから」という理由で別れを切り出す人の話です。何もかもが当たり前に馴染んでしまったことに気づいたときに、実在するかは別として、そのくらいの時空間の隔てがある場所へ行きたくなるんじゃないかなと思いました。ひとりになろうとしたって、インターネットもあるし、いろいろなものが繋がっているせいで、本当の孤独にはなれないと思うんですよね。その答えのひとつがタイムマシンだったのかなと。歌詞や曲、全体としても、うまく虚無感と情動を落とし込めて、それでいてポップにできたかなと思います。ループしやすい曲になっていると思うので、僕としても今までの中でかなりお気に入りの曲です。
これに対してあっこゴリラは、「私は逆に、これだけみんなと繋がれちゃうからこそ孤独やなあって思うので、そういう視点もあるのか、面白いなって思いました」と感想を述べました。
【オンエアをradikoで聴く】cadode『タイムマシンに乗るから』
■今後のcadodeは…
最後に、今後どんな活動をしていきたいかを伺いました。
コシ:今年の目標のひとつが音源のリリースです。いま3カ月連続でリリースしていて、これからもドンドコ出していきますので、ご期待いただければなと思います。もうひとつは世界観の濃縮と表現。いろいろなところに行きたいので、地方や海外のフェスからお呼びがかかれば飛んで行って、そこで表現の模索をどんどんしていきたいです。あと、ついに公式ウェブサイトができました。これから更新していきますので、どうぞ楽しみにしていてください。
cadodeは、4月14日(日)に六本木VaRiT、5月4日(土)に代官山LOOPにて、それぞれライブが控えています。気になる方は、公式ウェブサイトまたはTwitterをチェックしてみてください。
【この記事の放送回をradikoで聴く】
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時-24時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/
■廃墟系ポップユニット・cadode
あっこゴリラが「昨日初めて知った」と言うcadodeは、まだメディアにほとんど出ていない、謎に包まれたグループです。まずはプロフィールをお訊きしました。
コシ:cadodeは、僕とミュージックプロデューサーのeba、ジェネラルマネージャーの谷原 亮からなる3人組です。最初は、僕とebaが廃墟好きの“廃墟友だち”として知り合いました。しばらくは、廃墟に行く仲間だったんですけど、あるとき「一緒に音楽をしよう」という話になりまして、本格始動したのが2018年1月です。その際に、アーティストの一部分として関わってほしいという思いを込めて「ジェネラルマネージャー」という肩書きで谷原が参加することになりました。
「廃墟系ポップユニット」の「廃墟系」には、どんな意味が込められているのでしょうか。
コシ:「廃墟系」っていうと、日本家屋のお化け屋敷みたいな、おそろしいイメージが先行すると思うんです。ただ、われわれ廃墟好きとしてはそうではなく、むしろ美しさや「わびさび」の「さび」みたいなものを感じます。廃墟って、人間の道具として時間が止まっているんですけど、自然の時間は止まらないので、草木がどんどん生えて飲み込まれていくんですよね。この二面性がすごく美しくて、「諸行無常」を感じて切なくなります。これを私たちは「虚無感と情動の二面性」と呼んでいます。この二面性の共存は珍しいことではなくて、私たちは「さとり世代」と呼ばれますが、楽しいことや好きなことを持っている一方で、どこか虚無感を抱えて過ごしているように感じます。この“心の中の廃墟”をポップという音楽に落とし込んでいるのがcadodeの音楽です。
あっこゴリラは「私も廃墟が好き。廃墟だけの写真集を集めたりしていたから、なんとなく良さがわかります」と嬉しそうに話します。
■「時空間の隔てがある場所へ行きたくなる」
では、新作『タイムマシンに乗るから』は、どんな曲なのでしょうか?
コシ:この曲は、すごく端的に言うと「タイムマシンに乗るから」という理由で別れを切り出す人の話です。何もかもが当たり前に馴染んでしまったことに気づいたときに、実在するかは別として、そのくらいの時空間の隔てがある場所へ行きたくなるんじゃないかなと思いました。ひとりになろうとしたって、インターネットもあるし、いろいろなものが繋がっているせいで、本当の孤独にはなれないと思うんですよね。その答えのひとつがタイムマシンだったのかなと。歌詞や曲、全体としても、うまく虚無感と情動を落とし込めて、それでいてポップにできたかなと思います。ループしやすい曲になっていると思うので、僕としても今までの中でかなりお気に入りの曲です。
これに対してあっこゴリラは、「私は逆に、これだけみんなと繋がれちゃうからこそ孤独やなあって思うので、そういう視点もあるのか、面白いなって思いました」と感想を述べました。
【オンエアをradikoで聴く】cadode『タイムマシンに乗るから』
J-WAVEがプッシュしている
— SONAR MUSIC (@SONAR_MUSIC_813) 2019年4月1日
「J-WAVE SONAR TRAX」
お届けしているのは・・・
タイムマシンに乗るから / cadode@cadode_
4/24に配信リリースです!#jwave #sonar813
■今後のcadodeは…
最後に、今後どんな活動をしていきたいかを伺いました。
コシ:今年の目標のひとつが音源のリリースです。いま3カ月連続でリリースしていて、これからもドンドコ出していきますので、ご期待いただければなと思います。もうひとつは世界観の濃縮と表現。いろいろなところに行きたいので、地方や海外のフェスからお呼びがかかれば飛んで行って、そこで表現の模索をどんどんしていきたいです。あと、ついに公式ウェブサイトができました。これから更新していきますので、どうぞ楽しみにしていてください。
cadodeは、4月14日(日)に六本木VaRiT、5月4日(土)に代官山LOOPにて、それぞれライブが控えています。気になる方は、公式ウェブサイトまたはTwitterをチェックしてみてください。
【この記事の放送回をradikoで聴く】
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時-24時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/