J-WAVEで放送中の番組『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』(ナビゲーター:別所哲也)のワンコーナー「ZOJIRUSHI MORNING INSIGHT」。2月27日(木)のオンエアでは、ベトナムで展開する体験学習プログラムに注目しました。
ベトナムは、ASEAN加盟国で経済成長の可能性が高いといわれる国の一つです。そんなベトナムで、日本の学生向けに、リアルなビジネス体験学習プログラムが実施されています。プログラムを展開する「株式会社旅武者」経営企画部の松田宇弘さんと、このプログラムに参加した東京大学農学部の岸本華果さんに話を訊きました。
■ベトナムの可能性
旅武者がこのプログラムを行うようになったきっかけは、ベトナムのホイアンでお土産屋を経営している日本人女性から、店を譲り受けたことにはじまります。そこで、日本人の学生に店のマネージメントやセールスを任せるうちに、ビジネス体験プログラムになっていきました。
別所:ベトナムは、どんなところに可能性を感じますか?
松田:ベトナムの経済成長は日本より高いといわれていて、年齢も比較的若いです。我々もベトナムでお店を経営していて、そこで働く従業員も若いし、皆さん英語も使えます。その中で、ビジネスを展開すること自体、日本人よりも有利なところがあるというところと、どんどん拡大していくのは目に見えているので、経済的にも労働市場としても可能性が高いなと、いつも感じています。
旅武者はベトナムでおよそ10店舗を経営しています。そこに日本の大学生を受け入れて、インターンシップとして新規事業の開発、具体的には新商品のサービス作りや、レストランであれば新商品のフードメニューを考えるといったことを15日間で行います。
事業は、土産物店、レストランのほかに、英語学校、日本語学校、オーダーメイドスーツ販売店などがあります。プログラムには5年間で2518人が参加。全国各地から申し込みがあり、年間で1000人ほどを受け入れる体制を整えています。プログラムに参加した学生は、その後、大学を休学するケースが増えているそうです。
松田:自分がやりたいことが明確になったり、もっとチャレンジしてみたいという気持ちが高まる中で、一度休学してチャレンジしていく学生が多いです。
■ベトナムで知った「ビジネスは結果が全て、ではない」
プログラムに参加した岸本さんは、日本とベトナムのフュージョンレストランで新商品開発を担当。ベトナムコーヒーを使ったコーヒーゼリーを作って販売しました。
別所:ベトナムでビジネスをしてみて、何か発見はありました?
岸本:参加するまでは、ビジネスというとお金にすごくこだわって、「結果が全て」みたいな冷たいイメージがあったんですけど、参加してみて、お客さんが欲しているものをコミュニケーションをとりながら見つけていくことが大事だとわかりました。
別所:人間同士だから、対話がなかったらその先はないんですよね。これからの国際協力はどんなものでしょう?
岸本:今までは途上国をお金や技術で援助するのが一般的だったと思うんですけど、その一方で、児童労働があったり、過酷な労働環境だったりと、先進国向けのものを作るために、向こうの環境を破壊してしまうとか、そういったことがあったと思います。これからは援助も必要だけど、ビジネスの形を環境にいいものだったり、途上国の人の生活にとっていいものにしていくように、システム自体を変えていかなければいけないと、私は思ってます。
別所:いいですね!
気になった方は、旅武者のサイトをチェックしてみてください。
【この記事の放送回をradikoで聴く】
※PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』
放送日時:月・火・水・木曜 6時-9時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/tmr
ベトナムは、ASEAN加盟国で経済成長の可能性が高いといわれる国の一つです。そんなベトナムで、日本の学生向けに、リアルなビジネス体験学習プログラムが実施されています。プログラムを展開する「株式会社旅武者」経営企画部の松田宇弘さんと、このプログラムに参加した東京大学農学部の岸本華果さんに話を訊きました。
■ベトナムの可能性
旅武者がこのプログラムを行うようになったきっかけは、ベトナムのホイアンでお土産屋を経営している日本人女性から、店を譲り受けたことにはじまります。そこで、日本人の学生に店のマネージメントやセールスを任せるうちに、ビジネス体験プログラムになっていきました。
別所:ベトナムは、どんなところに可能性を感じますか?
松田:ベトナムの経済成長は日本より高いといわれていて、年齢も比較的若いです。我々もベトナムでお店を経営していて、そこで働く従業員も若いし、皆さん英語も使えます。その中で、ビジネスを展開すること自体、日本人よりも有利なところがあるというところと、どんどん拡大していくのは目に見えているので、経済的にも労働市場としても可能性が高いなと、いつも感じています。
旅武者はベトナムでおよそ10店舗を経営しています。そこに日本の大学生を受け入れて、インターンシップとして新規事業の開発、具体的には新商品のサービス作りや、レストランであれば新商品のフードメニューを考えるといったことを15日間で行います。
事業は、土産物店、レストランのほかに、英語学校、日本語学校、オーダーメイドスーツ販売店などがあります。プログラムには5年間で2518人が参加。全国各地から申し込みがあり、年間で1000人ほどを受け入れる体制を整えています。プログラムに参加した学生は、その後、大学を休学するケースが増えているそうです。
松田:自分がやりたいことが明確になったり、もっとチャレンジしてみたいという気持ちが高まる中で、一度休学してチャレンジしていく学生が多いです。
■ベトナムで知った「ビジネスは結果が全て、ではない」
プログラムに参加した岸本さんは、日本とベトナムのフュージョンレストランで新商品開発を担当。ベトナムコーヒーを使ったコーヒーゼリーを作って販売しました。
別所:ベトナムでビジネスをしてみて、何か発見はありました?
岸本:参加するまでは、ビジネスというとお金にすごくこだわって、「結果が全て」みたいな冷たいイメージがあったんですけど、参加してみて、お客さんが欲しているものをコミュニケーションをとりながら見つけていくことが大事だとわかりました。
別所:人間同士だから、対話がなかったらその先はないんですよね。これからの国際協力はどんなものでしょう?
岸本:今までは途上国をお金や技術で援助するのが一般的だったと思うんですけど、その一方で、児童労働があったり、過酷な労働環境だったりと、先進国向けのものを作るために、向こうの環境を破壊してしまうとか、そういったことがあったと思います。これからは援助も必要だけど、ビジネスの形を環境にいいものだったり、途上国の人の生活にとっていいものにしていくように、システム自体を変えていかなければいけないと、私は思ってます。
別所:いいですね!
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