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MAROON 5、バンドらしさを追求するために…4thアルバム制作で挑んだスタイルとは

MAROON 5、バンドらしさを追求するために…4thアルバム制作で挑んだスタイルとは

J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:藤田琢己)。2月27日(水)のオンエアでは、Licaxxxとのコンビでお届けしました。

注目の新譜・いま注目すべき名盤・話題の来日アーティストなど、週替わりで1組のアーティストを4日間かけて掘り下げていくコーナー「FEATURE TOPICS」。この週は、2月25日に一夜限りの東京ドーム公演を行ったばかりのMAROON 5を特集しています。

1回目:MAROON 5、若くして挫折を経験…起死回生のヒットを生み出した軌跡を振り返る【特集】
2回目:MAROON 5「謙虚な気持ちになれた」世界的ヒットを飛ばしていたグループにかけた大御所の言葉とは?【特集】

MAROON 5は、アメリカ・ロサンゼルス出身のバンド。現在のメンバーは、アダム・レヴィーン(Vo/Gt)、ジェシー・カーマイケル(Key/Gt)、ジェームス・ヴァレンタイン(Gt)、ミッキー・マデン(Ba)、マット・フリン(Dr)、PJ・モートン(Key)、サム・ファーラー(Key/Gt)の7人です。

特集2日目は、初期メンバーであるライアンの脱退、2nd、3rdアルバムのリリースまでを紹介しました。3日目はその続きから、アルバム『V』リリースまでを振り返ります。


■4thアルバム、ポップバンドとしての音楽

3rdアルバム『Hands All Over』をリリース後、2011年には、ボーカルのアダムが審査員をつとめていたオーディション番組で、クリスティーナ・アギレラと共演。そこで実現した『Moves Like Jagger ft. Christina Aguilera』が、全米チャートで『Makes Me Wonder』以来のナンバー1を獲得しました。

しかし翌年の2012年に、バンドはまたひとつの転機を迎えます。これまでアダムと共に曲作りを担ってきたジェシー・カーマイケルが、音楽的な探求と休養を取るためにバンドを離れることになります。残されたメンバーは、サポートにPJ・モートンを迎え、すでにスタートしていた4thアルバムの制作を続けます。

そしてこれを機に「自分たちだけで曲を書く」という、これまで誇りにもなっていたスタイルを変え、外部のソングライターを多数迎えました。バックストリート・ボーイズをはじめ、多くの大物アーティストをプロデュースしているマックス・マーティン、ワンリパブリックのライアン・テダー、そして後にMAROON 5のメンバーにもなるサム・ファーラー。さらに『Moves Like Jagger ft. Christina Aguilera』でプロデューサーをつとめたベニー・ブランコ。特に、ベニーと共作したアルバムからの1stシングル『Payphone ft. Wiz Khalifa』では、ラッパーのWiz Khalifaを迎え、バンドはさらに音楽性を広げていくことになりました。

そうして完成した4thアルバム『Overexposed』は、ポップという面に大きく舵を取った作品になりました。これまでのサウンドはロックやソウル、ファンクなど多彩なジャンルをルーツとしていてましたが、今回はポップバンドとしてポップミュージックを作るということに恐れを抱かないと決めたそうです。

藤田:サウンド的なジャンルの背骨にあまりしがみつかない。むしろ、そうやっていくのが自分たちっぽいんだ、と。
Licaxxx:自由を選択しているけど縛られてる、みたいな感じですね。
藤田:より「らしさ」を目指した結果がポップミュージックに振り切ることだったと、僕は解釈しています。

続く5thアルバム『V』の制作では、これまでバンドを離れていたジェシーが復帰。サポートだったPJ・モートンも正式にメンバーに迎え入れ、6人体制で行われました。前作に引き続き、外部からマックス・マーティン、ベニー・ブランコ、ライアン・テダーを起用。そして新たにSiaやThe Monsters and the Strangerzが一緒に曲作りをする仲間になりました。

アルバム『V』は、全米チャート1位を獲得。2ndアルバム以来のナンバー1ヒット作となりました。常に変化を恐れず、自分たちのやりたいことを素直に表現し続けてきたMAROON 5。この先もさらに変化していくのですが、この続きは4日目の28日(木)のオンエアをお楽しみに!

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【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時-24時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/

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