J-WAVEで放送中の番組『ACROSS THE SKY』(ナビゲーター:玄理)のワンコーナー「DIANA Shoes NEW LOOK」。2月10日(日)のオンエアでは、世界の若者を熱狂の渦に巻き込んできたストリートブランド・Supremeの軌跡に迫りました。
■Supremeって、どんなブランド?
スケートボード文化やヒップホップに大きな影響を与え、さらには有名ハイブランドとの積極的なコラボを実現。世界のファッションシーンを動かすまでになったSupremeとは、どんなブランドなのでしょうか。ウェブマガジン『ハニカム(honeyee.com)』の元編集長で、クリエイティブディレクターの鈴木哲也さんに訊きました。
鈴木:1994年に創業したニューヨークのブランドです。もともとSTUSSYと関連が深いUNIONというお店があり、そこのディレクションを手がけていたジェームス・ジェビアさんがスタートさせました。
玄理:爆発的に人気を集めたのは最近のような気がします。
鈴木:98年に代官山にお店がオープンした当時から行列ができていました。90年代後半から第一次ブームがあり、少なくとも東京では争奪戦のような雰囲気はありました。90年代後半は裏原宿というムーブメントがあり、A BATHING APEやUNDERCOVERが流行していて、そこに“ニューヨークの裏原宿”という形で、Supremeもストリートファッション好きの間で支持されました。
玄理:一次ブームはありましたが、一般的に広く知られるようになったのが、ハイブランドとのコラボだったんですね。
鈴木:そうですね。ただし、ストリートファッションが下火になった時期が2000年代前半にあり、復活してくるわけです。その時にいわゆるラグジュアリーブランドやハイファッション、メゾンというような人たちがストリートの方法論を取り入れました。
■人気の理由は、デザインとしての完成度の高さ
鈴木さんによると、Supremeの商品の中でも爆発的に売れた商品があるそうです。
鈴木:ロゴ入りのキャップだと思います。帽子は老若男女、ストリート派でもモード派でも、みんなが取り入れやすいアイテムです。そこで火がつきました。
玄理:Supremeのボックスロゴはファンのみならず、みんなが手に入れたいと思う人気のデザインです。その理由とはなんでしょう?
鈴木:グラフィックデザインとしての完成度が高いからだと思います。90年代に多くのスケートブランドが誕生した中で、「Supremeは特別だな」と思わせたのはグラフィックのセンス、さらにグラフィックを使ったプロモーションのセンスです。街にステッカーを貼り、ポスターにルー・リードやマイク・タイソンなど、ちょっとヤバいセレブたちを大胆に起用するというプロモーション戦略のスマートさと、ロゴの格好よさがSupremeの一番の魅力、価値の源泉ではないかと思います。
■Supremeに次ぐブランドは?
最後に、Supremeに次ぐと言われているブランドを訊きました。
鈴木:よく言われているのはPALACE。UKのスケートブランドで、東京にもお店がオープンして盛り上がっています。ほかにもAntiSocialSocialClub。ネット通販だけですが、ロゴをたくさん見かけます。
玄理:そうですね。
鈴木:モード好きやハイファッションが好きな人たちがSupremeを見つけて取り入れるようになったのとは逆に、Supremeのヘッドデザイナーだった人が、OAMCというモード寄りのブランドのデザイナーをやっています。しかも、彼はJil Sanderのディレクターでもあり、ストリートからハイファッションに行っている人もいます。ストリートファッションが好きだった人が、モード、ハイファッションの世界で、自分たちに合う服を見つけていくことがあったら面白いと思っています。
【番組情報】
番組名:『ACROSS THE SKY』
放送日時:日曜 9時-12時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/acrossthesky/
■Supremeって、どんなブランド?
スケートボード文化やヒップホップに大きな影響を与え、さらには有名ハイブランドとの積極的なコラボを実現。世界のファッションシーンを動かすまでになったSupremeとは、どんなブランドなのでしょうか。ウェブマガジン『ハニカム(honeyee.com)』の元編集長で、クリエイティブディレクターの鈴木哲也さんに訊きました。
鈴木:1994年に創業したニューヨークのブランドです。もともとSTUSSYと関連が深いUNIONというお店があり、そこのディレクションを手がけていたジェームス・ジェビアさんがスタートさせました。
玄理:爆発的に人気を集めたのは最近のような気がします。
鈴木:98年に代官山にお店がオープンした当時から行列ができていました。90年代後半から第一次ブームがあり、少なくとも東京では争奪戦のような雰囲気はありました。90年代後半は裏原宿というムーブメントがあり、A BATHING APEやUNDERCOVERが流行していて、そこに“ニューヨークの裏原宿”という形で、Supremeもストリートファッション好きの間で支持されました。
玄理:一次ブームはありましたが、一般的に広く知られるようになったのが、ハイブランドとのコラボだったんですね。
鈴木:そうですね。ただし、ストリートファッションが下火になった時期が2000年代前半にあり、復活してくるわけです。その時にいわゆるラグジュアリーブランドやハイファッション、メゾンというような人たちがストリートの方法論を取り入れました。
■人気の理由は、デザインとしての完成度の高さ
鈴木さんによると、Supremeの商品の中でも爆発的に売れた商品があるそうです。
鈴木:ロゴ入りのキャップだと思います。帽子は老若男女、ストリート派でもモード派でも、みんなが取り入れやすいアイテムです。そこで火がつきました。
玄理:Supremeのボックスロゴはファンのみならず、みんなが手に入れたいと思う人気のデザインです。その理由とはなんでしょう?
鈴木:グラフィックデザインとしての完成度が高いからだと思います。90年代に多くのスケートブランドが誕生した中で、「Supremeは特別だな」と思わせたのはグラフィックのセンス、さらにグラフィックを使ったプロモーションのセンスです。街にステッカーを貼り、ポスターにルー・リードやマイク・タイソンなど、ちょっとヤバいセレブたちを大胆に起用するというプロモーション戦略のスマートさと、ロゴの格好よさがSupremeの一番の魅力、価値の源泉ではないかと思います。
■Supremeに次ぐブランドは?
最後に、Supremeに次ぐと言われているブランドを訊きました。
鈴木:よく言われているのはPALACE。UKのスケートブランドで、東京にもお店がオープンして盛り上がっています。ほかにもAntiSocialSocialClub。ネット通販だけですが、ロゴをたくさん見かけます。
玄理:そうですね。
鈴木:モード好きやハイファッションが好きな人たちがSupremeを見つけて取り入れるようになったのとは逆に、Supremeのヘッドデザイナーだった人が、OAMCというモード寄りのブランドのデザイナーをやっています。しかも、彼はJil Sanderのディレクターでもあり、ストリートからハイファッションに行っている人もいます。ストリートファッションが好きだった人が、モード、ハイファッションの世界で、自分たちに合う服を見つけていくことがあったら面白いと思っています。
【番組情報】
番組名:『ACROSS THE SKY』
放送日時:日曜 9時-12時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/acrossthesky/
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