Coldplay、ドキュメンタリー映画で見せた裏側とは? バンド結成前の貴重な映像も…

J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:藤田琢己)。11月15日(木)のオンエアは、いきものがかりの水野良樹とのコンビでお届けしました。

注目の新譜・いま注目すべき名盤・話題の来日アーティストなど、週替わりで1組のアーティストを4日間かけて掘り下げていくコーナー「FEATURE TOPICS」。この週は、デビュー20周年を迎えるColdplayを特集しています。

1日目:世界的バンド「Coldplay」の始まりとは? 現在と初期とのギャップに驚き
2日目:Coldplay、大ヒットしたアルバムが批判され…クリス・マーティンはどう受け止めた?
3日目:Coldplay、世界的ヒット・アルバム『美しき生命』のプロデューサーから受け取った手紙の内容は?


■バンド結成前の映像も…

Coldplayは、日本で2017年4月に東京ドームでライブツアー「A Head Full Of Dreams TOUR」を行い、およそ4万5000人を動員しました。世界中をまわり、最終的な興行収入は日本円でおよそ580億円。世界中で550万人を超えるファンを動員し、U2、The Rolling Stonesに次いで、史上3番目の記録となりました。「パワーに満ち溢れていて非常にカラフルで、“エンターテイメントの塊”のようなライブは彼らの魅力のひとつ」と藤田は言います。

2018年11月14日(水)には、ドキュメンタリー映画『コールドプレイ:ア・ヘッド・フル・オブ・ドリームズ』が、一夜限りで世界公開されました。今回の映画は、ツアーに至るまでのアルバム制作の裏側を軸としながら、彼らが音楽にかける思いや、世界一のバンドになるまでの20年間の軌跡が描かれています。さらに、バンド結成前の映像もあるとのこと。

映画を作ったのは、Oasisのドキュメンタリー映画『オアシス:スーパーソニック』も手がけたマット・ホワイトクロス監督。Coldplayは、ロンドン大学の学生により結成されたバンドで、マットとは大学時代からの友人です。この頃から、お互いに光るものがあったからこそ、当時から映像を残していたのかもしれません。


■「手作りの精神は今でも変わらず続いている」

世界的なバンドになったものの「手作りの精神は今でも変わらず続いている」と彼らは言います。アルバム『A Head Full of Dreams』には、メンバーの家族、友人、パートナー、クリス・マーティンの元妻であるグウィネス・パルトロウまで、さまざまな人がコーラスや合唱で参加。そして、バンド結成から今まで、同じメンバー、同じチームで作り続けています。スタッフとメンバーの仲がよく、チーム一丸となってキャリアを築いてきました。

ドキュメンタリーを作るにあたり「僕らには、メンバーの不仲とか、そういうドラマチックな展開がないから、面白いものにならないんじゃないか」という話も出たそうです。しかし、アルバム制作時のメンバー同士のぶつかり合いや、世間から批判を受けて傷ついたクリスの姿、さらにはグウィネスと離婚したときのクリスの精神状態など、バンドが見せてこなかった裏側も隠すことなくさらけ出しています。


■同じタイミングでみんながひとつに

「A Head Full of Dreams」には、「頭の中を夢でいっぱいにしよう」という意味があります。「クリスはいつも人を楽しませようとする夢のある人」と藤田。すぐ近くにいる人に対しても、彼らの音楽を好きでいてくれるファンの人に対しても、同じ熱量や思いで取り組んでいると解説します。

映画を一夜限りの公開にした意図は、「同じタイミングで、みんなでひとつになる」、「離れていても同じ日の同じ時間帯に映画館で観ている」という共有感もあったのではないでしょうか。

12月7日(金)には、ライブ音源を詰め込んだ2枚のアルバムと、ライブ映像とドキュメンタリー映画を収録した2枚のDVDがリリースされます。さらにAmazonプライム・ビデオでは、11月16日(金)からドキュメンタリー映画が配信予定です。ぜひチェックしてみてください。

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【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時ー24時
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/

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