J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』（ナビゲーター：藤田琢己）。11月14日（水）のオンエアでは、Licaxxxとのコンビでお届けしました。
注目の新譜・いま注目すべき名盤・話題の来日アーティストなど、週替わりで1組のアーティストを4日間かけて掘り下げていくコーナー「FEATURE TOPICS」。この週は、デビュー20周年を迎えるColdplayを特集しています。
■『美しき生命』世界的ヒット後も、さらに次の作品へ
イギリス・ロンドンで結成。クリス・マーティン、ジョニー・バックランド、ガイ・ベリーマン、ウィル・チャンピオンの4人からなる世界的バンドColdplay。2日目のオンエアでは3rdアルバム『X&Y』から日本でも大ヒットとなった4thアルバム『Viva la Vida or Death and All His Friends』（邦題：美しき生命）のリリースまでを振り返りました。
次々とヒットアルバムをリリースし、『Viva la Vida or Death and All His Friends』が世界36カ国で1位、全世界で1000万枚を超えるヒットを記録。メンバーもこのことに満足していましたが、本作のプロデューサーであるブライアン・イーノからある手紙が届きます。その内容は以下のようなものでした。
「Coldplayのみんなへ。僕は今回みんなと本当にいいアルバムを作ることができました。でも、もっともっといいものを作ることができたとも思っています。できればすぐにでも一緒に作業に入るべきだと思います」
新境地に立ち、十分すぎる結果も出した彼らでしたが、ブライアンの後押しもあり、留まることなく新たな作品に取り掛かります。そして2011年にリリースした5thアルバムが『Mylo Xyloto』です。今作も「これまでと違うものを作ろう」というコンセプトのもと、当初はアコースティックで静かなアルバムを目指しスタートしていましたが、作っているうちに「ライブを意識した壮大な、さまざまな曲を入れよう」と決めます。
Coldplayが新たに取り入れたものはサウンドだけではありません。今では日本のライブでもスタンダードになった、腕にLEDバンドをはめてコンピューター制御で一気に光ったり他の色に変わる「ザイロバンド」を、Coldplayがこのアルバムのツアーではじめて採用しました。
当時彼らは「僕たちは自分たちのために作品を作っているわけでもないし、数100万枚売るために作っているわけでもない。評論家に応えるために作っているわけでもないんだ。でも買う人が店に入ってレコードを買ったとき、チケットやおいしいサンドイッチでもいいんだけど『いいね』となるように作っているんだ」と純粋な音楽作りへの動機を明かしています。
■壮大な作風から一転、内省的な内容へ…その理由は？
アルバム『Mylo Xyloto』は、ひとつの映画のようなストーリーのある作品です。全体主義社会に生きる人々と、その支配者との音と色をめぐる戦争や、政府軍「Mylo」と反対派住民の「Xyloto」との恋などが描かれるコンセプチュアルな作品で、世間の目や評価を気にせずにColdplayが開放された作品になりました。そして次の作品は、さらに意外な内容となります。
2014年に発表された6thアルバム『Ghost Stories』（ゴースト・ストーリーズ）は、内省的な作品になりました。この頃、フロントマンのクリス・マーティンは、妻で女優のグウィネス・パルトロウと離婚。このアルバムは元妻への失恋の気持ちを歌った作品といわれており、非常にパーソナルな内容ながら、多くの人が共感し寄り添うような作品となっています。
3日目はここまで。最終章となる4日目の11月15日のオンエアでは、最新作となる2015年のアルバム『A Head Full of Dreams』（ア・ヘッド・フル・オブ・ドリームズ）から現在まで、そして11月14日に1日限りの世界同時劇場公開された、バンドの20年の歩みを辿ったドキュメンタリー映画『コールドプレイ：ア・ヘッド・フル・オブ・ドリームズ』の気になる中身についても紹介します。ぜひお聴き逃しなく！
【この記事の放送回をradikoで聴く】
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【番組情報】
番組名：『SONAR MUSIC』
放送日時：月・火・水・木曜 21時－24時
オフィシャルサイト：https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/
注目の新譜・いま注目すべき名盤・話題の来日アーティストなど、週替わりで1組のアーティストを4日間かけて掘り下げていくコーナー「FEATURE TOPICS」。この週は、デビュー20周年を迎えるColdplayを特集しています。
■『美しき生命』世界的ヒット後も、さらに次の作品へ
イギリス・ロンドンで結成。クリス・マーティン、ジョニー・バックランド、ガイ・ベリーマン、ウィル・チャンピオンの4人からなる世界的バンドColdplay。2日目のオンエアでは3rdアルバム『X&Y』から日本でも大ヒットとなった4thアルバム『Viva la Vida or Death and All His Friends』（邦題：美しき生命）のリリースまでを振り返りました。
次々とヒットアルバムをリリースし、『Viva la Vida or Death and All His Friends』が世界36カ国で1位、全世界で1000万枚を超えるヒットを記録。メンバーもこのことに満足していましたが、本作のプロデューサーであるブライアン・イーノからある手紙が届きます。その内容は以下のようなものでした。
「Coldplayのみんなへ。僕は今回みんなと本当にいいアルバムを作ることができました。でも、もっともっといいものを作ることができたとも思っています。できればすぐにでも一緒に作業に入るべきだと思います」
新境地に立ち、十分すぎる結果も出した彼らでしたが、ブライアンの後押しもあり、留まることなく新たな作品に取り掛かります。そして2011年にリリースした5thアルバムが『Mylo Xyloto』です。今作も「これまでと違うものを作ろう」というコンセプトのもと、当初はアコースティックで静かなアルバムを目指しスタートしていましたが、作っているうちに「ライブを意識した壮大な、さまざまな曲を入れよう」と決めます。
Coldplayが新たに取り入れたものはサウンドだけではありません。今では日本のライブでもスタンダードになった、腕にLEDバンドをはめてコンピューター制御で一気に光ったり他の色に変わる「ザイロバンド」を、Coldplayがこのアルバムのツアーではじめて採用しました。
当時彼らは「僕たちは自分たちのために作品を作っているわけでもないし、数100万枚売るために作っているわけでもない。評論家に応えるために作っているわけでもないんだ。でも買う人が店に入ってレコードを買ったとき、チケットやおいしいサンドイッチでもいいんだけど『いいね』となるように作っているんだ」と純粋な音楽作りへの動機を明かしています。
■壮大な作風から一転、内省的な内容へ…その理由は？
アルバム『Mylo Xyloto』は、ひとつの映画のようなストーリーのある作品です。全体主義社会に生きる人々と、その支配者との音と色をめぐる戦争や、政府軍「Mylo」と反対派住民の「Xyloto」との恋などが描かれるコンセプチュアルな作品で、世間の目や評価を気にせずにColdplayが開放された作品になりました。そして次の作品は、さらに意外な内容となります。
2014年に発表された6thアルバム『Ghost Stories』（ゴースト・ストーリーズ）は、内省的な作品になりました。この頃、フロントマンのクリス・マーティンは、妻で女優のグウィネス・パルトロウと離婚。このアルバムは元妻への失恋の気持ちを歌った作品といわれており、非常にパーソナルな内容ながら、多くの人が共感し寄り添うような作品となっています。
3日目はここまで。最終章となる4日目の11月15日のオンエアでは、最新作となる2015年のアルバム『A Head Full of Dreams』（ア・ヘッド・フル・オブ・ドリームズ）から現在まで、そして11月14日に1日限りの世界同時劇場公開された、バンドの20年の歩みを辿ったドキュメンタリー映画『コールドプレイ：ア・ヘッド・フル・オブ・ドリームズ』の気になる中身についても紹介します。ぜひお聴き逃しなく！
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番組名：『SONAR MUSIC』
放送日時：月・火・水・木曜 21時－24時
オフィシャルサイト：https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/
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